日本が後進国と思える要因は何か?

どうも、りかちゅうです!単刀直入な質問になりますが今の日本って先進国って感じがしないですよね?一応G7やOECDなどの先進国コミュニティには入っているもののその中でも日本は統計的に見ても劣っています。例えば、自殺率の高さやや給料の伸び率の低さなど漁れば漁るほど先進国なのかなと思う点はあります。このように、日本は昔は先進国としてみなされていたものの今は一応先進国という名の後進国になりつつある、いやなっていると言っても過言ではありません。では、一体なぜ日本は後進国になっているのか?この記事にて話したいと思います!

先進国の基準と後進国とは?

先進国と後進国と言ったって一体何をもって先進国や後進国のとみなされるんだよって感じですよね。ですので、まず初めに先進国の基準や後進国の定義についてから話したいと思います!

先進国の基準

先進国の基準に関しては全世界で共通するような基準はありません。例えばGDPがどれくらいや生活水準の評価など。ですので、国による点もあるかと思われます。その中でも日本の内閣府は世界協力開発機構ことOECDに加盟している国(チリ、ハンガリー、メキシコ、ポーランド、トルコの5ヶ国を除いた30国)とキプロス、香港、リトアニア、マルタ、マカオ、プエルトリコ、サンマリノ、シンガポール、台湾の40ヶ国を先進国とみなしています。他にも日本ではありませんが国際通貨基金はアメリカ、イギリスなどの39ヶ国を経済先進国(Advanced Economies)としています(2017年時点の話です)。

後進国とは

以上が先進国の基準です。基準とはいえども曖昧な一面はあるんですけどね。では、一方で後進国の定義とはどのようなものなのか?後進国とは生産力が低く、産業・経済などのの発展が相対的に見ても遅れている国のことです。これもまた先進国同様全世界共通での基準や定義付けはなく、国際連合や各々の国、研究者、人によって基準は違います。ただ、後進国は差別的な言い方という意見があったため1980年代頃からは発展途上国に言い換えられるようになりました。だからって日本は発展をしようみたいな感じは今ない感じしかしません。むしろ、成長せずに低下しているように思えます。

日本はいつ先進国デビューしたのか?

日本は昔は先進国だったのにと先ほど述べましたが一体いつから先進国なんだよって思いますよね?今の日本はそんな雰囲気すらもないのにと。ですので、次に日本がいつ先進国としてデビューしたかについて話しますね。日本が先進国も世界的に認められたのは1970年代の話ですね。1975年に第1回先進国首脳会議のメンバーとして呼んでもらったことで世界的に認められました。その当時、日本はビックリしたそうです。

えっ?戦後からなのって?確かに、戦前の第一次世界大戦のシーズンの日本は軍事大国になったり国際連盟では日本は常任理事国となったりして一流国ではありました。ただ、経済的な面では先進国として追いついてはいなかったので先進国としては微妙な点はあります。ですので、大半の人は1970年代の高度経済成長の時とみなしています。

※高度経済成長期に関することはこちらの記事に書かれています!

高度経済成長期が起きた要因

日本が後進国だなと思える要因

このように日本は戦後から這い上がって先進国になったのはじじつです。ですが、今は日本が後進国になっていまして、それには様々な要因があります。ですので、ほんの一部にはなりますが後進国になっている理由について話しますね。

1.貧困化が進んでいる

日本は発展途上国のような貧困ではありません。発展途上国の場合ですとスーパーやデパートすらないですからね。ただ、日本の貧困化に関しては日本国憲法第25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という水準以下の人が増えているという名の相対的貧困です。ちなみにその水準以下の人の割合は15%を横ばいしています。まあ、統計なんて見なくても給料が低くて生活がままならないという話が日本の貧困化を物語っていますよね。

※日本の貧困化の詳細に関してはこちらの記事を見てください!

一応先進国なのに?日本の貧困の現状

2.労働生産性が低い

日本の労働生産性は低いです。どれだけ低いかと言いますと就業1時間当たり46.8ドル(購買力平価換算4744円)でOECDに加盟している36ヶ国の中で21位です。先進国として1桁の順位にいけよって思いますよね。ですが、現実は21位です。この結果を見ても日本は仕事での効率やパフォーマンスが悪いことから全体的な業績も低くなっていると言っても過言ではありません。労働生産性に関してはこちらの記事に書かれています。

非効率!日本が労働生産性が低い理由

3.物価は上がっていても給料は伸びていない

日本の物価は上がっています。どれだけ上がっているかというと昔は100円で買えていたものが今では839円払わないといけないくらいですね。じゃあ、給料も8倍になっているのかというと違います。何20年も平均年収は350万を停滞しています。それ故に他の先進国ならば給料の伸び率は100%〜200%くらいなのにもかかわらず日本だけがなんとマイナス4.54%です。これでは日本の貧困化が深刻化してしまいますね。物価が上がっても給料が伸びない理由は話すと長くなるのでこちらの記事を見てください!

日本の物価は上がってても給料は伸びない理由

4.少子化が進んでいる

少子化が進んでいるのは後進国になる元です。理由は若い世代が少なくなっていくということは労働力が低くなってしまうからです。労働力が低くなるということは企業の利益が減り経済が回らなくなり、不景気まっしぐらになってしまいます。

※少子化の理由に関してはこちらの記事に書かれています。

なぜ日本の少子化は進んでいるのか?

なぜその要因が発生してるのか?

後進国になっている要因はわかったかと思いますがなぜその要因が発生しているのか。理由は簡単でやり切ってしまったところがあるからです。高度経済成長期の時は這いあがろうという精神がありました。ですが、今は0から何かを生み出そうというようなことがなくなってしまい成長がストップしています。要は100から200ができていないということですね。国力とはその場限りやり切るのではなく上向きな状態で維持していくことが大事です。また、今の日本政府が経済面の対策ができていないことからどんどん堕落している一面もあります。もし、経済的なことに強かったら日本は増税なんてしていません。

 

先進国のグループから外される可能性は?

ここらへんに関してはこの私も分からないですね。もし外されるなんてことがあったらビビりますけど。世界的に後進国だとみなされてしまったという意味で。ただ、少なくとも言えることとしては先進国グループの中では最下位な点は沢山あるのは事実ですね。労働生産性やGDP、金融リテラシー、仕事満足度など。このまま放置してしまえば今以上に堕落してしまうかと思われます。ですので、課題点はたくさんあるかと思われますが改善する方向に向いていった方がいいとは思います!

まとめ

私のお父さんが日本は落ちぶれたなという発言をしたことがあります。お父さん世代からしたら高度経済成長を見ているから余計に感じるんでしょうけどね。だからってこのまま堕落していったら日本の国力は低迷していくだけで後戻りできない状態になってしまいます。最悪の場合デフレの状態がいつまでも続き脱却できなくなります。ですので、今からでもいいので経済対策に関しては綿密にやっていくべきだと思います。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう