アメリカ大統領と日本の首相の違い

どうも、りかちゅうです!皆さん日本とアメリカの政治体制って決定的に違う所ってありますよね?誰が見ても分かるくらいに。それは日本政府とリーダーを務めるのは首相でアメリカ政府のリーダーを務めるのが大統領であることです。おそらく、政治に詳しい人からすると首相と大統領の違いについては分かるかと思われます。ですが、習ったことはあるけど忘れてしまった人やまだわからないというか方もいるかと思われます。私自身もたまに分からなくなることはあるんですけどね。ということで、この記事では日本の首相とアメリカの大統領の違いについて話したいと思います!

大統領と首相の定義

大統領と首相の違いということを理解するためにもそれぞれの定義を知ることから大事かと思うのでまずは大統領と首相の概要について話したいと思います!

大統領

大統領とは、元首が国民の中から一定の期間選ばれる仕組みでもある共和制国家における元首です。元首とは国を代表する者で大統領こそが元首として活動をします。ただしもし大統領がいなかった場合は国王が元首になるります。後ほど詳しく話しますが大統領は国民の選ぶ直接選挙です。

首相

一方、首相は元首ではなく行政府のトップです。では日本の元首とは誰なのか?それは国王でもある天皇です。ただ、日本は憲法で天皇が政治の実権を持ってはいけないことになっているので首相が政治の実権を握っています。また、選び方もアメリカと違くて間接選挙です。この話は直接選挙同様後ほど話します。

日本の首相とアメリカ大統領の違い

以上が大統領と首相の定義です。これを見ても違いという違いは分かるかと思われます。ですが、これだけでは具体的な違いというのは分からないかと思われます。ですので、日本の首相とアメリカ大統領の違いについて話したいと思います!

1.選び方

アメリカ大統領の選び方は先ほども述べたように直接選挙です。直接選挙とは有権者でもある国民が直接議員や大統領を選ぶことです。一方で日本の首相は間接選挙で選ばれます。間接選挙とは有権者である国民はまず国会議員を選びます。それで、国会議員として当選された人の中で首相を決めるという仕組みです。ですので、首相は国民が決めることはできません。

それもあって日本の場合、日本では国会多数の議席を占めている与党の党首が首相になることが多いです。一方、アメリカはそういうわけでもないです。むしろ、民主党の党首が大統領になっても議席数では共和党ということもあり得ます。

2.政治体制

政治体制も違ってきます。日本の場合は議院内閣制です。議院内閣制とは行政権を握っている内閣を議会の信任によって確率させる制度です。それ故に選挙法も間接選挙法です。

特徴としては議会は内閣に対して不信任決議を可決させて首相を辞めさせることができ、内閣は議会を解散させる権利を持っていることですね。ただ、国会議員によって内閣が作られていると国会と内閣が分立していないとも見られてしまいます。

一方、アメリカは大統領制です。大統領制とは当たり前ですが大統領を元首とする政治体制です。特徴的としては大統領は立法を担当する議会とは異なる形で選んでいます。要は国会議員から大統領を選出させないことで立法と行政が厳しく分離されています。また、議会が大統領を解任できない点も議院内閣制とは違う点ではあります。4年おきに米大統領選が行われているのを見れば分かりますが大統領には任期が定められいます。その任期に関してはよほどのことがない限り大統領を解任することはできません。

3.作られた歴史の違い

首相の原点はイギリスです。一方、大統領の原点はアメリカです。

イギリスは君主の下で政治をを担う存在として首相という職ありました。ですが、アメリカは国王に代わりとして元首でもある大統領職が設けられました。それもあって国王と首相の両方がいる体制は見られるものの国王と大統領が存在する体制は基本的にはないです。全くないはなくてもレアですね。

4.拒否権があるのか

もし、日本で首相と国会が対立した場合、国会側が内閣に対して不信任決議を出して辞めさせるように促すことができます。一方、首相は国会を解散させることもできます。その際に国民に選挙させることで意見を聞くことになるんですけどね。

ですが、アメリカの場合はそういうわけではありません。アメリカ大統領は議会の法案を拒否することができます。いわゆる拒否権ですね。ただ、上下両院が三分の二の票数で法案を再可決すれば法案は成立してしまいます。拒否権は絶対ではないということですね。さらに、国会は大統領を弾劾して辞めさせられることはできても大統領は議会を解散することはできません。

5.閣僚の形成方法

組織編成に関しても首相と大統領では違いがあります。首相の下での閣僚は、半分が国会議員である。それ故に議会に出席するだけではなく法案提出権を持っています。また、閣僚は首相と連帯責任を負わないといけません。ですが、閣僚と連帯責任という関係はなくあくまで助言者という立場です。

まとめ

私的に日本の首相とアメリカの大統領の1番違いは選び方ですね。日本の場合は衆議院議員の選挙で当選した誰かが閣僚やら首相になります。一方、アメリカの場合は国民達が大統領を選びます。なぜ、そこが1番の違いかと思うのかと言いますと国民が選べるかが絡んでくるからです。確かに、日本は国会議員でしたら国民で選ぶことはできますよ?ですが、肝心たるリーダーを選ぶことはできません。ですが、アメリカの大統領選の場合は国民が選ぶことができます。

このような違いから日本国民とアメリカ国民には意識の差が生まれてくるのかと思っています。日本の場合結局は国会議員内で決めてしまうので国民が政治に関心が薄くなる可能性があります。選挙の投票率を見ても分かりますよね?ですが、アメリカの場合ですと国民が選べることができるので当事者意識を持って人を選ぶかと思われます。人から聞いた話ではアメリカでは喫茶店で政治の話やお金の話をするみたいなことは聞きました。

このようなことを踏まえても国のリーダーの選び方が変わるだけで人の関心ごとって左右されるものだと思っています。だからって、政治に無関心であるのは良くないです。特にリーダーは誰かは重要です。ですので、日々日々政治には興味を持っていきましょう!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう