最低賃金法とは何かとその法律の問題点

どうも、りかちゅうです!最低賃金というものが日本にあるのはご存知かと思われます(まあ他の国にもあるんですけどね)。おそらく、どれくらい額なのかを見たことある人はいるかもしれません。おそらく、地域によってバラバラなことでしょう。田舎だと時給800円くらいかまたはそれを切ってる可能性はなくはないです。また、最低賃金は年々変わっています。このように、最低賃金というものは少し複雑な一面もあります。ですので、この記事では最低賃金とは何かについてや日本の最低賃金法の問題点について話したいと思います!

なぜ最低賃金法があるのか?

最低賃金法ってなんであるのと思いますよね。もちろん、理由はあります。理由なくして法律なんて作りませんからね。

理由に関しては簡単に言うと労働者の生活の安定させかつ労働力の向上させるためです。会社は労働をすることの対価として社員やバイトの人達に賃金を支給します。それで、その労働力をさらに上げていこうという目的で最低賃金法が成立されました。それによって、会社の裁量や思惑によっていくらでも給与を下げることが防げることができなくなりました。ブラック企業ならば低賃金で働かせてもおかしくないですしね。そのため、労働者は適正な賃金が支給されるようになりました。

最低賃金の種類

このような理由から最低賃金法は成立されました。ちなみに最低賃金に関しては色々な審査や会議に基づいて決められています。では具体的にどのような種類があるのか?

1.地域別最低賃金

地域別最低賃金とは、どんな労働者にも平等に与えられた最低賃金のことです。産業や職種は問いません。各都道府県の事業所で働く全ての労働者に対してこの権利が与えられています。それによって先ほども述べたように最低限度の額をもらえることができます。ちなみに、東京ならば2021年7月の時点で時給1013円です。地方に関しては申し訳ないですが分からないです。

2.特定最低賃金

特定最低賃金とは名前通り、特定の産業に対して定められた最低賃金です。仕組みとしては各都道府県の労務局長によって地域別最低賃金が決定されはいるものの、その額よりも高い賃金を設定すべきだと判断された特定の産業に与えられる感じです。そこに関しては最低賃金審議会の調査審議をした後に決定されるそうです。

最低賃金が地域よって違う理由

先ほども述べましたが最低賃金は地域によって違います。にしても、なんで違うんだよと思いますよね?ですので、今からその話をしますね。

1.首都圏ほど物価が高い

首都圏、特に東京は基本的に物価が高いいです。賃貸がまさにそうですね。家賃は他の地域に比べてとても割高です。1Kでも10万するところはしますしね。10万あればもっといいところ住める地域はあるはずです。友達曰く家具付きで4万円とかもあるそうです。このようなことを踏まえるとある程度の最低賃金が高くないと生活ができなくなります。これは家賃以外にも言える話です。それ故に首都圏は最低賃金が高いのかと思われます。

2.需要の問題

首都圏ほど人はいます。となると売り上げも作りやすいです。一方で田舎の場合は都会ほどではありません。となると、都会ほど賃金を渡すことなんてできません。それ故に首都圏エリアの方が時給が高くなるのかなと思われます。やはり、給料もいうものは利益によって左右されるのが現実です。

最低賃金が上がることのメリットとデメリット

最低賃金に関しては上がったり下がったりと変動があるものです。まあ、基本的には上がるものなんですけどね。それだからこそ、メリットとデメリットがあります。

まず、メリットとしては労働者の給料が上がり余裕ができることです。やはり、たくさん働くとなったらそれなりのお金が欲しいという発想になるのが人間です。時間も限られてるからこそ最低賃金は上がった方が生活費は増えて負担は楽になりますしね。そして、そのような影響から格差が狭くなります。ただ、メリットだらけではないです。まず扶養範囲内で働いている人からしたらすぐに扶養の額に入ってしまうため調節が大変です。また、会社側からしたら人件費がかかるため喜ばしい話とも言えない時もあります。

このように、最低賃金が上がることは労働者側からしたら一見いいかもと思いますが、場合によっては良くないこともあります。そこらへんの話はこちらの記事を見てください!

最低賃金が上がることのメリットとデメリット

最低賃金の問題点

このように、労働者の生活を守るためにも最低賃金が定められてはいます。ですが、日本の最低賃金には問題点があります。では、どのような問題点があるのか?

1.地域格差が激しい

イギリスやフランス、ドイツなどは最低賃金が全国一律となっています。ですが、日本は地域ごとに違います。まあ、少しくらい違うならいいとは思います。ですが、現実はその格差がかなり大いです。全国の中でも最低賃金が高いのは、多くの人が集まる東京で時給1013円です。一方で1番安いのは最低が秋田県や沖縄県などの792円です。たしかに、物価などに違いはあります。ですが、ここまで差が開くと格差が生まれてしまう可能性はなくもないです。

2.生活は保証されてるの?

先ほども述べたように最低が792円です。それでもし月間の労働時間を173.8時間として計算すると、792円の場合、月給は大体13.7万円ほどとなります(最高の場合だと17.6万円です)。これで十分な暮らしはできるのか?少なくとも東京ではなかなか厳しいです。田舎でも物価は安くかったとしてもカツカツなはずです。このようなことを踏まえても人によってはいい生活ができないのかなと思われます。

3.守っていない所もある

最低賃金通りに支給しない所もありますが。そこに関してはバイトならば時給を見れば分かります。また、正社員など月給制の人は日割りで計算してみてください。意外と守れていないところはそれなりにあるはずです。ここに関しては訴えることは可能です。もし訴えたい場合は弁護士などに相談しましょう!

りかちゅうさんはどれくらい欲しい?

そうですねぇ。大学時代の頃は時給1000円あればいいと思っていました。この発言は田舎暮らしの人からしたらマジかよとなりますが。ですが、もしフリーターとなって働くとなったら最低でも残業時間もそこそこあるならば1200円は欲しいです。なぜなら、それくらいでないと手取り20万にはいかないからです(フリーターでも一定時間働くと色々加入しないといけないからこそ)。贅沢なことを言うねって?いやいや、都会に暮らすにはそれくらいないとキツイですよ。

まとめ

最低賃金は上げないといけないのかもしれません。なぜなら、最低賃金ではまともに生活ができないからです。田舎に関しては分からないちゃ分からないですが少なくとも東京だったら最低でも1200円は欲しいです。ただ、これはあくまでフリーターや正社員側の意見です。フリーターや正社員ほど時給は高い方がいいと思っています。会社側からしたら人件費がかさばみ嫌だと思います。それもあってリストラなんてことがあってもおかしくないです。また、扶養を越えそうな人だと最低賃金に関する影響はデカいです。

要は最低賃金の問題は難しいです。だからこそ、何が正しいのかは分からないかと思われます。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう