一応先進国なのに?日本の貧困の現状

どうも、りかちゅうです!今の日本って先進国ではありますよね?一応は先進国って感じですが。一応の意味は御察しください。だからって貧困なんて言われているのって?そうなんです。日本でも貧困というものがあるんです。確かに、発展途上国など日本よりも豊かでない国ほどではありませんよ?ですが、日々の生活がかつかつという人達も中にはいます。おそらく、この記事を読んでいる人の中でもそれに当てはまる人はいることでしょう。では、発展途上国とは違って日本の貧困化とはどのようなものであるのか?この記事にて話したいと思います!

日本の貧困の現状と推移

日本の貧困とはどのような状況でどのような推移なのかについての話やそれに基づく統計に関する話をしていないのでまずは日本の貧困の現状と貧困率の推移についてから話したいと思います!

貧困の現状

貧困に関しては絶対的貧困と相対的貧困があります。それで、日本が今問題視されている貧困は相対的貧困です。というか一体2つの違いはなんなんだよって?今から話しますね。まず、絶対的貧困に関しては生活や生命を維持することが難しいほどの貧困状態のことです。ユニセフ募金などの支援を受けられている国などがまさに絶対的貧困ですね。

一方、相対的貧困は国の生活水準や文化水準を下回る状態に陥っていることです。日本で言うと日本国憲法第25条が国の生活水準や文化水準ですね。条文はこのように書かれています。

憲法第25条

第一項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

第二項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

要は最低限度に生活することができる環境ら社会福祉、社会保障などの向上のために努力していこうということですね。それで、日本は現在相対的貧困率が経済大国の中でも特に高いと言われています。2018年に発表された世界の貧困率比較では、日本の貧困率は世界で15番目の15.7%です。G7だけで見るとアメリカに次いで2番目です。また、ひとり親世帯の貧困率は2015年で50.8%となっています。世界と比べてしまうと深刻であるのは明らかですね。

貧困の推移

このように日本は相対的には貧困化しているわけです。憲法に書かれてる最低限度の生活ができてない人がいることでもありますが。ではその貧困率の推移はどうなっているのか?こちらの統計を見てください!

こちらの統計は平成29年版厚生労働省白書にあるデータで世帯構造別相対的貧困率の推移について表しています。この統計から見ても1985年から2012年まで相対的貧困率は緩やかに上昇している中、2012年が16.3%とピークでした。そこから、2015年は15.7%でやや低下はしていますが2006年前と同じような水準となっています。

子供の貧困もある

今までは世帯の貧困について話していましたが、子供の貧困というものがあります。子供の貧困とは子供が最低水準の生活ができてないことですね。まともにご飯が食べれないやお風呂に入れない、いい服が着れないなどですね。ネグレクトの生活とかがまさにそれかと思われます。ちなみに貧困率で見てみみるた、2012年16.1%とでピークで、2015年には13.9%と低下はしています。ですが、生活に困っている子供がいるのは確かです。これは教育上も悪影響にはなるかと思われます。

日本の貧困化が進んでいる理由

上記の内容から見ても日本は相対的な貧困は進んでいるのは明らかかと思われます。ではどうして相対的貧困が進んでいるのか?

1.物価は上昇してても給料伸びてない

実は日本の物価は昔よりも上昇しています。銭湯なんて1985年のときは210円でしたが2015年には460円と2倍以上上昇しています。それなのにもかかわらず日本の給料の伸び率は他の先進国よりも伸びていません。むしろ、年収に関しては450万円くらいの数値で横ばいしている感じですね。要は出費代は高くなるのにもかかわらず平均的な収入が伸びてないと金銭的余裕がなくなってしまいます。それもあって相対的貧困が進んでいるかと思われます。

2.産業構造の変化

今の時代はデジタル化です。インターネットが普及したから当たり前の話ですが。ただそのデジタル化という産業構造の変化から格差社会を助長したと考えられています。IT化は肉体労働ではなく高度なスキルや専門知識を持つスペシャリスト人材が求められるようになります。一方、従来型の労働集約な産業は相対的に低スキルで低賃金とならざる得なくなりました。そりゃデジタル関係の知識の方が需要ありますからね。要はネット関係に強い人と弱い人で格差社会が発生するようになったということです。

3.非正規雇用の増加

非正規雇用者の増加も相対的貧困を招いてしまったのは事実です。理由としては賃金が安いけど拘束時間が変わってないことですね。日本国内では2000年代の小泉政権の時に労働者派遣法の改正で雇用の柔軟化をはかろうとしました。これは雇用形態を選びやすいというメリットはあったものの派遣社員のような非正規雇用者の増加を招き貧困率は高まりました。会社側からしたら安い賃金で雇うという形で人件費カットにはなりますが雇用者側からすると賃金が安いのもあって生活的にはカツカツになってしまいますね。

貧困化による悪影響

貧困化によって悪影響はあります。それはどのようなものなのか?

1.お金を使わなくなる

基本的にお金は貯蓄しすぎないで使わないと経済は回りません。お金を使ってくれる人がいないと企業側からしたら儲からないですからね。ですが、元々の予算がみんなしてなかったらお金なんて使えません。おそらく、ただでさえ貯蓄文化の日本なのにみんなしてそれ以上に貯蓄を優先することでしょう。

※お金を使った方が経済が回ることに関してはこちらの記事を見てください!

経済回そう!貯蓄しすぎは貧しくなる!

 

2.企業が倒産と失業率が上がる

先ほども述べたようにみんながお金を使わないと倒産する企業は増えていきます。これって企業側にもデメリットしかないのはもちろんですが雇用者側にもデメリットなんですよ。まず企業って利益がないと人を雇う余裕なんてないです。そうなると雇ってくれる企業なんたらなくなってしまいます。となると失業率が上がってしまうは当然のことです。これではお金が回らなくなるので国力は低下してしまいます。

3.子供問題に影響がかかる

まず、子育てにはお金がかかります。となると、子供を作る人が少なくなり少子高齢化は進むこと間違いないです。子育ての費用に関してはこちらに書かれています!

高いんです!子育てのためにかかる費用!

また、子供ができたとしてもちゃんとした教育ができるわけないです。教育費って思ったよりもかかりますからね。となると子供の学力にも支障が出るのかなと思われます。

まとめ

今の現状では生活に困っている人が沢山いるのは事実です。実際にTwitterで10万円給付されたら生活の足しにするという声が多数いました。Twitterは全てではないですが少なくとも今、お金に困っているという声をあげているのは事実です。それなのにもかかわらず国力を高めるような環境や今生活に困っている人達への支援が少ないような気がします。また、支援するためのサービスの広報が行き届いてないです。

要はボンクラな生活をしないで生活に困っている人を助けることが先なのではないかと思います。そうでないとどんどん相対的貧困が解決されないまま経済が回らなくなり国全体が沈没してしまいます。ですので、沈没しないためにもどう対策を立てていくのかをからがあるなり行動に移していくことが必要かと思われます。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう

 

※統計に関してはこちらの記事を参考にしました。

日本の貧困の現状は?貧困率の推移や背景とは