タンス預金をするメリットとデメリット

どうも、りかちゅうです!皆さんお金ってどこに保管したり貯めていたりしていますか?おそらく、大半の人が銀行というかと思われます。または資産運用としてお金を運用している人もいるかと思われます。このように誰かしらに預けている感じではありますよね。ですが、そのようなやり方だけではなく、タンス預金と言って家にお金を貯めている人がいるんです。しかも、日本の場合、増加傾向にあります。ただ、タンス預金っていいことだけではなくデメリットもあります。ということで、この記事ではタンス預金のメリットとデメリットについて話したいと思います!

タンス預金とは?

タンス預金のメリットやデメリットについて話す前にまずはタンス預金とはどのようなものかについて話したいと思います!先ほども述べたように大半の人が銀行にお金を預けています。まあ、その方が泥棒が来た時に盗まれる可能性は低いですしね。一方で、タンス預金とは銀行などの金融機関にお金を預けるのではなく家でお金を保管することを差します。たとえ、一部のお金を金融機関に預けていたとしてももし家で自保管しているお金があればそれはタンス預金とみなされます。

タンス預金の推移

先ほども述べたようにタンス預金に関しては日本の場合増加傾向にあるのが現状です。ではどれくらい増えているのか?

タンス預金事情

タンス預金の推移に関しては2つの統計を見れば増えているのが分かるかと思われます。まずはこちらを見てください!

※統計はこちらの記事を参考にしました!

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210317-OYT1T50105

こちらは日本銀行が2021年3月17日に発表した2020年10月から12月までのの資金循環統計の結果です。なんと去年の12月末時点で個人(家計部門)が保有する現金が、初めて100兆円を超えました。ちなみにこの額は過去最高です。その要因としては高齢者が中心に自宅タンス預金を増やす傾向があるからだと言われています。

え?そんなにタンス預金って増えているのってそうなんですよ。証拠としてはこちらですね。

※統計はこちらの記事を参考にしました!

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/macro/2018/kuma190308ET.pdf

こちらは第一生命経済研究所がタンス預金の残高を調べた結果です。この統計を見ても右肩上がりなのが明らかかと思われます。やはり、銀行に置いても意味ないと感じている人はいるのかなと思われます。

2015年から2016年頃の伸び率がすごい?

先ほども述べたようにタンス預金は増えています。特に2015から2016 年頃に急にタンス預金が増えるようになりました。その要因としてはマイナス低金利や、日本の財界への懸念、マイナンバー制度開始などの影響で銀行にお金を置いとくのは不安と思う人が増えたことから預金をする人が増えたのではないかと思われます。ちなみに統計はこちらです!

 

タンス預金のメリット

タンス預金が増加しているというならばそれなりのメリットはあるはずです。では、どのようなメリットがあるのか?

1.国に資産を特定されない

実は2018年から預金口座にマイナンバーを登録できるようになりました。また、2021年をめどに義務化が検討されているとも言われています。となれば、国は金融機関に預金している個人の資産保有額を簡単に特定することができるようになると言っても過言ではありません。これはプライバシー的に嫌と思う人はいますよね。ですが、タンス預金はマイナンバーに紐づけられないので国に特定されることはなくなります。

2.いつでもお金が使える

もし家に現金を保管しておけば、いつでも必要に応じて使うことができます。そりゃ、そうですよね。家にいればすぐに取り出せますもんね。特に、家族や自分が急にケガや病気をした場合にすぐにお金を用意できるので安心できるかと思われます。一方、銀行などに預けていたら銀行の営業時間を気にしたり、ATMなど出向いたりしないといけなくて手間がかかるのは事実です。また、タンス預金の場合ATM利用手数料がかからないなどのメリットがあります。

3.相続発生時に口座が凍結されない

被相続人が亡くなって相続が始まった場合、遺産分割協議が終わるまで故人の預金口座が凍結されてしまうためお金を引き出すことができなくなってしまいます。家族が亡くなった直後に葬儀費用などで何かとお金が必要になるためこのようなことがあると面倒な時もあります。ですが、タンス預金しておけば手元にまとまった額の現金があるため困らないちゃ困らないです。

タンス預金のデメリット

たしかに、タンス預金にはメリットはあります。ですが、それと同時にデメリットもあるのは事実です。一体どのようなデメリットがあるのか?

1.災害などが起きたら無くなるかもしれない

タンス預金の場合火災や地震、洪水などの災害で現金が消失するリスクがあります。理由としては火災保険や地震保険では現金は保障の対象外だからです。となると、消えたお金はもう諦めるしかないということになります。一方で銀行に預けておけば、仮に災害の被害にあったとしても、預金は守られます。たとえ、通帳が燃えたとしても再発行してもらえばそれまでです。

2.盗難に遭う

やはり、家にお金があるともし泥棒がやってきた時に盗られます。ちゃんとしとけば大丈夫だって?そんなことはないです。泥棒はいろんな家に行って盗んでいるからこそ色々な策はあります。となると簡単に盗まれるなんてことはあってもおかしくないです。

3.国にバレる可能性もある

もしタンス預金がバレたら大変なこともあります。どういうことかと言いますと、相続税の無申告や過少申告が指摘され、重い追徴課税、や刑事罰を受けるなんてことがあります。また、税務署から懲罰的な意味合いで「加算税」を請求されたり、本来納税すべき税金に対して利息請求の意味合いで「延滞税」を請求されたりなんてことはあるかと思われます。

貯金しすぎは良くない

貯金しすぎるのって良くないんですよね。なぜなら、景気を良くするにはお金を使うことが大事だからです。どういうことかと言いますとお金を使って企業の業績が上がり国が豊かになるということです。要するに、タンス預金が増えれば増えるほど個人の消費が冷え込むリスクがあるということですね。そこら辺の話はこちらを見てください!

経済回そう!貯蓄しすぎは貧しくなる!

また、タンス預金をすることで金融機関の預金額は減り、融資の鈍化などで経済成長への影響を与える可能性があります。このようなことを踏まえてもタンス預金が増えれば増えるほどお金の流れが悪くなるのかなと思われます。

まとめ

私自身はタンス預金をしたことがありません。まあ、理由としてはする暇がないからです。給料だって振込で入ってくるしわざわざ引き出して家に置いておくのもめんどくさいです。また、キャッシュレス決済をすることが多々あるので銀行口座にお金を入れた方が都合がいいからです。

このように、私自身はするような機会はないです。ですが、たとえ機会があったとしてもやらないです。むしろ、投資する資金に回します。その方が資産運用としてお金がプラスになることもありますしね。というか、タンス預金なんて貯蓄文化だなとしか思えません。まあ、そこに関しては個人の自由ですけどね。要するに、私には無縁の話でしたいならすればいいのかなと思います(経済的には悪いから無縁な人は無縁のままの方が妥当です)。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう

 

※タンス預金の伸び率についての統計はこちらを参考にしました。

タンス預金が3年で30%増加の理由は財政問題(将来の増税)とマイナンバーでの資産把握