インフレとデフレどっちが経済にいいのか?

どうも、りかちゅうです!みなさん経済用語でインフレとデフレという用語があるかと思われます。簡単に言えばインフレはお金の価値が下がって物価の上昇し、デフレはお金の価値が上がって物価が落ちることなんですけどね。このような説明を見てもインフレであろうと、デフレであろうと皆さんの生活に影響があるのは事実です。特にデフレが続くと大打撃なのは想像付くでしょう。だからってインフレが続くのも物価高騰が激しく支障は来すんですけどね。では、一体インフレとデフレどちらの方がいいのか?この記事にて話したいと思います!

インフレとは?デフレとは?

まずインフレとは何かデフレとは何か詳しく分かる人もいるかと思いますが分からない方もいるかと思われます。ですので、インフレとデフレに関してから説明しますね。

インフレとは通貨が通常の需要量よりも相対的に膨張する現象です。日常生活で置き換えるなら大げさですが宝くじで急に5億円当たる感じですね。これを経済的に置き換えるとお金の量が増えることでお金の価値が下がります。量が多い事で1つ1つの通貨が貴重に感じない故に。それでもって通貨量が多いと物価も高騰します。これがインフレです。

一方、デフレとはインフレの反対で通貨の需要よりも商品の量が多い状態です。日常生活で置き換えるなら詐欺にあって全財産盗られたけど生活しないといけない状況ですね。これを経済に置き換えるとおかねの量が減ることで価値が上がります。1つ1つの通貨が貴重に感じる故に。それでもって通貨量が少ないと物価も下落します。これがデフレです。

※インフレとデフレの詳しいことに関してはこちらの記事に書かれているので見たい人は見てください!

どうなる?インフレとデフレでの影響は?

インフレになる要因

インフレとデフレがどういうものなのか分かったので次にインフレとデフレになる要因について話したいと思います。まずはインフレから!

1.需給バランスの好転

需給バランスが好転というのはどういうことかというと消費者が増えるということです。具体例を言うと夏は暑いからかき氷が多くの人に食べられるみたいな感じですね。これを消費者とサービスを提供している企業との関係に置き換えると、消費者が増えるほど企業側がサービスのために投資する額が増えて物価が上がるということです。ちなみにこの様な形でインフレになることを「ディマンドプルインフレ」と言われます。ただこの時の景気拡大と物価の上昇は一時的なものではあります。

2.通貨量の増加

日本に関しては通貨は中央銀行こと日本銀行が作り、流通しています。それで、日銀が供給する通貨量が増やすことで消費者側は普段以上にお金を使うことができますよね?そのため、消費者は購買力が高まって需給バランスの需要が高まり、物価は上ががちになりやすいです。

3.海外の原料高による影響

日本では取れない原油など原材料価格高騰は日本のあらゆる生産物のコストを引上げます。要は日本の生産物に何気なく原油が影響しているということでもあるんですけどね。ちなみにこのようなインフレを「コストプッシュインフレ」と言います。サービスや商品を生産するコストが上がれば企業の利潤が減るので物価も上がります。ただこれが長続きすると景気後退していきます。

デフレになる要因

インフレになる要因について話したので次にデフレになる要因について話したいと思います!

1.需給バランスの打撃

インフレになる要因が需要の方が高まったらインフレになると言いましたよね?それの逆でデフレになる時は供給の方が高くなってしまうことです。先ほどの具体例の延長線ですが冬にかき氷は需要ないですよね?そういうことです。消費者が少なくなるほど企業側はお金を投資しなくなります。それ故に自動的にデフレとなります。

2.インフレになりすぎたツケ

インフレになりすぎるとなりすぎるでいつか崩壊してしまいます。それがバブル崩壊です。土地代が高くなりすぎたのを抑え込もうとしたら崩壊したように。実際に中央大学は土地代が高くなってきてて困るから大学の場所を多摩キャンパスに移したそうです。早稲田大学も移そうとしたけど討論中にバブル崩壊したのもあって今でも早稲田キャンパスだそうです。このようにインフレになりすぎたらどこかしらでツケというものが来ます。そのツケがデフレに変わるということです。

3.海外の原料が低くなる

先ほどの話でインフレは原油が高くなり、日本企業の原材料費が高くなるから物価も上がりインフレになると話しましたよね?デフレの場合はその逆です。デフレの場合は原油が低くなることで原材料費は安くなる。それ故に物価は安くなっても企業側の利潤には余裕があり安いままで売ることでデフレが発生してしまいます。

それぞれが続き過ぎるとどうなるのか?

それぞれがどうして起きてしまうのかについては分かったかと思われます。ではそれぞれが続きすぎると一体どうなってしまうのか?

インフレの場合

物価が上がり過ぎる。これに尽きますね。一見好景気になっていいというイメージはあるのは事実です。ですが、その景気の良さを継続するとどんどん物価が高騰します。そうなると場合によっては生活に苦しむ人も出てきます。そうでないと大学側も土地代故に移転しようってなりませんからね。要は景気が良くなりインフレになり過ぎると返って良くないちゃよくないということです。

デフレの場合

みんなが知っているデフレ・スパイラルですね。物価が低くなると企業側の利益もイマイチ、消費者側も消費しない。それ故に失業率が減って景気が活性化しないというスパイラルですね。これは長続きすると無理してでも好景気にしないといけないのでデフレになりすぎた場合は早急に止める必要があります。

※デフレ・スパイラルの詳細についてはこちらの記事を見てください!

やばい!デフレ・スパイラルの恐怖と対策

偏り過ぎは良くない

結論からいいますとどっちも続き過ぎは良くないです。一見、インフレは需給バランスの方の需要が高まり景気が良くなるみたいな感じはあるでしょう。ですが、この状態が続きすぎると物価の高騰が止まらない状況になってしまいます。それでは身の丈に合わない物価になってしまいます。そうなるといざ物価の高騰がはじけた時がとんでもない不景気になります。バブルを見ても想像付く話ではあるかと思いますが。

じゃあ、デフレがいいかというとそういうわけではないですよね?どう考えても不景気では企業儲からないし、失業率も増加してしまいます。しかも、デフレ・スパイラルが続きすぎると景気を取り戻すのが非常に困難となってしまいます。ですので、インフレとデフレの中間を通るようにしないといけないかと思われます。またはもし偏り過ぎはたら手遅れとならない時点で調整しないと景気というものは崩れてしまうと思います!

まとめ

デフレと聞いたらきっと景気が悪いから良くないみたいなイメージがあるのは事実かと思われます。ですが、インフレは好景気の時に起きえやすいちゃ起きえやすいので一見いいかなと思う人はいるでしょう。ですが、物価が高騰しすぎたらバブルみたいになります。それを防ぐためにもインフレとデフレの境い目にしないといけないということです。どっちも沼にハマったら救い様がないです。ですので、景気対策に関しては沼にはまらないような施策を取るべきだと思っています!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう