累進課税制度の仕方とメリット・デメリット

どうも、りかちゅうです!累進課税とは聞いたことはありますか?おそらく、社会人の方でしたら知っている人もいるのかなと思われます(累進課税制度は手取りと額面に影響が出るからこそ)。まあ、知っている人の中でその制度は普通のことではと思う人がいるはずです。ですが、場合によってはデメリットになり得ることもあります。そんなことあるのって?あります。そこに関しては富裕層までにいかなくとも金持ちの人ならば分かるはずです。ということで、この記事では累進課税制度の仕組みやメリット・デメリットについて話していきたいと思います!

累進課税制度と種類

累進課税制度とは何かが分からない人のためにもまずは累進課税制度の概要を話しますね。

累進課税制度とは

累進課税制度とは、所得の多い人には多くの税金を課税させ、所得の少ない人には最低限の税金を負担してもらおうという制度です。ですので、課税される金額が上がれば上がるほど税率も上がっていく感じですね。となると所得や遺産が増えれば増えるほど税率は高くなります。年収ある人ほど悩んでいる話ですね。

種類

ちなみに累進課税制度なんですが2つの種類があります。1つ目は単純累進課税です。課税標準が一定額を超えた時に高い税率を適用する感じです。2つ目は超過累進課税です。課税する標準額が一定額を超えた際にその超えた金額に対してのみ高い税率を課す感じです。基本的にはの超過累進課税方式を適用しているそうです。

累進課税となっている理由

以上が累進課税制度の概要です。でも、なんでそんな制度があるんだよと思いますよね?ですので、今からその話をしたいと思います!みんなが納めた税金は公共サービスの費用に使われたり、国を運営するために使われています。無駄遣いもあるんですけどね?ただ、税金の役割ってそれだけではないんですよ。格差社会を悪化させないという役割もあります。格差社会は問題になってます。しょうがないんですけどね。資本主義ですし一部の人に富が集中してしまうことなんて。ただ、放置したままも良くないです。そこで、累進課税制度を入れることで社会保険制度などを通じて所得の少ない人に分配されるようにしています。実際にそれが機能しているかについてはノーコメントにしておきます←。

累進課税になる税金と税率

ただ、累進課税制度なんですが全ての税金に適応しているものではありません。むしろ、特定の税金のみです。ということで累進課税制度の対象となる税金とその税率について話しますね!

1.所得税

これは王道ですね。年収が上がったとしても手取りと額面にギャップを感じるのは所得税の影響があると言っても過言ではないです。ちなみに税率なんですが平成27年から5%から45%までの7段階の税率に分けられています。また、計算方法としては得た収入のすべてに課税されるのではなく、収入から必要経費を差し引いてから、そこからさらに所得控除を差し引いたその残りの額に所定の税率を適用して税額が決まります。

※税額表はこちらに載せときます!

 

2.贈与税

贈与税とは個人から年間110万円を超える財産をもらった際にもらった個人が負担する税金のことです。計算方法としては1月1日から12月31日までの暦年ごとに、贈与を受けた金額を合計します。また、生命保険金の満期金などの「みなし贈与財産」などがあればそちらも合わせて計算します。そして、祝い金など、非課税となる財産を差し引きます。ちなみに税率なんですが10%〜55%までの8段階になっています。

※税額表はこちらです!

3.相続税

相続税とは身内などが亡くなったとき、その人の財産(金銭や不動産などすべての権利・義務)を配偶者や子どもなどが引き継ぐときに発生する税金です。計算方法としてはまず、相続財産を評価して課税価格を計算します。その際に亡くなった人の生前の債務、葬式費用なども控除できます。次に相続税の基礎控除を引きます。そして、最後に基礎控除を引いて計算した課税標準基礎金額から相続税の総額を計算します。ちなみに税率は10%〜55%の8段階です。

※税額表はこちらをみてください!

 

※表に関してはこちらの記事を引用しました!

https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-01/cat-small-02/8992/

累進課税制度のメリット

以上が累進課税の仕組みです。では、具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのか?まずはメリットから!

1.富の再分配をすることができる

メリットとしては富の再分配が行えることができることかと思われます。先ほども述べたように累進課税制度は所得税や相続税、贈与税か対象です。となると、お金持ちや所得の多い人から多くの税を課すことができることから富の再分配うことができます。また、所得格差の是正という意味で経済的身分の世襲・身分の固定化を阻止することもできるのかと思われます。まあ、ここに関しては国がきちんと税金を運用してくれないと意味ないんですけどね。

2.消費を促せる

世の中には貯蓄しがちな人がいることにはいます。いざというときにみたいな感じですかね?ただ、貯蓄しすぎると消費をする機会がなくなってしまい経済的にも良くないです。経済を良くするにはお金の流れを良くすることが大切ですからね。そんな時累進課税制度によって消費を促せることができます。特に、相続税のことを考えるとあまりお金を溜め過ぎないようにしとこうとなるはずです。ただ、ここら辺の話に関してはそれなりにお金を持っている人にしか通じない話ではありますけどね。

 

累進課税制度のデメリット

このように累進課税制度にはメリットはあります。ですが、それと同じようにデメリットもあります。一体どのようなデメリットがあるのか?

1.労働力の減退

意外と厄介な点なんですよ。やはり、税金として取られるとなると働くことを懸念したり、働く気にならなくなったりすることもあります。具体例を挙げると扶養者控除を超えてしまうと自分で税金を納めないといけないから働く量を調整するみたいな感じですね。バイトとかあるあるかもしれません。

2.富裕層の人が暮らしにくくなる

たしかに、富裕層の人からしたらお金はあることにはありますよ。ですが、せっかく稼いだお金が税金として持っていかれ過ぎるのは嫌だと思われます。それなりに苦労して稼いでいる人もいますからね。それもあって日頃からの節税対策はすごいです。実際に軽く話を聞いたことはあります。具体的には領収書パラダイスです。また、税金の問題的にもシンガポールや香港などの租税回避地に移住している人もいるそうです。要するに、累進課税制度を強化しすぎるた資本が海外に異動する可能性が高くなるということです。

まとめ

正直な話、贈与税と相続税に関してはまだ実感が湧かないです。理由も理由で遺産も贈与ももらったことがないからではあるんですけどね。ただ、所得税に関しては何かしらの実感はあります。理由としては稼いでいる人が悩んでいるからです。年収は500万アップしたのに実際の手取りはそこまで伸びてないやら、せっかく稼いだのに半分持ってかれるなど。逆に困窮している人からしたらそれくらいはいいだろと思うかもしれませんが。このようなことを考えると難しい問題かと思われます。だからこそ、最低限生活できるような状態にするのが大事だとは思います。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう