なんで?株価と為替相場が変動する理由

どうも、りかちゅうです。皆さん株価や為替の相場って日々違いますよね?ニュースとかよく見ても1ドルや1株何円って違うなと感じている人からしたら当たり前やんって思う質問かもしれませんが。ですが、なんで株価や為替の相場って変動しているのかって分かりますか?分かる人もいるかと思われますが中には時には下落してるときもあれば上昇している時もあるのはなぜと思う方もいることでしょう。ということでこの記事にて、株価や為替の相場が変動する理由について話したいと思います!

需要と供給

なぜ株価や為替が動くのか?要因に関しては株と国の通貨なので全く一緒とは限りません。株となるとそれぞれの会社次第の一面もありますし。ですが根本的なことは同じです。どこが同じなのか?それは需要と供給の話です。

需要

需要とは商品に対する欲求です。金融商品ではピンと来ないので食べ物に例えるとしたらクリスマスになるとケーキを買いたいという人が増えますよね。この状況が需要が高いということです。一方、クリスマスが終わったらケーキを買いたいという人はクリスマスのの時よりかは減りますよね?この状況が需要が低いということです。正式にはクリスマスの日よりかは需要が低いということですが。

供給

供給とは需要のために商品を提供することです。クリスマスの時ケーキの需要は大いにあります。これではたくさん作らないと追いつかないですよね?供給が追いつかないという表現を聞くことがあるかもしれませんがこの状況です。需要が多すぎて提供しきれなり、品切れになるのはそういうことです。一方、クリスマス終わった後はクリスマスの時よりもケーキの需要は減りますね。いつも通りの調子で作れば売り切れることなく完売。これが供給が追いついている状態です。もし、余らせてしまったら供給があり過ぎるとなります。

株価や為替の需要と供給は?

ケーキの具体例と株価や為替に置き換えると需要があればあるほど相場は上がり需要がないと単価は落ちます。なんでなのか?それは需要があるとその金融商品をみんなが欲しいと思っているからです。ケーキの話で置き換えるならクリスマスの日はいつもより多少ケーキが高くてもクリスマスだから買おうってなりますよね?そういうことです。その時に需要のある株ならば上昇してでも買いたいという人が増えます。それ故に上昇します。為替もアメリカの経済が良ければ米ドルの需要は上がるので1ドルの単価も高くなります。反対に下落している時は需要がないということです。

株価の変動理由

価格変動の概要は話したのでそれぞれの変動理由について詳しく話したいと思います!まずは株価から!

会社の事情や国の経済状況で左右される

ケーキのたとえのようにその株が欲しい人がいたら株価は上昇し、欲しい人が少なくなったら株価は下落します。ではどういう要因で需要と供給が発生するのか?主な要因は2つあります。1つ目は会社の事情です。会社の業績が良かったら投資家はみんなしてその会社の株を買います。一方、会社の業績が悪かったり、社内で不祥事が発生したりしたらその会社の株価は下落します。悪事が1つでもあればその株が欲しいなんてことはありえないですからね。

2つ目は国の経済事情です。景気が良ければ同じように株価も上がり、景気が悪くなれば共に下落してしまいます。他にも金利が下がると株価は上がり、金利が上がると株価が下がります。銀行からお金を借りている会社があるからこそ。このように株価というものは会社の情勢だけでなく国の経済事情も左右されます。

為替の変動理由

株価の変動理由が分かったと思うので次に為替の変動理由について話したいと思います!

2つの通貨の力関係

為替と株価との違いは比較するものがあるかないかです。株価の場合各々の会社の株の需要と供給のみで変動が確定されます。日経平均株価に関しては平均値であったとしても。一方、為替の場合は2つの通貨の力関係によって買いたい量でもある需要と売りたい量でもある供給が左右されます。それで具体例となる比較対象は何なのって?それは日本円と米ドルです!

貿易関係で話すと、日本はトヨタの自動車をアメリカに輸出したとしましょう。その際アメリカは米ドルで支払ってトヨタの車を受け取ることになります。ただ米ドルは日本では使えないですよね?日本国内で米ドルで買い物するなんて世間的にはありえないでしょう。米軍基地とかでない限り。そこで、トヨタは代金として受け取った米ドルを日本円に換金します。この行為は米ドルを売って日本円を買うということです。このようなシチュエーションを見たら日本円の方が需要があるということになりますよね?これはもう日本円の方が需要が高いということになりますね。要するに、日本からの輸出が増えると円高・ドル安の方向になりやすくなります。

逆も然りです。日本がアメリカの穀物を輸入する時に日本円ではアメリカに払うことは出来ませんよね?そこで、日本は米ドルに換金しないといけません。このようなシチュエーションは米ドルの方が需要が高いということになりますね?これは先ほどと反対に円安・ドル高になります。

為替の歴史と戦後の為替事情

おまけの話ですが2つとも為替の歴史を知るための重要な内容なので参考までに話したいと思います!

為替の歴史

日本が為替の相場デビューをしたきっかけは幕末です。その当時、日本は鎖国をしていたため、一定の国の人以外の入国は拒否していました。ですが、幕末にペリーが開国を迫り1854年に日米和親条約が結ばれました。このような状況になったことでとあることが行われるようになりました。それは日米の最初の貨幣こと金と銀の交換比率の交渉です。これは日本にとっては不利でした。なぜなら、日本の貨幣の品質の方が高く、決められた交換レートでは日本の金銀が大量に国外に流出するといった事態が起きたからです。その後は不公平な状況を改善するための交渉が始まりました。

戦後は固定相場制だったの?

今は為替の相場に関しては変動していますが、第二次大戦後は固定相場制で1ドル360円でした。そのため、為替取引なんてありません。また、米ドルはいつでも金と交換できる通貨でしたが通貨を発行するには金の保有量の裏付けが必要でした。しかし、アメリカの国際収支が赤字となり金の保有量が減少しました。その影響で1971年には米ドルと金の交換が停止され、大きな国際危機となりました。これがニクソンショックです。名前の由来は交換禁止を宣言したその当時の大統領の名前がニクソンだったからです。その後、1ドル360円が308円に切り下げられましたが、長く続かず1973年に変動相場制に移行しました。

まとめ

上昇したり下降したりと株も為替も日々日々変動しています。要はそれくらい需要と供給に変化というものはあるということです。たとえ微々たるものであっても。ただこれが暴落してしまったり、高等してしまったら、おそらく衝撃が走ることでしょう。なんでこんなに価格に変動があるんだと。まあ、イレギュラーな変動は経済状況などが起こっている証拠ではあるんですけどね。要は状況によっては需要と供給のバランスが崩れるということです。これが金融商品の扱いにくさでもあるんですけどね。とはいっても金融関係は勉強すると面白いので皆さんも是非勉強してみてくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

りかちゅう