健康保険と国民健康保険とは:保険証の意義

どうも、りかちゅうです!皆さん保険証というものはお持ちですよね?病院行くときに見せるやつだよね?確か、見せることによって全額負担じゃなくなるんだよね?そうそれです。私が言っているのはまさにそれです。それがどうしたんだよって?いや、実はこの保険証なんですが実は健康保険や国民健康保険という制度があるからあるものなんです。大人になればわかる話ですが子供だと分からないなんてこともあることでしょう。ということでかこの記事では健康保険と国民健康保険について話したいと思います!

医療保険とは?

まず健康保険や国民健康保険なんですが社会保険という大きな括りの中の公的医療保険に該当します。要は公的医療保険というのは被用者保険と言われる健康保険や共済組合と地域保険と言われる国民健康保険に大きく別れます。そして、さらに75歳以上の人を対象としたものは後期高齢者医療制度というものがあります。

医療費の自己負担

医療保険に加入している場合に医療自己負担の割合は年代によって変わってきます。

小学校入学前

入学前だけあって2割負担です。私自身記憶にないです。

小学校入学後から70歳未満

王道に3割負担ですね。私自身風邪で病院行く時は3000円くらいが相場です。もし医療保険制度がなかったら10000円ってことですね。もしこれが額が上がれば上がるほど3割のみでいいというのはありがたいとしか思えなくなるでしょう。

70歳以上75歳未満

この世代に関しては条件があります。平成26年4月以降に70歳になった人は2割です。一方で、平成26年3月以前に70歳になった人は1割です。また、現役並みの所得者は3割です。

75歳以上

75歳に関しては一般所得者は1割で現役並みの所得者は3割負担です。

健康保険の概要

健康保険とは労災保険の給付対象にならない病院やケガ、死亡、出産などに保険給付を払う制度です。労災保険とは業務上や通勤途中における労働者の病気、ケガなどに対して給付が行われる制度です。健康保険の対象者は会社員とその扶養者です。ちなみに先ほど共済組合というワードを出しましたが共済組合の対象者は公務員です。

以上が健康保険の概要です。では健康保険に加入したら医療費の負担額の割合や被扶養者の要件などどのような仕組みなのか?今から話したいと思います!

被扶養者の要件

健康保険は被保険者だけが対象ではなく被扶養者も健康保険を受けることができます。ですが、条件があります。その条件として同一の生計親族などで原則として年収が130万未満(60歳以上または障害者の場合は180万未満)でありかつもし同居している場合、被保険者の年間年収の2分の1未満であることです。もしそれ以上の稼ぎの場合は被扶養者として保険には入れません。

保険者と保険料

健康保険に関しては誰が保管してくれるのか気になりますよね。保険者となる機関は2つあります。1つ目は全国健康保険協会管掌健康保険こと協会けんぽと組合管掌健康保険こと組合健保があります。違いとしては協会けんぽは主に中小企業の会社員で組合健保は主に大企業の会社員です。保険証を見ればどちらかがわかるかと思われます。

また、保険料に関しては被保険者の月収と賞与に保険料率をかけて計算し、その金額を会社と折半します。保険料率に関しては都道府県ごとに違います。おそらく、ググれば即出てきます。いや出てきます。

健康保険の給付内容

健康保険の給付内容に関しては診察や医療行為以外にも以下のようなものがあります。

1.高額医療費

月間の医療費の自己負担額が一定額超えたらその超過額について請求すれば後で返金することができます。支払額に関しては健康保険限度額適用認定証の提示によって申請することができます。限度額に関してはググれば出てきます。

2.出産育児一時金

子供を産んだり子育てしたりするにはお金がかかります。それ故に一児につき42万円が支給されます。ただ産科医療補償制度に加入している病院等で出産しないと支給されません。

3.出産手当金

被保険者が出産のために仕事を休み十分な給料が受けられなかったら出産前の42日間、出産後の56日のうちで仕事を休んだ日数分のお金が支給されます。

他にも色々ありますが割愛させていただきます。

国民健康保険の概要

国民健康保険とは健康保険などの適用を受けない自営業者ゆ個人事業主、未就学者などに対して市区町村に住所がある人全ての人を対象とした保険制度です。では、健康保険と同様一体どのような仕組みなのか?

保険者と保険料

健康保険の保険者は協会けんぽなどですが国民健康保険の保険者は市区町村が保険者になるものもあれば国民健康保険組合が保険者になるものがあります。また、保険料に関しても健康保険と同様市区町村によって異なり、前年の所得等によって計算されます。

健康保険と国民健康保険の違い

健康保険と国民健康保険保険に関しては対象者が会社員関係の人かそうではなく個人事業主や未就学者の人なのかの違いはあります。ですが、それ以外にも違いがあります。主に2つあります。1つ目は給付に関しては健康保険とほぼ同じではあるものの国民健康保険国民健康保険出産手当金と傷病手当金がないことです。ですので出産の時は負担額が会社員よりも多くなることもあるかと思われます。

2つ目は被扶養者制度の有無ですね。

まとめ

この記事の内容と話は少しそれてしまいますが実は日本って転職回数が多いと不利になる理由って実はこの医療保険制度が絡んでいるからもあります。どういうことかと言いますと先程述べたように健康保険に関しては社員と会社で保険料を折半します。そうなると会社側は人を雇うのに負担額が増えるということです。一方で、医療保険保険制度のないアメリカは治療費は高額であるものの日本みたいに保険料を折半することなんてないから日本のように人件費はカットできます。それもあって転職回数など気にしないんです。

要するに何が言いたいかと言いますとどっちを取るかです。日本の場合割引いた形で治療は出来ても転職回数などがネックになります。一方、アメリカは治療費は高くてもキャリア面では頑張れば未来は見えてきます。いいこと取りがないというのはこういうことですね。ただ少なくとも言えるのは日本にいる限りは医療費はアメリカほど高額ではないので万が一のことがあれば負担額は抑えられるものは抑えられるかと思われます。このようなことを踏まえてどっちがいいかなどを考えるのもいいかと思われます!以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう