なんで?メルカリとDeNAが赤字な理由

どうもりかちゅうです。ここ最近の話になってしまいますがメルカリとDeNA 赤字決算でしたね。正確にいうとメルカリは2020年2月6日に2019年7~12月期の決算で純損益が141億円の赤字であることを発表しました。一方、DeNAは2020年2月5日に2019年4~12月期決算で441億円の赤字で純損益は501億円の赤字だという発表をしました。2つとも有名で憧れる会社なのにもかかわらずまさかの赤字。一体何があったのか?この記事で見解したいと思います!

2つの会社って何してるの?

有名な会社とは言えどもどんなことをしているかに関しては分かっている人も分かっていない人もいるでしょう!まずは何をしている会社かも説明しますね。

メルカリ

1.フリマ事業

誰もが知ってるフリマ事業メルカリですね!使っている人はいるかと思われます。いや、絶対いるでしょ?って感じですね。商品を販売したいと思っている人と買いたいと思っている人を繋げるのがフリマ事業です。その際に、メルカリは企画や運用、開発をしています。

2.ペイメント事業

関連会社の株式会社メルペイがペイメント事業をやっています。2017年からスタートです。ペイメント事業とは流行りのQRコード決済です。今の時代スマホが使われるようになったからこそ、メルカリ側も新規事業としてメルペイをやったのかと思われます。

DeNA

1.ゲーム事業

モバイル端末で使うゲームを企画、開発、運営をしています。モバゲーなどを運営しています。また、自社ゲームだけでなく、他社と協業してゲームの開発などもしています。

2.ヘルスケア事業

人々の健康を支援するためにインターネット上でヘルスサービスを提供しています。遺伝子検査サービスやウォーキングアプリなどを提供しています。

3.ソーシャルLive事業

皆さんインスタLiveやTwitter Liveはご存知ですよね?それの延長線です。インスタやTwitterではLiveをしても稼げませんがソーシャルLiveサービスはLive配信で稼ぐことができます。ちなみにDeNAがやっているサービスはPocochaとshowroom です。稼ぐ仕組みに関しては別記事にて話したいと思います。

※他にも色々ありますが多いので割愛します。

2つの会社のマネタイズ
メルカリの場合

フリマ事業もペイメント事業も手数料ビジネスです。フリマ事業の場合、出品する側から手数料を取ります。ちなみに販売手数料は売上金額の10%です。例えば300円の商品が売れたとしたら出品者は30円取られるということです。これはペイメント事業も同じです。今はキャンペーンでお店側の決済手数料は0円ですが本来ならお店側は決済手数料を払わないといけません。ちなみにメルペイは1.5%です。クレジットカードは日本の場合3.24%ですのでそれよりかは安いです。

DeNAの場合

事業内容が多いので一口では言えませんが少なからず課金系のビジネスはあるでしょう。ゲーム事業とソーシャルLive事業は課金系のビジネスです。ゲーム事業の場合、ユーザーさんに何かしらの課金をしてもらうことによって利益を得ています。例えばバトルゲームだとしたら攻撃するためのアイテムを買わないとミッションクリアにすることができないという仕組みにするという感じでしょう。

一方、ソーシャルLive事業のは誰に課金してもらうのか?それは聞き手側です。聞き手側はLive配信している人に応援するためのアイテムがあります。それを自分の好きなLive配信をしている人にアイテムを与えたい場合、アイテムを買わないといけません。一応、安いものでしたらボーナスコインでアイテムをあげることはできます。ですが、高いものは課金しないとあげれません。このような形でDeNAは利益を得ています。

赤字になってしまった理由:メルカリ
1.楽天が送料無料にしたから

外部的な要因ですが、楽天が運営している「楽天市場」が3月18日に共通の送料無料にするという施策の影響てメルカリが赤字になってしまったとも推測できます。みなさんも物を買うときに送料が無料の方がいいですよね?となるとメルカリより楽天市場で買いたいと思いますよね?ただこれはメルカリには大打撃です。メルカリで物を買ってくれる人が減ります。そうなると出品している側もメルカリを辞めてしまうという悪循環が発生します。これではメルカリは出品者から手数料が取れません。売上低下確定です。

2.ペイメント事業

元々メルカリはネットでのフリマ事業をしている会社ですが、先ほども述べたように2017年からキャッシュレス事業こもメルペイをやり始めました。ただこの事業が赤字となる要因になってしまいました。なぜならメルペイを広めるにはキャンペーンが必要です。そうなると先行投資が必要ですよね?

ではどんな先行投資をしたのか?まず、2020年6月までお店側の手数料を無料、さらに5%キャッシュバックをするというキャンペーンをしました。本来ならばお店側が負担するべき手数料をメルカリが賄うということですね。次に、メルペイユーザーを増やすために友達紹介すると1000円のもらえるキャンペーンや70%還元などのキャンペーンをしました。おかげさまで2019年10月の時点でメルペイユーザーは500万人になりました。

確かに、今、国がキャッシュレス事業のためにお金を支援しています。ですが、メルカリに関しては支援金を超えるくらいに先行投資をしてしまったことで赤字になったかと思われます。

赤字になってしまった理由:DeNA
ゲーム事業の悪化

DeNAが赤字となってしまった主な要因はゲーム事業の悪化です。ゲーム事業の「のれん代」やソフトウェアなどの損失の影響で赤字へとなってしまいました。これは私の独断と偏見ですがモバゲーしている人っているのかなと思うこの頃です。DeNAは役員報酬の50%を3ヶ月返上するそうです。

今後どうなるの?

まだどうなるかは分からないですね。ただメルカリに関しては楽天の送料無料の影響で大打撃。おまけにペイメント事業は飛び抜けている訳でもないし。なかなかいい感じにはなりにくいですね。DeNAはゲーム事業もゲーム事業ですし他の戦略も必要なのかなと思われます。私的にはLive事業は力を入れるべきかなと思っています。ビジネスとは難しいものだと感じるこの頃です。

まとめ

いやぁ、2つの会社がまさかの赤字とは。DeNAが赤字だったニュースを見てマジかよって感じでしたね。有名なメガベンチャーだしいい感じかと思っていたので。まあ、会社って波があるものですから赤字の時もあり得るのかもしれませんしなんとか立て直して欲しいこの頃ですね。個人的な意見になってしまいますが。

また、客観的な発言としては大企業だから安心ではないのかなと思われます。大企業だけあって今すぐに潰れるなんて稀なかとかもしれませんがいつ潰れてもおかしくないことだってあります。ぶっちゃけた話30年以上続く会社なんて0.02%です。それくらいどの会社もいつ倒産してもおかしくないちゃおかしくないです。ですので、企業選びは大企業だから、トレンドの会社だからではなく総合的に判断した方がいいかもしれませんね。そこらへんの話はいつかしようと思うので楽しみにしててください。以上がまとめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

りかちゅう