どうも、りかちゅうです！為時は越前に赴任が決まりましたね。その理由は漢詩が長けていたからです。でも、なんで越前なのって？その当時の越前は日宋貿易の聖地であったからです。日々勉学を励んでいたことは報いとなりましたね。それで、その貿易の時に為時などの人たちとの関わりのある人がいました。その1人が朱仁聡です。彼は宋の商人で日本に物を売るために越前に来ました。じゃないと日宋貿易なんてないですからね。しかも、彼は何度も日本に来ています。では朱仁聡とは一体何者なのか？この記事にて話したいと思います！

朱仁聡とは何者？

まずそいつは何者と思いますよね？日本人ぽくないとは思うとは言えどもと。ですので、まずは朱仁聡とは何者かについてから話しますね！

朱仁聡は宋の商人と名乗って日本にやってきました。そして商人船の長という設定です。リーダー的存在と思えばいいです。となると、船長なのかなと思いますよね。いや、違うんです。商人自らが船の船長になることはあまりなく船長は別にいます。きっと朱仁聡は責任者かと思われます。ちなみに、朱仁聡は日本への渡航リピーターです。987年に初めて初来日しその後数回日本にきています。目的は日本との交易だと思いますね。

※987年の時は朝廷に羊、鸚鵡などの珍しい動物を朝廷に献上していることが「扶桑略記」や「日本記略」などに出ています。これら献上品は帰国の際に朱仁聡に返却されたそうです。

※為時との交流の時は越前到着を目指してやってきたのではないそうです。なんか乗っていた船が難破して越前に漂流したそうです。

喧嘩エピソード

朱仁聡はただの商人ではないです。問題児です。どういう点が問題児なのって？朱仁聡は喧嘩っ早い人物だったそうです。何したんだよって？一部のエピソードになりますが話しますね！

1.献上品の代金請求

999年に朱仁聡は越前国へ献上した品の代金未払いで訴訟を起こしました。何事と思いません？だって献上品というのは差し上げるものですよ？献上という意味が分かればその感覚になるはずです。それなのに代金を請求するんですよ？意味が分からなすぎて頭が痛くなりますね。また、同年朱仁聡は石清水八幡宮にも献上品を送りましたがその使者が石清水八幡宮の修行僧に捕えられたそうです。きっと岩清水八幡宮から朝廷に訴えを出した感じなんでしょう。となると、朱仁聡側の方に怪しいそぶりや乱暴な行動があったのかと思われます。

2.定子の買い物も未払い扱い

一条天皇の最愛の人こと定子さまにも朱仁聡を通して品物を注文しました。なんか定子さまが朱仁聡から唐物を買ったことは「小記目録」という書物に書かれているそうです。もちろん定子まさは代金を踏みたおす気持ちはないです。全額全支払うつもりでした。それなのに代金を払う使者が越前についたとき朱仁聡は太宰府に移ってしまいました。それでは払いようがないです。それでも朱仁聡は「代金未払い」と訴えました。自分が移動するならば自分から支払い先などを言えよと思いません？それをしないで苦情をいうのは何様なんだよと思います。

それでも、定子さまが誠意を見せて朱仁聡を探し出して代金を払ったのに代金不足を告げられてしまいました。その理由は太宰府側の人物の1人でもある藤原有国が差額横領していたからだそうです。

太宰府に移動される結末

このようなファンキー様のせいで1000年朱仁聡は太宰府に移されることになります。やはり朱仁聡含め宋人たちの動きはおかしいと思ったんでしょうね。ちなみにそのあたりのことが藤原実資の「小右記」に書かれています。内容としては高麗からの日本宛に書状が届いたという話です。何が書かれていたのって？朱仁聡が越前あたりでなんらかの行動を起こす可能性ある。だから、宋人を速やかに日本国から追放することをお勧めするという内容だそうです。そこで、宋人たちを太宰府送りにすることにしだそうです。

為時とは関わりはあったの？

朱仁聡が若狭についてから越前に送られてきたちょうどその頃に為時が国司となり越前に赴任してきました。となると、為時は朱仁聡などの宋人と交流を持ったかと思われます。ちなみに為時は宋人に詩を送ったという話は「今鏡」や「本朝麗藻」などに書かれています。その際に宋人たちと漢詩を歌いあったということです。ただ、朱仁聡と詩を読み合ったわけではありません。ちなみに為時の漢詩は中国で披露された時あまり高い評価は受けなかったそうです。

まとめ

相当ファンキーな奴ですね。定子さまにまでぞんざいな扱いするなんて許せませんね。きっと他の人にも当たりは強かったのかと思われます。そんな中、日宋貿易をしないといけないなんてあの当時の日本は大変でしたね。大変だったから朱仁聡を太宰府に移動させたわけですしね。あと為時の漢詩が中国には受けないのは笑っちゃいました。あんなに勉強しても本場ではダメなんですね。感想はそれくらいですかね？書くことないのでこれまでにしますね。最後まで読んでいただきありがとうございました！

りかちゅう