飲食店の経営が難しい理由?廃業と存続

どうも、りかちゅうです!飲食店って存続するの難しくないですか?はっ?そんなこと言われても別に飲食店経営したことないから実感湧かないんだけど。そんな話つまらないからやめてくれないって?そうですよね。飲食店経営したことがないとそんな話興味ないですよね。ですが、この話は分かって欲しいんです。なぜなら、日本にはたくさんの飲食店があら故に日本を盛り上げているのにもかかわらず運営している側は大変だからです。要は運営側の気持ちも知ろうということですね。ですので、この記事では飲食店を経営するのが難しい理由について話したいと思います!

飲食店の存続率

飲食店の経営は難しいとは言えどもどれだけ難しいのかが具体的に分かりたいと思いますよね?ですので、まずは飲食店の存続率について話したいと思います!こちらの統計を見てください!

こちらは2014年~2016年に居抜き情報.COMの問合せの中から店舗の営業年数別に割合を取得したものです。ちなみに店舗数は3046店舗です。この統計を見ても分かるように約60%ものの飲食店が2年以内に倒産しています。そして、さらに、5年以内に倒産している飲食店は時期にもよりますが約70%から80%です。となると存続率は20%ですね。このような統計を5年保てるか保てないかくらいのレベルであると言っても過言ではありません。

※この数字はざっくりでいいので覚えておいてください。

※統計はこちらの記事を参考にしました。

http://www.synchro-food.co.jp/news/press/1949

企業存続率と比較してみたらどうなのか?

先ほど飲食店の存続率の数字を覚えておいてくださいと言いましたよね?それには理由があります。どんな理由?それは全業界を平均した企業存続率と飲食店の企業存続率を比較して欲しいからです。そうでないと相対的な観点で飲食店の廃業率を知ることはできないですしね。では、全業界を平均した企業存続率はどれくらいか?結論としては、1年後は75%くらいの会社が存続していまして、5年後には40%の会社が存続しています(統計先によって数値がズレることはあります)。

これを見ても飲食店の存続率は低いですよね。だって5年後には約20%しか残っていないんですから。そう考えると企業存続率を低めている要因は飲食店であることは間違いなしですね。

※参考までに企業存続率の詳細についてはこちらの記事に書かれています。

苦しい現実:企業存続率は低いものです

飲食店の経営をするのが難しい理由

このような統計を見ても飲食店の存続は大変であることが明らかかと思われます。これは飲食店を経営している人ほど肌で感じている話です。ただ、飲食店を経営したことがない人ない人からしたらなんでなのとなっているかと思われます。ですので、今から飲食店を経営することが大変な理由について話したいと思います!

1.マーケティングなど経営戦略がないため

どんな業界であれ、経営戦略というものを学ばないと事業を存続することは困難です。ですが、言い方は悪くなってしまいますが飲食店のオーナーさんは比較的に経営戦略が乏しい人が多いのは事実です。どういうことかと言いますと自分は美味しい料理が作れるから飲食店を立ち上げればきっとお客さんが来るみたいな考えがどこかにある感じです。

そのようになってしまう理由は飲食店を立ち上げるのは必要なものさえ有れば立ち上げられやすいからです。あとは調理のことばかりで経営戦略を学びにくいのも理由の一つかもしれません。要は、たとえ調理のスキルはあってもマーケティングなどの経営戦略を学ばないと集客方法や店の運営方法が分かってないと最終的には廃業となってしまうのが現実ということですね。

※人から聞いた話ですが共感したので載せました。

2.競合が多い

日本って飲食店多いイメージありませんか?観光地に行けば飲食店だらけ。TVでもグルメ特集だらけ。まさに、よりどりみどりで迷っちゃう〜って感じですね。それもあって遊ぶとなっても基本的にはグルメを楽しむことがメインになってるかと思われます。実際に私のお母さんはも日本は飲食店が多過ぎる。カナダなんてそんなになかったよと言っています(お母さんは帰国子女です)。このようなことを踏まえても飲食店を開業したからと言っても一人勝ちはできないですよね?むしろ、ライバルに勝たないといけない状況です。

3.初期費用が高い

飲食店の初期費用は高いですね。内訳としては家賃代、光熱費、食器代、食事代その他もろもろですね。少なくとも1000万くらいはかかると思っていた方がいいです。インターネット関係の起業ならばパソコン代、Wi-Fi代程度で大したコストがかからないことを踏まえると飲食店は相当の額がかかりますよね。参考までに飲食店を開業するのにどれだけかかるかの詳細はこちらに書かれています!

飲食店を開業するための必要な資金?

4.利益率が低いのに維持費が高い

飲食店を開業する初期費用は高いのはもちろんのことなんですが実は毎月かかる維持費も高いんですよね。例えば人件費や、料理の材料を仕入れ代、材料費などですね。しかも厄介なのがどんなに売上がなくても必ずしもかかるお金でもあります。

それはどの業界もそうじゃんって?それはそうですよね。ただ、問題なのは利益率です。不動産や車など額が高いものに関しては利益率は高く見込めることができます。ですが、飲食店は利益率は低いです。考えてみてください。飲食代で1人100万出すなんてことないですよね?むしろ、ランチ代なら1000円、飲み代3000円くらいなはずです。高級店に行っても1食100万以上はありえないです(ホストやキャバクラでない限り)。このようなことを考えると客単価はどの業界よりも低いのに出費が高いことが明らかですね。

なんとか継続するにはどうすればいいか?

他にも要因は色々あるかと思われますが上記の内容に関しては王道と言っても過言ではありません。ではなんとか継続するにはどうしたらいいのか?まずは経営戦略等々は学ぶべきですね。料理ができる=集客力がある、運営能力があるとは限りません。ですので、ビジネス的なところは学びましょう。あとは人件費を削るやら維持費や初期費用は削れるところは削った方が負担額は減っていくかと思われます。ここらへんの話に関しては別記事にて書こうかなと思います!

飲食店立ち上げたいって思ったことある?

私は飲食店をメインで立ち上げたいという気持ちはありません。まあ、強いて言うならもし余裕ができたらPRのために社員食堂だけど社外の人達も使えるようにしようかなと思ってるくらいですね。まだ先の話ですけどね。まあ、もしやるとしてもそこの事業は赤字覚悟ですね。その話に関しての詳細こちらに書かれてます。独り言みたいな書き方ですが。

もう一つの夢

まとめ

世間的に飲食店を立ち上げたいと言う人は見たことはあります。または実際に今経営している人もいます。ただ、客観的に見てもマーケティング能力がないのかなやら経営能力はないような感じだなと察せますね。だからこそ、先ほども言ったようにマーケティング能力がないのに開業するから廃業率が高いという話には共感したのかもしれません。

要するに何が言いたいのかと言いますとどんな業界であれ経営的な所は学ぼうということです。たしかに、利益率などでハンデはありますが根本的な点が欠けていたら運営はできないです。また、もし経営力があれば別事業で補うことも可能です。ですので、きちんとマーケティングや経営学などを生んでから開業した方がいいとは思っています。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう