なぜドラゴン桜の桜木は東大に行けと言うのか?

どうも、りかちゅうです!ドラゴン桜、ドラゴン桜2はご存知ですよね。そりゃ、ドラマや漫画の反響すごいですからね。それで、少し疑問に思うことはありませんか?何に対しての疑問だよって?それはなぜ、あのドラマや漫画では東大に行けと言っているのかです。一見学歴が全てかよみたいなイメージを持ってしまう人もいるかと思われます。学歴だけが人生じゃないよと。私も初めてドラゴン桜を見たのが子供の時だったのでそういう風に捉えてしまいました。ただ、実際は違います。むしろ、深い理由があるから東大なんです。ということでこの記事ではなぜドラゴン桜では東大に目指せと言っているのかについて話したいと思います!

ドラゴン桜とはどんな作品?

まず、おさらいを兼ねてドラゴン桜とはどんな作品かについて話しますね!ドラゴン桜とは三田紀房さん(以下三田さん)が書いた少年マンガです。内容としては皆さん分かるかと思いますが受験漫画です。ただ、受験漫画だけが醍醐味でもないです。世のあり方も三田さんは教えています。そこら辺は何を言いたいかが分かれば察せるはずです。

第一弾はモーニングで掲載していました。ちなみに期間は2003年から2007年までです。また、反響が良かったことからドラゴン桜2も連載されました。ちなみに期間は2018年1月25日 から2021年3月18日までです。

※ドラマ化に関しては第一弾が2005年、第二弾が2021年です。

なぜバカとブスは東大に行けなのか?

ドラゴン桜でこの謳い文句がありますよね?「バカとブスは東大に行け!」一見なんという発言なんだと思うかもしれません。言い方が悪いところもあって。ただ、これにはちゃんとした意味があります。ですので、今からその意味について話しますね!

1.日本のルールを作っている人が多いから

ドラゴン桜の冒頭では、ルールを作るのは上の人間。でもそのルールは都合の良いように作られているやら、奴隷のままで死んでいくみたいな発言があります。これは正しいです。日本は上の人間がのうのうと生きるために作られているだけです。それで、そのルールを作っているのは主に政府や官僚です。これで分かりますよね?官僚大学は東大です。となると、ルールを作る側になるための手段とも言えるかと思われます。ただ、桜木先生は東大に行くことが正義とも言ってはいないです。

2.目指すなら頂点を

高学歴の大学なんてどこにだってあるじゃないと思うことでしょう。早稲田、慶應、上智、一橋、京大などなど。高学歴というならそういう大学でいいなるはずです。ただ、それはある意味生半可です。なぜなら、1番ではないからです。確かにそこは否めない事実ですよね。1番目指しているわけではないと。だから、目指すなら東大行けと言っているのかと思われます。

3.勝手に壁を作るな

桜木先生は東大生が嫌いなんて言ってるんですよ?東大目指せとか言いながらね。それは東大であることにマウント取ってるいるからだと。でも、そのマウントがあるのは東大なんていけないみたいな壁を作っている人が多いからと言っていました。これってある意味自分はできないと初めから諦め切っているという行為だと思うんですよ。ただ、これって何もやってないのと同然ですよね?やってからどうこう言うならばまだしも何もやってないのはチャレンジ精神も何もないです。それ故に桜木先生は壁を作るなと言っているのかと思われます。

4.勉強をしろ

ただ単純に勉強しろです。日本で生きるならばルールを作る側になるのもありです。ですが、みんながみんなしてなれるとは限らないです。そんな時にルールに踊らされないようにするには勉強をするしかないです。勉強して知恵を身につけて理不尽なルールに勝つ。それができなかったら終わりだと言っているのかと思われます。本来の勉強とはそういうことを言っています。

東大は簡単に入れるの?

ドラマ内で阿部ちゃんこと桜木先生が「東大なんて簡単に入れる」みたいな発言あるかと思われます。そんなことあるのかよって?確かにそう思いますよね。壁を作るなと思っても使ってしまう気持ちは分かります。ただ、早稲田大学を受験したことある私からしたら考え方によっては簡単に入れるかと思われます。どういうことかと言いますと東大の問題は癖がないです。国立なのである程度ルールがあります。ですが、私立の早稲田はそうは行きません。答えがないなんて問題あります。難癖なんてつけまくります。要は東大はストレートな難しさであるのできちんと勉強してコツを掴めば通るということです。

井野ちゃんと桜木先生の対比

ちょっとした番外編です。第一弾のドラマでは長谷きょんこと井野ちゃんと桜木先生が特進クラスを見ているかと思われます。その際に何かと2人は意見が違うシーンがあるかと思われます(見ている人なら分かります)。特に指導方法とかで対立しているかと思われます。この姿って対比なのかなと思います。どういう対比かと言いますと井野ちゃんは従来の先生で生徒を指導する上で間違っているやり方、一方桜木先生は従来のやり方ではなくても生徒を育てる上で正しいやり方なのかなとということです(別に井野ちゃんは悪い人じゃないよ)。

井野ちゃんは優しいポジションでもあり、お人好し。また英語の教え方も通常のやり方です。一方、桜木先生は型破りで時には辛辣、だけどその中に優しさがあるやり方です。これを見ても井野ちゃんみたいな人の方が多いなと思うことでしょう。ただ、それでは子供は育てたないんだよと桜木先生は訴えているのかかなと思われます。要は多数派のやり方が正しいとは限らないというのを物語っているということです。まあ、そんな井野ちゃんも桜木先生が去った後は特進クラスの先生になるんですけどね。きっと桜木先生は素質はあると認めてたんでしょうね(あの方は見込みのある人にしか教えないので)。

ドラゴン桜の本質

ドラゴン桜の本質って東大が全てでもなく学歴が全てでもないです。その根拠となるのはこの発言です。

入学試験の問題にはな、正解は常に一つしかない。
その一つにたどり着けなかったら不合格。これは厳しいもんだ。
だがな、人生は違う。人生には、正解はいくつもある。
大学に進学するのも正解。行かないのも正解だ。
スポーツに夢中になるのも、音楽に夢中になるのも、
友達ととことん遊び尽くすのも、
そして、誰かのためにあえて遠回りするのも。
これは全て正解だ。
だからよ、お前ら生きることに臆病になるな!

これは第一弾の最終回で言っていた発言です、これが明らかですね。本質としては自分を持って生きろということが分かるかと思われます。じゃあなんで東大目指せと言ったのか?それはやはり上記の理由にたどり着くのかなと思われます。勉強しないと色々だまされる。そして、勉強するならトップレベルまで目指せ。生半可な気持ちでやるなという意味が込められているのかと思われます。

まとめ

先ほども述べたように私は初めのうちはなんで東大なんだよと思っていました。ですが、大人になってドラゴン桜を見直したらなんで東大目指せと言っているのかというのはわかりました。やはり、だまされないようにするには勉強しないといけない。壁作らずにガムシャラ頑張らないといけない。三田さんはこのようなことを伝えたくてドラゴン桜を書いたのかと思われます。そう考えるとなかなか奥深い作品ですね。ですので、ただの受験ストーリーではなく奥深いところも味わって欲しいと思っています。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう