詰め込み教育になる?偏差値教育のデメリット

どうも、りかちゅうです!日本の学校や塾にいると必ずと言っていいほど聞く言葉があるかと思われます。それは偏差値です。例えば偏差値○○ならば志望校に合格する見込みがあるやら偏差値が低いから志望校のレベルを下げないといけないみたいな感じですね。特に受験生になると偏差値がどうこうみたいな話にはなるかと思われます。また、そのような話が日本の教育ではあるからこそ日本は偏差値教育だとみなされてはいます。ただ、このような教育はデメリットの方が大きいです。ということでこの記事にて偏差値教育のどのような点がデメリットなのかについて話しますね。

偏差値の定義と偏差値の決まり方

よくこの学校の偏差値は低くてあの学校の偏差値は高いみたいみたいなことは話題になるかと思われます。偏差値の高い学校で言うならば東大、早稲田、慶應とかですかね?ただ、そんな風に言葉を使っていたとしても偏差値ってどうこう意味なのか説明できない人もいるかと思われます。ですので、まずは偏差値の定義や偏差値の決まり方について話しますね!

偏差値の定義

偏差値とは、テストを受けた集団の中でどれくらいの位置にいるかを表す数値です。ぶっちゃけた話テストの点数だけで評価をつけることはできません。なぜなら、問題の難しさによって平均点が変わってくるからです。例えば自分が100点取っててもほとんどの人が100点だったら平均でありますよね?反対に自分だけが100点でほとんどの人が0点なら評価は上であるともみなせます。

ただ、それを具体的に示すにはどうしたらいいか分からないかと思われます。そこで、偏差値を利用するのです。偏差値とは平均点を偏差値50になるように変換し、その基準からどれくらい高いか低いかを表したものです。それ故に自分の実力を相対的に把握できる数値でもあります。

学校の偏差値の決まり方

にしても、学校によって偏差値が違うのはなんでと思いますよね?学校の偏差値なんですがみんなが受ける模試によって左右されます。模試をやっている所は受けた人の志望校や進路先も知っていることが大半です。特に塾が催してる模試なんて尚更です。ですので、どれくらいのレベルの人達が受かったまたは進学したなどを参考にして学校の偏差値が決まっていきます。

偏差値教育とは?

以上が偏差値の定義です。となると偏差値教育って偏差値中心で評価する感じなのかなと思う人はいることでしょう。まあ、簡単に言えばそうですね。学力を示唆する偏差値で進路指導する感じですね。また、偏差値が高ければ良くて、偏差値が低かったら良くないみたいな考えをしている人も中にはいます。それもあって、生徒の将来のやりたいことを尊重するのではなく偏差値高い学校に行かせるのが正義だとみなし、とりあえず偏差値高い学校に進学させようとするなんてこともあります。世の中、偏差値だけではないんですけどね…。

偏差値教育のメリット

以上が偏差値や偏差値教育の定義です。たしかに、偏差値教育にこだわりすぎていると良くないちゃ良くないですよ?ですが、100%悪いというわけでもないです。ですので、偏差値教育のメリットについても話したいと思います!

1.評価が分かりやすい

勉強関係なく、今自分がどの位置にいるのかということは分かっておいた方がいいです。もし分かっていないと何を直していけばいいかやどこを克服したら成長するのかなどが分からないままで成長しない感じですからね?だけど勉強に関してはどうやって分かればいいとなりますよね?そんな時に偏差値を1つの基準にするのが妥当なのかなと思われます。ただ、偏差値という数値だけでで決めないことも大切です。

2.志望校選びの参考になる

先ほども述べたように学校の偏差値を決めるのは模試です。となると全国の受験生が集うと点数を競うことになります。その際に、志望校を受ける生徒の中で自分の順位はどれくらいなのかを知れることで合格できる見込みのある学校がすぐに分かるなど志望校選びの参考になります。まあ、自分の目指したいところに行くというのはいいとは思いますよ?ですが、学力を把握してないのもしてないで合格可能性がほとんどない学校を受験し挫折してしまうなんてケースはあってもおかしくないです。ですので、きちんと自分はどの位置にいるかを確認するためにも偏差値教育を全く無しにするのはどうかと思われます。

偏差値教育のデメリット

このように偏差値教育はどのように評価されるかや自分の見合った進路を考えるのには有効ではあります。ただ、それ以上にデメリットの方が大きくなりがちです。ではどのようなデメリットがあるのか?

1.目的がずれる

本来の勉強のあり方ってなにかを学ぶためにあるものです。歴史ならば過去の結果論に対してなにを学ぶためにあるものです。また、過去に起きた出来事を振り返って今どういう状況になっているかを把握するために歴史は学びます。現代文ならば文章力を高めたり説明力を高めたりするために学ぶ学問です。ただ、偏差値にこだわりすぎると偏差値を上げるための勉強となり目的がズレてしまいます。特に詰め込み教育の日本ならそうなりかねないです。

日本教育の問題点がどう悪影響を与えてるか

2.偏差値が低い人を見下すようになる

偏差値教育の色が強すぎるとどうしても偏差値が高いことが良くて偏差値が低いことが悪いこととみたいになりがちです。それもあって偏差値が低い人をバカにするみたいなノリになりかねないです。実際に勉強ができないからいじめられるみたいな事例はありますからね。こういうのはあるまじき話です。正直な話、勉強だけで人柄は決まりません。勉強が苦手だったとしても他の面で得意なことが有ればそれを生かせばいい話です。ですが、偏差値教育になってしまうと勉強が苦手な子が引っ込み思案になりやすくなるかと思われます。

3.一喜一憂してしまう

たしかに、偏差値教育とは自分がどの位置にいるかの尺度をはかるものではあります。ですが、あまりに気にしすぎると一喜一憂してしまうかと思われます。偏差値がいい時は嬉しくなって自分は優秀と思ったり、偏差値が低くなったら自分は劣等生なんだと思ったり。まあ、ここに関しては人にもよるかと思われますが子供の方がそういうのに影響されやすいです。また、偏差値が上がらない時期はモチベーションが下がって勉強が嫌になるなんてこともあるかと思われます。

要するに、偏差値教育にすることで偏差値だけで色々左右されてしまうのではないかということです。このようなことを踏まえても偏差値教育はほどほどにした方がいいとは思います。

まとめ

正直な話をすると偏差値教育が100%悪いみたいには思ってはいません。やはり自分の立ち位置を知るためにも相対評価というものは必要ですからね。

ただ、私的に問題なのは教育方法なのかと思われます。偏差値が高いことが良くて低いのは人としてどうかと思うなどですかね?あとは日本の教育方法に関しても詰め込み教育でなんで勉強しないといけないのかや各科目の学習意義みたいなのも教えてもいないです(私自身全部答えられるわけではないですが)。それもあって偏差値のため、受験のために勉強するぞとなってしまっている人はいるのかなと思われます。ですので、教育方法を変えたいくことで偏差値教育の捉え方は変わってくるのかと思われます。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう