日本の新卒採用がある理由と悪影響

どうも、りかちゅうです!日本って絶対にあるあるな行事があるじゃないですか?正月、大晦日、ひな祭り。他にも色々ありますが今回話す行事は新卒採用です。それって行事なのって?だって新卒採用って毎年あるから行事じゃん!リクルートスーツ着て日々頑張ってる就活生は見かけますし。まあ、そんなボケはここまでにして日本の新卒採用って長年あるものではありますがあるとあるで悪影響もあります。おそらく、新卒採用いらないと考えている方ならなんとなく分かるかと思われますが。では一体なんでなくならないのか?どう悪影響を与えるのか?この記事にて話したいと思います!

新卒採用とは

まずは新卒採用とはどのようなものからについておさらいとして話したいと思います!

新卒採用とは企業が卒業予定の学生を対象に何に1度求人出し、一括して在学中に採用面接や試験をして内定を出し卒業後すぐに勤務させることです。もちろん、内定を取っている生徒が留年確定したら内定取り消しです。新卒採用の歴史としては明治時代に下級の事務職業の採用から始まり、第二次世界大戦前ごろまで定着していました。その歴史の影響によって今になっても新卒採用が定着しています。理由は戦後の復興期の人手不足によって人が必要だったことから大企業が高卒の人を大量に採用したからです。

新卒採用がある理由

日本には新卒採用をやってはいるものの、20年以上も前から新卒採用は不要だと言う説はありました。それなのにもかかわらずなぜ新卒採用を日本はしているのか?

1.社風に染まりやすい人材だから

すごくウザい話をしますね。中途の人ですと社会人としての経験があるため会社の裏やブラック企業の見抜き方などは分かってきます。要は色んな会社を仕事などで見てきているからこそ比較ができてしまいます。ですが、新卒の場合ですと学生でもあるので人脈が相当ない限り、他社を知っているなんてそうそうないです。無知である状況ということですね。ですので、会社の裏側やらブラックな所とかも会社説明会などでごまかして自分の会社のカラーに染めようと思えば染められます。それもあって新卒で入社して辞めたくなることってあるんですよね。参考までに入社直後に辞めたくなる理由に関する記事も書いてるので是非見てください!

そんなことある?入社直後に辞めたくなる理由

2.時代の変化に合わせてないから

新卒を一括で採用するのは経済が好調していく時こと高度経済成長の時期には必要でした。なぜなら、企業が発達する際に組織が急拡大や事業拡大したが必要なことから大量に若手労働者を集めないといけなかったからです。ですか、今の時代は高度経済成長のように盛り上がってもいません。それなのにもかかわらず新卒採用をメインにしているのは時代に合ってないことをしているのも同然です。

時代によって臨機応変に対応しないのはある意味日本らしいと思ってしまいますよね。私的には今の時代は高度経済成長の時と違うんだから同じ方法でやっても無意味だぞと思う点はあると思ってます。

3.キャリア教育がきちんとしてないから

大学や高校の時にキャリアに関する授業ってありましたか?例えばビジネスマナーや仕事のために使われるマーケティングや経営、営業の授業など。おそらくやってないですよね?特に文系の大学ですと授業サボっていたなんて人が大半です。このよう環境ですと会社で社会人教育をしないといけないです。そのためにも新卒で採用して教育みたいな流れはあるのかなと思われます。

他国はあるのか?

他国に関しては日本のような新卒採用はしていません。ドイツはしているとは言えどもシステムが違いますしキャリア教育もきちんとしています。では他国だとどうなのかと言いますと基本的に即戦力での採用です。それもあって会社は人件費カットになり転職しやすいんですけどね。人件費と転職のしやすさはかなり影響があります。その話は後ほど軽くしますが。ただ、会社で勤める前にスキルを身につけてないとどこにも働くことが出来ないのが現実です。海外の就活や転職事情はこちらの記事に書かれています!

海外の就活や転職ってどんな感じ?〜日本との違い〜

新卒採用があることでの悪影響

上記の内容があるから日本は新卒採用はなくなりません。では新卒採用があることでどのような悪影響があるのか?

1.自分で考えることをやめる

新卒採用があることで自分のやりたいことを考えるのを辞めるというのはあり得ます。みんなが就活しているからするみたいな感じですね。もし、自分で考えないといけない環境でしたら自分の将来について真剣に考えるはずです。ですが、新卒で就職するのが当たり前みたいな感じがあることで考えることをやめてしまう人も発生します。それもあって、やりたいことがないという発言は日本ではあるあるです。

2.新卒の仕事場が絶対になる

新卒キップという言葉があります。どういうことかというと新卒で入った会社が絶対という感じで長く勤めないと転職やら経歴になるという感じですね。ですので、新卒で入った会社が悪くて辞めたらそれでバツが付きます。新卒で無知な点があるのにもかかわらず新卒の職場が絶対という考えはかなりキツい話です。みんながみんなして新卒の職場が良かったと思えるなんてあり得ません。それなのに新卒で早期退職すると不利になるのは辛い話です。

3.雇用にコストがかかる

会社目線で見ると新卒採用のデメリットは雇用にコストがかかることです。中途の方でしたら経験職種の人がやってきたら教育に関しては省けるものは省くことができます。ですが、新卒はそういうわけにはいきません。教育するのにお金がかかります。企業的には3年目になって新卒の人が本格的に戦力になって欲しいというのが一般的なことを考えると相当のお金がかかります。ちなみに月収30万の人には年間最低でも1000万円ほどのお金がかかっているものです。詳しくはこちらの記事を見てください!

雇用のためのコストってどれくらい?

いつ就職しようとも関係ない

私的にはその人がまともな生活をしていけるならいつ就職しても関係ないのかなと思いますね。なんというのか大学や高校卒業してから就職をするというのが正義にしなくてもいいという意味で。大学卒業しても学びたいことがあるなら学べばいいですし、事業をやりたいならやればいいです。他にも就職以外に色んな選択肢があります。ですので、レールに縛られずに自分はどうしたいかを重視しましょう!その際に生きていけるようにはしておきましょうwwwwww。

まとめ

新卒採用に関しては悪影響な点はあることにはあります。だからって今のシステム的には新卒採用を無くすのはキツいんですけどね。大学や高校でキャリア教育を導入しないと即戦力での採用ができないという点を加味してしまうと。その点が遅れているのが日本ですよね。ですが、今の新卒主義みたいな考え方では悪影響の方が大きいです。みんなが就活するからするみたいなノリは少なくともあることなのは事実ですし。特に親から卒業したら就職はどうするんだみたいに煽られるなんてことありますからね。

ですので、私が思うこととしては新卒採用で就職したい人はして、したくないならしないでもいいのかなと思います。極論、会社で務める際に勤め先が求めているスキルやポテンシャルがあればなんとかなります。社風に関しては会社次第なので運ではあるんですけどね。要は実現するかはともかくみんなが就活するからするではなく自分が何をしたいかで進路を決めていけるような環境があればいいのかなと思っています。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう