高度経済成長期が起きた要因

どうも、りかちゅうです!戦後まもない頃は日本は第二次世界大戦で負けてしまい、街中が焼け野原状態でした。特に東京は都会なのもあって空襲に狙われやすく焼け野原そのものでしたね。それもあって経済を立ち直さないといけない状態でした。そんな、さなかでも1950年代から1970年代にかけて日本は高度経済成長期といってボロボロな状態から経済成長を遂げました。今の時代じゃ想像つかないかと思われます。色々ごだっても戦後直後ではないですし。ということでこの記事ではその経済成長ぷりをおさらいするために高度経済成長期について話したいと思います!

高度経済成長期とは?

高度経済成長期の時に生きていた方でしたら生でその状況を見ているからどういうものかはご存じなはずです。ですが、その時代を生きてない人からするとどんなものなのかが分からない方もいることでしょう。ですので高度経済成長期とはどういうものだったのかから話しますね。正式に言うと1955年頃から1973年のオイルショックまでなんですけどね。ちなみにこの期間中なんですが「神武景気」「岩戸景気」「オリンピック景気」「いざなぎ景気」という区切りで経済が成長しました!

特に世界的に注目された統計の中の1つとして1968年にはGNP(国民総生産)が資本主義国内で第2位に躍進しました。戦後の焼け野原の状況からここまで来れるというのは凄いことですね。

日本が高度経済成長した要因

先ほども述べましたが日本は第二次世界大戦で負けてしまいました。それ故に朝鮮半島や台湾などの明治維新以降に獲得した領土をすべて失ってしまい、日本としての立場は低いと立場です。さらに、空襲で焼け野原状態。国民の生活は貧困状態。それもあって日本の産業は壊滅状態となっていました。

ですが、そんな日本に経済を成長させる転機という名の高度経済成長期になる要因というものがありました。一体どのような要因なのか?

1.1ドル360円の円安相場

日本にとっては円安が好都合です。なぜなら、日本というのは原材料を輸入してそれを加工して製品を作りそれを輸出している加工貿易を行なっている国です。そのため円安になると、円高の時と比べて輸出した製品を安く売ることができるようになります。それもあってアメリカ製品よりも儲かります。これは日本にとって経済成長のチャンスであるとしか言いようがないです。

2.朝鮮戦争と特需景気

1950年からは「朝鮮戦争」が勃発しました。戦争の内容としてはアメリカを中心とする国連軍と、ソ連・中国の支援を受けた北朝鮮軍が衝突ですね。ただ、戦いに関しては1953年で休戦しました。

その際、日本はアメリカにとっての前線基地となり、武器や弾薬の製造、自動車や兵器の修理などをしていたことでお金を稼ぐ事ができました。その影響で「特需景気」が発生し、1951年には工業生産、実質国民総生産、実質個人消費などが戦前の水準を取り戻しました。また特需景気の期間中に重点産業に国家資金を投入しつつ設備投資をおこなっています。それによって朝鮮戦争が休戦してもこの輸出に支えられて好景気が続きました。

3.労働力の増加

太平洋戦争が終わったのもあり、戦地から帰ってきた元兵士の人たちや、中学を卒業したばかりの人達がたくさんいました。さらに、このような子達は日本軍によって鍛えられた根性論があるため安い給料でもよく働いたため、生産効率は急上昇したくさんお金を稼ぐ事ができました。何もない所から立ち直すにはこのような根性論は大事だったのかもしれませんね。今では無理な話ですが。

※他にも所得倍増計画により、みんなが働き出したことなどもありますが長くなるので割愛します。

高度経済成長期が終わった理由

約20年に渡って高度経済成長期は続いたものの、1973年には終わってしまいました。一体なぜ終わってしまったのか?それはオイルショックです。オイルショックとはアラブではイスラエルとアラブ諸国による第四次中東戦争が起きました。日本はイスラエルの味方になっていました。ですが、これを見てアラブ諸国石油の輸出量を制限し、石油の価格を4倍にするという異常なまでに価格を上昇させ、イスラエル側についていた国たちを困らせようとします。それ故に日本は不利な状況になり好調な経済状況は終わってしまいました。

高度経済成長期に出来たもの

実は高度経済成長期に出来たものがあります!出来た物って何だよ?言い方おかしくないって?すいません。正式には普及した物ですね。まあ、そんな茶番はここまでにして何が普及したかというと三種の神器です!なんか聞いたことあるって方はあるかと思われます。

ちなみにいつの時期かと言う神武景気の頃ですね。時期で言うと1954年(昭和29年)11月から1957年(昭和32年)6月まで31カ月間ですね。なんか豊かさやあこがれの象徴として白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫が出来たそうです。おそらく、その時代を生きていた人なら懐かしいと思うはずです。また、60年代半ばには、3Cといってカラーテレビ・クーラー・自家用車(car)が出来ました。今の時代なら当たり前のようにあるのもですがその当時はまだなかったからこそこのようなものができて手に入るということは嬉しいことであったはずです。

高度経済成長期によっての悪影響

たしかに、高度経済成長期によって日本の経済は回復しました。先ほども言ったように三種の神器とかが出てくる時点で明らかにわかりますよね?ですが、高度経済成長期によって悪影響を与えたものもあります。一体どのような悪影響があったのか?

1.環境問題

高度経済成長で工業化が発展した事で環境汚染が深刻化しました。しかも、環境汚染だけではなく公害問題として、新潟水俣病(新潟県)、イタイイタイ病(富山県)、四日市ぜんそく(三重県)、水俣病(熊本県)が発生しました。これは人の健康を犯す病気です。犠牲者も発生しています。

2.地方の過疎化

東京や大阪などの工場に就職する人が多くなっことで、都市部と地方の人口格差が表面化し、都会は渋滞やゴミ問題が発生し、地方では過疎が進んでいくことになりました。これは今の状況を見ても物語ってくることでしょう。

2点の内容を見ても経済は成長したとしても人が犠牲になる問題や生活面での問題が明らかとなっていますね。

まとめ

高度経済成長期を見て思うこととしては環境は大きいかと思われます。たしかに、朝鮮戦争の話やら為替などの要因はありますよ。ですが、今の時代と違うのは豊かさです。日本は戦後で何もない状態ではあります。そうなるとどうあがいてでもいいから経済を持ち直さないといけないと言う気持ちになります。それもあって色々かチャンスというものに乗っかったはずです。だから、特需景気のときも朝鮮戦争が休戦したとしても稼げるようにしたかと思われます。

ですが、今の状況ではもう何もかも整っている状態です。ガムシャラにならなくても物は揃っています。そうなると人間は堕落してしまいます。これが今の日本かもしれません。要するに便利になりすぎると人はだらけるということですね。おそらく、あの時代の日本はガムシャラ感はあったはずです。それだけ環境は大事ということですね。ですので、便利になりすぎて油断は禁物だと思います!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう