法律ができるまでの仕組みとは?

どうも、りかちゅうです!皆さん法律という存在はご存知ですよね?労働基準法、道路交通法、不貞法など他にも具体例はありますが日本には沢山の法律があります(他の国でも同じことが言えますが)。ではその法律というものはどのように作られていているのか。もし法律の内容を変えるときにどのように変えればいいかまではご存知ですか?知っている人もいれば知らない人もいるでしょう。ということでこの記事では法律ができるまでの仕組みと改正するにはどうするかについて話したいと思います!

法律とは何か?

まず法律とは何かから話したいと思います。カテゴリーとしてはルールや決まりごとではあります。ただこれだけでは説明不足です。では法律の正式な定義とはどういうものなのか?それは社会の秩序を守るためのルールであることです。もし法律というものがなかったら日本社会が乱れに乱れて国家は成り立つことなんて出来ません。

なぜなら人間というものはルールがなかったら自分の好き勝手にやらざる得ない感じだからです。大げさに伝えたいために不謹慎な具体例になりますが、誰かに恨みがあって殺したいとなったとしましょう。まあ、本来なら理性で止められないようにしないといけませんがその状態を超越して実行しちゃったとしましょう。もし法律がなかったら人を殺しても何も問題視されません。それでは秩序がなくなりますよね?それを阻止するためにも殺人罪という刑法が定められています。

要するに社会的秩序を守るためにルールを制定しそのルールを破ったらペナルティを課すために法律というものがあります。ちなみにそのルールを作るのは誰かというと国会という名の国家権力です。それで作った法律を交差するのが内閣です。

憲法の内容に矛盾してはならぬ

法律には絶対的な条件があります。それは憲法の内容に矛盾してはいけないということです!日本でいうならば戦後に作られた日本国憲法ですね。なぜそのように言えるかというと憲法の「憲」にはこのような意味があります。

基本の法則。おきて。

特に国の根本の法律。

このように「憲」という漢字には基本の法則や根本の法律という意味があることから法律の内容が憲法の内容も矛盾してはいけないことになります。また、これは日々のルールやおきてで守るべき順位として1番が憲法で2番目が法律と言っていることにもなります。

法律はどのように作られるか?

法律とはどのようなものかは分かったと思うので本題でもある法律とは何かについて話したいと思います!まず法律の作り方としては2つあります。

1.議員提出法案(議員立法)

国会議員が作りたいと思った法律ですね。もし国会議員の人たちが法律を作ろうとなったら法制局の人達と相談して法律を作るための計画を立てます。法制局とは国会議員の法律に関する活動を支援する機関です。衆議院、参事院のどちらにもいます。それで、法制局の人達と企画をし終わったら法制局の職員が法案を作成します。そして、法案が仕上がったら衆議院か参議院の議長にその法案を提出します。その際に提出するのは1人ではできません。衆議院なら議員50人以上、参議院なら議員20名以上の署名がないと提出はできません。

そして、提出後は審査がスタートします。審査方法としてはまず対応する委員会にて審議し、その後本会議で審議します。その審査が衆議院と参議院両方通れば公布からの施行されます。ちなみに公布をするのは天皇です。

2.内閣提出法案

法律は国会議員だけでなく内閣も作ることができます。その法律が内閣提出法案です。ただ三権分立で国会が唯一の立法機関となっているので、正確には内閣が法案を作り採用するかどうかは国会が決める感じです。法律を作るきっかけは首相や国務大臣が言い出すこともあれば各々の省庁の官僚が提案することもあります。

作り方は国会議員の場合は、法制局が法案を作りましたが内閣提出法案の場合は違います。各々の省庁の官僚が法案を作成し、チェックします。チェックをし終えたら内閣法制局にて法制局参事官にチェックしてもらい、同意されたら閣議にて各々の大臣からサインをもらいます。そして、その後は国会の委員会→本会議の順で審査が通ったら公布と施行されます。

公布から施行までの流れ

先ほども述べたように審査が通ったら公布と施行をします。工夫とは公に伝えることです。目的としては成立した法律を一般の人達に知らせることです。要は国民の知ることのできる状態にさせるということなんですけどね。公布の期限としましては法律が成立してから議院の議長から内閣を経由して奏上された日から30日以内です。

それで、法律を公布するだけではいけません。効力が一般的、現実的に使われないと意味がないです。そのためにも法律は施行させないといけません。ちなみに施行の日は満20日後だそうです。ただ、法律の文章内に施行日が決められていたら施行時期は左右されます。いくら、審査が通ったからってすぐには公布もされないですし施行もされないのが現実ですね。即日に施行ってなる方がびびるちゃびびりますが思ったよりも遅いとは思いましたね←

まとめ

私自身、法律の勉強というものはそこまでしたことはないですね。法学部でもありませんから。強いて言うなら政治・経済の授業で軽く習っただけです。要は今ある法律がどう制定されているかには疎かったということですね。

ただ、その中で色々調べてて思ったこととするならば国民が中心に決められるのではなく、国会議員や内閣という人達が法律というものを決めているということから選挙の重要性は感じましたね。もし、いい加減に選んでしまってとんでもない法律ができてしまったら。悪い方向に法律が改正されてしまったらそれはそれで大変ですよね?今現在大騒動にはなっていますが。そうならないためにも選挙の意義というのは考えた方がいいと思いました。また、もし政府側があかん人だったら必死で引きずり下ろす努力は必要だと思います。大変なことですが自分たちの生活にかかっていることは理解してください。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう