無能な組織が溢れる理由:ピーターの法則

どうも、りかちゅうです!強い組織を作ることって難しいんですよ。いや、むしろ無能な組織の方が多いです。これは会社だけの話ではありません。学校や役所、政府なども含まれています。特に1番目立つのが優秀な人が昇進したら無能な人になるということですね。昇進したのを見た側からするとなんでだよってなりますよね?実はこのような感じで組織が脆くなるのはピーターの法則というものがあるからだそうです。なんだよそれって?説明しろよ。もちろんこの記事にて説明しますよ。というか、ピーターの法則と共に無能な組織が溢れてしまう理由について話したいと思います!

ピーターの法則って何?

そもそも論、ピーターの法則ってなんだよ?前置きでいきなり用語言いやがってという方もいるかと思われます。すいませんね。前置きの時点で用語を入れてしまって。ですので、ピーターの法則というものがどんなものなのかについてから話したいと思います!

ピーターの法則とは仕事などで成果をなしえた人がその仕事で評価されて昇進したとしてもその地位で有能になるとは限らないことから無能な人になるという法則です。ちなみにピーターの法則は1969年に南カリフォルニア大学の教育学者・ローレンス・J・ピーターという方がレイモンド・ハルという方と共同で発表した著作『ピーターの法則―〈創造的〉無能のすすめ―』で提唱されたほうそくです。

ちなみにこの説ができたきっかけとしては掃除機が掃除をするために使われているのではなく吸引機として使われてしまうようにたとえ有効範囲を超えていても他の場所で使いたくなることを人間の組織に置き換えたそうです。

ピーターの法則の特徴

以上がピーターの法則の定義です。ではピーターの法則にはどのような特徴があるのか?次はそのことについて話したいと思います!

1.能力の限界に達して無能になる

仕事などなんらかの仕事で成果を上げた人であっても昇進してからその能力を生かしたり伸ばしたりできるとは限りません。上に登り詰めたら下がるしかないというようなのと同じようにどんな優秀な人であっても昇進してから能力の限界を達してしまうことがあります。典型的な例としてはプレイヤーと監督の職務内容は違うので管理職になったら無能になってしまうなんてことがあります。

2.無能な人がとどまる

初めのうちは優秀な人達は昇進していきます。ですが、昔は優秀だったもののすでに限界を迎えてしまった無能な人に関しては現在の位置に留まり続けます。限界点に達してしまって何もしなかったら優秀だった時代は過去の栄光ですね。ただこの問題点は優秀だった人がみんなして限界点に達してしまった時に無能な人達ばかりになることです。これでは優秀な新人が寄ってくることがなくなり組織として廃れてしまいます。

3.限界に達してない人によって機能する

これは当たり前の話かもしれませんがピーターの法則では、限界点に達した無能な人に関しては自己成長を止めてしまいます。ですが、まだ昇進したいという気持ちや昇進に余地がある人がステップアップするために組織を前進するような言動をするそうです。これでは限界に達した人とそうでない人とのギャップがすごくなってしまいますね。

 

ピーターの法則の原因

ピーターの法則の特徴を見てもあー、これあるあるかもみたいな点はあるかと思われます。じゃなきゃピーターの法則なんて言われませんしね。ではどうしてこのような現象が起きてしまうのか?

1.人事評価が機能してない

人事評価は大きく影響します。特に定量的・定数的な評価制度が確立していない企業では、評価が曖昧になってしまい、組織として脆くなってしまいます。あとはマネジメント面の評価がないまま管理職になると限界点に達してしまいます。それもあって、目立つ社員や、普段から上司と仲のいい社員などが評価されやすくなり組織として機能がしなくなります。

2.昇進して満足してしまう

日本の企業では管理職になるほど降格の要件が曖昧なことが多く、一度昇進すればめったに降格することがないということがあります。管理職前ですと評価ははっきりしているんですけどね。それもあって本人がその地位や環境に満足を感じてしまい成長意欲を失ってしまいます。そのため、新たなスキルを身につけたり業務の改善をしたり周りを思ったりすることをしなくなり、無能化してしまいます。

 

ピーターの法則を回避するには

ピーターの法則の特徴や原因については把握できたかと思われます。だからって今後どのように改善したらいいかなどが分かっていないため無能な組織というものが増えていくだけになります。ですので、ピーターの法則にならないようにするにはどうしたらいいかについて話したいと思います。

1.昇進ではなく昇給

現在の職務で活躍している場合はあえて昇進しないという手もあります。具体例を言うならプレイヤーとしては活躍はしているものの監督としての実務は向いていないからプレイヤーのままでいさせる感じですね。ただ、それではモチベーションが低下してしまうので昇給という形でモチベーションを保たせることで組織の無能化を回避するようにしたらいいかと思われます。

2.昇進前に訓練

いわゆる研修みたいなものですね。昇進してから新たな地位が求める水準に達するようにしないと無能な人となってしまいます。そうならないためにも事前に訓練をし、一定の基準に達した人のみ昇進させることをしてピーターの法則を防ぐということです。そうすることで昇進する前に昇進してはいけない人材を防ぐことができます。

3.無能になったら降格する

もし、昇進させちゃったけど無能な状態に陥ってしまった人がいたとしても慌てなくて大丈夫です。一度降格させればいいんですから。問題なのはピーターの法則が起きているのに放置することです。かつては優秀だったのに無能になってしまったということはその人の能力が発揮できてない地位であることです。そのままの地位にいたとしても本人にも苦痛なのはもちろんですが周囲にも悪影響が起きてしまいます。そのようなことが起きないようにするためにも一度降格させた方が妥当です。

まとめ

歴史から見ても組織の崩壊はしているのは目に見えているのはもちろんのこと、政府や会社の組織って弱いことの方が多いよなとは思っていました。それで、なんで無能なことが多いんだよとググって見た結果ピーターの法則というものを見つけましてこのような記事を書こうかなと思いました。要は私も書いてて学習したということですね。

まあ、私の話に関してはここまでにして思うこととすればピーターの法則をわかって行動しないと失敗を繰り返すのかなと思います。ぶっちゃけた話組織ネタに関しては今も昔もしくじってます。歴史から学べるものあるだろと言えるものはあったとしても無能な組織は沢山あるんですから。まあ、歴史から学べてない人もいるのは事実ですがそれと同時にピーターの法則というものを把握していないとどのように対策したらいいのかなどが分からないかと思われます。

要は歴史が繰り返されているのはピーターの法則という名の要因を掴めてないってことがあるからなのかもしれないということです。ですので、ピーターの法則を踏まえて過去の失敗を繰り返さないようにしていくことで組織は良くなるのではないかと思われます!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう