希望退職とは?:普通の退職との違い

どうも、りかちゅうです!皆さん退職という言葉は聞いたことはあるのは当たり前なはずです。そりゃどんなにいい会社であろうと誰かしら会社を辞めますから。まあ、やばい会社は辞める人は多発してますけどね。ただ、このような退職というのはその人が辞めたいからという気持ちがあって退職しているケースがほとんどです。または定年退職とかですね。じゃあ他の辞め方もあるのって?もちろんです!その中の1つが希望退職です。ということでこの記事では希望退職とはどのようなものかについて話したいと思います!

希望退職制度とは?

まず希望退職制度って何って感じの人もいるかと思われます。ですので、まずは希望退職制度について話したいと思います!

希望退職制度とは、会社が社員に対して主体的な退職を募る仕組みのこと。具体的には業績が悪くなって会社の資金では社員を賄うことができないから辞めてくれないかみたいなこと感じではあります。要は人員人員整理を目的に行なわれるのが希望退職制度というものなのでリストラの前段階とも言えます。

ただ、希望という名前が付くだけあって社員の気持ちが最優先です。もし、社員側が辞めたくないと言ったらそれまでです。また、法的な拘束力はないため、会社が強制して何かをすることはできません。ただ、希望退職に場合は自己都合ではなく会社都合での退職が成立します。

 

ちなみに希望退職は希望すれば100%成立する、という種類のものではなく、能力の高い従業員や専門的な従業員は引き止めにあうことも。希望退職の成立には「双方の合意」が求められるため、こうした引き止めも認められています。その場合に強引に退職した場合は、会社都合ではなく自己都合の退職となってしまうため、注意が必要です。

リストラや早期退職制度の違い

おそらく、希望退職制度と聞くとリストラや早期退職制度となにが違うんだよとなった方もあるかと思われます。ですので、リストラや早期退職制度と希望退職制度はなにが違うのかについて話したいと思います!

リストラの場合

リストラの場合は社員に権限がないんですよ。どういうことかと言いますと会社側が会社の業績が悪くなったや不都合な人材だ。だから、この社員を辞めさせたいとなった場合、会社側の権限だけで辞めさせることができます。ですが、希望退職制度の場合はそういうわけにはいきません。あくまで本人が辞めたいと言わない限りは会社側は辞めさせるこもはできません。要するに双方が合意して辞めるのが希望退職制度で会社側のみの都合で辞めさせられるのがリストラということですね。

リストラに関する詳細はこちらの記事に書かれています。

突然!リストラされた時の対処法

早期退職制度の場合

希望退職制度と似ているのもあってなにが違うんだよとなる対象が早期退職制度です。実は混同してしまうとは言われてはいるものの実は2つとも別物ではあります。その違いとは人員整理を目的とするかどうかであることです。

先ほども言いましたが希望退職制度は人員整理をしたいから希望退職して欲しいと社員を要請しているケースがほとんどです。ですが、早期退職制度は、組織を整えたり、従業員の人生の選択肢を広げたりするために行うものです。それもあって早期退職制度を利用した人に関しては会社は退職金を割り増すといった優遇措置が取るなんてことが多いです。会社によるんですけどね。要するに会社業績の影響など期間限定希望退職制度と違って常に誰でも利用できるのが早期退職制度であるということでもあります。

普通の退職となにが違うの?

普通の退職との違いは会社からのお声掛けがあるかどうかですね。みんなが基本的に考えるのは先ほども述べたように自分の意志で辞めたいかというものです。いわゆる退職届で書く一身上の都合ですね。まあ、定年退職に関しては一旦は退職となったとしても会社によってはまたそこに就職できることもあります。私のおじいちゃんも定年退職した後も働いていました。

ですが、希望退職というのは会社からできれば辞めて欲しいなぁみたいな感じで声をかけることです。リストラの場合は辞めてくれって感じですけどね。しかも、退職した方が退職金もいい感じに出せるぞといい条件を出します。要するに辞めてもらった方がいいことはあるぞみたいな感じでお声掛けすることですね。ただリストラみたいに強制退職ではないのでもし辞めたくなければ拒否権はあります!

希望退職のメリットとデメリット

希望退職にはもちろんメリットとデメリットがあります!ですので、その点に関しても話しますね。まずはメリットから!

メリット

まず金銭的メリットがあります。それは退職金が多いことや失業給付金の待遇の良さです。希望退職制度で退職すると基本的に割り増しの退職金をもらうことができます。でさので、当面の生活を心配することはありません。また、失業給付金はすぐにもらえるし貰える期間も長いです。先ほども述べたように希望退職の場合、会社都合での退職なので自己都合で辞めるよりも2ヶ月以上も早く、給付金の支給が始まります。また、給付期間も自己都合よりも最長で2倍以上にわたって受け取ることができます。

デメリット

たしかに上記のようなメリットはあります。ですが、デメリットもあることにはあるのでデメリットについても話したいと思います!まずは安定した収入が得られなくなります。確かに多くのお金を貰えることは事実です。一時的ではありますけどね。ですが、安定した収入ではありません。となると初めはいいものの日々の生活費や保険料が少しずつ重荷になります。転職先が見つかればいいものの場合によっては景気の変化などが理由で想定していたよりも転職先を見つけづらいなんてこともあります。

また、年金の支給額が減ってしまうのは事実です。なぜなら、年金はもらい始めるまでの平均給料と加入月数によって決定するためです。となると離職期間がある場合、年金の総支給額も減額する可能性は高くなります。

もし希望退職をすると会社が言ったら?

会社側もいつのタイミングで希望退職制度をやるかは分かりません。ですが、もしそのようなことが起きた場合に関してはまず自分がその対象なのかどうかは確認しましょう。予め分かっていた方が今後どうしたらいいかなどの計画は作ることができるはずです。それで、もし自分が、希望退職者の対象であった場合は退職した時の待遇やメリット・デメリットについても確認してください。最終的にはその内容を踏まえて自分がどうしたらいいかはいいかと思われます。

まとめ

特に若い世代の人達ですと希望退職なんてものあるのというイメージはあるかもしれません。若い世代の人ほど一身上の都合で辞めるパターンというものは多いかと思いますし。私もまだ20代ですし会社の業績も激減したわけではないのでその経験なんてないです。

ですが、いつどこのタイミングで希望退職の声がかかるかなんて分かりません。確かにリストラよりかはマシですよ?辞めるか辞めないのかは極論自分で決めればいいですから。ですが、会社的には辞めてもらった方がいいと思っているのは事実です。ですので、リストラ寸前でもある希望退職が来たときにはどのように対策したらいいかに関しては考えた方がいいかもしれません。具体的には在職しながら転職活動をするなり、失業手当期間内には転職先を決めるなどですね。他にも対策等があれば別記事にて書きたいと思います!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

りかちゅう