デジタル教材のメリットとデメリット

どうも、りかちゅうです!今の時代デジタル化が進んでいるのは誰が見ても分かることでしょう。仕事やら日常生活などがデジタルで完結しているものは増えてきていますし。そして、実はデジタル化が進んでいるのは仕事や日常生活だけではありません。なんと、勉強関連でもデジタル化が進んでいます。要因としては「デジタル教科書」の導入が2019年から導入されることが閣議決定されたからです。この話を聞いても今の時代らしいし便利になったと思う人はいるはずです。ですが、便利になった以外の問題点もあります。一体なんなのか?この記事にて話したいと思います!

デジタル教材とは?

デジタル化教材のメリットとデメリットを話す前にデジタル教材の概要について話しますね。デジタル教材とは言葉通りスマホ、タブレット、PCなどのデジタル機器で作られている教科書です。ただデジタル教材の機能はそれだけではなく、編集、移動、追加、削除などの基本機能も教材内に備えられています。

要するに、ただの紙の教科書がデジタル化されただけではなく、デジタル教材わ編集したり書き込みこんだり、インターネットへの接続をしたりすることができるのがデジタル教材です。編集や書き込みができるとなるとかなり便利ではありますよね。

デジタル教材が導入された理由

以上がデジタル教材の定義です。では一体どのような背景からデジタル教材が導入されたのか?

デジタル教材が導入された背景に関して実は新学習指導要領が大きく関わっています。新学習指導要領はアクティブラーニング・ディープラーニング・ICT教育などを活用することを推奨し、これからの時代で必要な「主体的・対話的・深い学び」を習得することを目的とされています。このような目的を踏まえて義務教育の環境からデジタル教育、プログラミング的思考の教育環境のを整えていかないといけないということから教材のデジタル化も同時に進められていくとになりました。

ですが、デジタル教科書の使用は学校や教育委員会の判断するやら一般教科書と違い国が全額負担することは無いなど気軽に導入できないというのが問題点ではあります。ここらへんに関しては改善するべき点の1つかもしれませんね。

デジタル教材のメリット

上記の内容がデジタル教材に関する概要です。では、本題でもあるデジタル教材のメリットとデメリットはなんなのか?まずはメリットから話したいと思います!

1.障害者にも柔軟に対応

先ほども述べたようにデジタル教材は音声の読み上げや文字の拡大などもすることができます。そのため、学習障害や視覚障害のある方も教科書の内容を理解することができます。このようなこともできるようになったのは閣議で話し合ったからだそうです。従来の教科書ではなかなか出来なかったこともデジタル教材によって対応できるようになることで障害者さんにとってはありがたいことかと思われます。

2.荷物が軽くなる

朝日新聞のデジタル記事が、小学校低学年の生徒の通学時のランドセルとサブバックの平均重量は7.7キログラム、最高で9.7キログラムという調査結果を出しました。低学年の体でこの重さはかなりの負担ですよね。私も荷物が重くてクタクタになった覚えがあります。教科書にプリント、体操着など。こんなの運びたくない気持ちしかありませんでした。そんな中、今の時代インターネット社会になったことからペーパーレスが進んでいます。それ故にデジタル教材が導入されて荷物の負担が軽減されるようになりました。

3.質の高い教育が推進される

デジタル教科書の導入が進むことにより教育方針や授業のあり方にいい意味で変化があるかと思われます。今までは教師から生徒への情報伝達型の授業方法でした。ですが、デジタル教材を取り入れられることによって生徒が主体的に学び、教師がサポートを行うというように双方がコミュニケーションを取れるような授業になっていきます。いわゆるディープラーニングですね。ちなみにディープラーニングの導入は新学習指導要領でも推奨されています。たしかに、先生側が一方的に指導していたとしても生徒が自発的でないと成長は見られませんもんね。

デジタル教材のデメリット

デジタル教材のメリットを見ても便利ではありますよね。ですが、便利だとしてもデメリットはあります。一体どのようなデメリットがあるのか?

1.識字率が下がる

皆さんスマホをいじっていて分かるかと思いますが文字を書く機会が減りましたよね。パソコンやスマホ側が言語変換しているため書くということは無縁レベルくらいに。まあ、無縁は言い過ぎかもしれませんが書くことが少なくなったことでいざというときに漢字が書けなくなったということがあるかと思われます。これが識字率の低下ですね。たとえ辞読めることはできても書けないという自体は学力低下そのものです。このようなことを踏まえると読み書きは大切ですね。

2.サーバーが重くなるかも

まだ、個人レッスンでしたらスマホやタブレットを使っている人が1人か2人くらいですのでサーバーが重くなるなんてことは確率的に低いです。ですが、学校の授業のように何十人もいる授業の場合ですとサーバーが重くなってしまい、授業が中断される可能性はなくはないです。実際に授業ではないですがアクセスが集中しすぎててサイトにアクセス出来なかったという経験はしたことあります。また、機会ですから突然壊れるなんてことはおかしくないです。

このようなことを考えるといざというときのトラブルにも対応できるようにする環境を作っていくべきかと思われます

3.学力に差が出る可能性がある

先ほども述べたようにデジタル教材を取り入れた授業はディープラーニングといって生徒と先生がコミュニケーションを取るような形式の授業です。これはやる気のある生徒ならば先生に積極的にコミュニケーションを取っていくためどんどん成長する余地があるかと思われます。ですが、問題はやる気のない生徒です。やる気のない生徒に関しては積極的な要素はないためたとえ先生側がどんなに声かけたとしても応えてくれません。むしろ、温度差を感じてしまい授業を受けたくないという気持ちが強くなっていくばかりです。

ここら辺はなかなか難しいですよね。ただ、このまま放置していったら学力に差が開くばかりです。ですので、やる気のない生徒をどのようにやる気にさせるかが重要かと思われます。

まとめ

たしかに、教科書などデジタル化していくと荷物が軽くなったり、音声付きになったりするメリットはあります。ですが、タブレットやスマホ上故にメモなどをすることが自由にできるかというというわけでもありません。要するに雑なやり方でできないということですね。そして、1番のデメリットは文字を書く機会がなくなってしまい識字率が低くなってしまうのは今後悪影響となっていくのではないかと思われます。

このように便利になったと同時に何かしらのデメリットが発生していくのが現実です。それもあって便利になることはいいことだけど考える力が減ると言われているのかなと思われます。ですので、全ての教材をデジタル化するのではなく、学力を低下させないように紙でやるものは紙にするのと同時に、効率的にするべきものはデジタル教材にしていくのが妥当だと思います。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう