日本人の金融リテラシーが低い理由

どうも、りかちゅうです。皆さん学校でお金の勉強をガッツリした覚えとかありますか?それは小中高どこでもいいです。大学でも専門学校、短大でもその他どこでもいいです。ないですよね?特に大学なんて文系なら授業中サボる寝るなどばかりだったと思われます。何が言いたいかって言うとお金って人生に絡むものなのに勉強してない。それ故に日本って他国よりも金融リテラシー低いんですよね。ということでこの記事では日本の金融リテラシーの低さの理由を教育事情を基づいて話したいと思います!

日本の金融リテラシーは本当に低いのか

金融リテラシーが低いというのがデータでまだ見れていないからこそどれだけ低いのか把握しにくいかと思われます。そこで、日本の金融リテラシーの低さをデータで見ていきたいと思います!まず金融リテラシーとはお金の流れに関する知識や判断力のことをいいます。それでもって日本が金融リテラシーが低いのが分かる根拠があります。それは金融広報中央委員会が2016年に実施した「金融リテラシー調査」の結果です。日本の金融リテラシーの現状把握のために行いました。18~79歳を調査対象とし、金融リテラシーに関する問題の回答を求めました。結果、全体の正答率は55.6%という結果でした。この数値は他国よりも低いです。アメリカの調査と正答率と比べると10%程度下回っているそうです。また、ドイツ、イギリスと比較しても7~9%下回っているそうです。

ちなみにこの調査では15項目の観点から判定をしました。特に、日本人の正答率が低かった項目は「生活設計」と「金融・経済の基礎」という項目だったそうです。」この項目が低いということは生活面で支障が来たします。具体例としては今後必要な結婚費や養育費などの金額を把握していなかったり、比較しないで生命保険に加入するということです。このような結果を見ても日本はお金に対する意識が低いことが明らかでしょう。それ故に日本は資産構築も他国より遅れています。詳しくはこちらを見てください。

日本は投資が根付かない?:世界比較

 

低い原因は教育のせい?

先ほどのデータを見ても日本の金融リテラシーが低いのが本当であることが明らかになったと思います。特に、人生とお金のつながりの理解度を判定するライフプランと金融教育面が他の項目よりも低いです。これらの項目が低いということは教育がきちんとされていないことが明らかだと思います。ではいかに教育されていないのか。再びデータを見て見解したいと思います!

2014年に教師を対象にした「中学校や高校での学校教育において金融に関する授業がどのようになされているか」というアンケートがありました。そのアンケートの項目の1つに「現在、金融経済教育をおこなっている年間の時間数はどの程度か、学年ごとにご回答ください。」とありましたがこのような結果でした。

  • 中学校1年生:「0時間」(74.2%)
  • 中学校2年生:「0時間」(58.2%)
  • 中学校3年生:「1~5時間程度」(44.6%)
  • 高校1年生 :「1~5時間程度」(60.9%)
  • 高校2年生 :「1~5時間程度」(49.3%)
  • 高校3年生 :「1~5時間程度」(47.7%)

人生に大切なお金なのに多くてもたったの5時間少ないですね。これでは金融リテラシーが高くなることはありえません。実際に不十分だと感じている教師もいます。先ほどと同じアンケートでは「金融経済教育に関して、授業時間が十分に確保されていると思いますか。」という項目でも全体を通じて「やや不十分」とする回答が4割強と最で「不十分である」と合わせると約6割という結果です。金融教育ができていない理由は用語の学習ばかりで生活と結びつかないからだそうです。

こればかりは教育体制を改善するしかないですね。改善方法としては次の項目に他国の金融教育の実態を書きましたがそれらを参考にした方が妥当だと思っています。

 

他国はどんな金融教育してるの?

日本が金融教育してないのは分かったかと思われます。ですが、他国はどんな教育をしているのかが気になりますよね。日本よりも金融リテラシーが高いんですから。ということで他の先進国がどんな金融教育をしているのかについて話したいと思います。

1.イギリス

イギリスは金融教育に非常に力を入れていて国が民間と連携あするような体制をとっています。また、教育サポートやアドバイスをNPOが行っているそうです。具体例な教育内容は主に3つあります。

1つ目は貨幣のことについてです。クレジットカードや通販などを含むクレジットと借金の形態を理解する教育です。方法は衣服の買い方を踏まえて現金で買うのか、後払いで買うのか。どちらがいいのかを実践ベースで考えさせる方法です。また、銀行ローンと当座貸越を扱っている銀行についてネットで調べ、利子率の違いを学ぶこともしています。

2つ目は予算の作り方についてです。小学校高学年から中学生まではケース・スタディーに基づいて、若い人の収入と支出の予算計画を立てながら貯蓄方法を学びます。また、中学から高校では短期的な目線と中長期的な目線の違いを考えながらお金に関する計画を話し合いながら学びます。

3つ目は個人の生活の選択から金銭事情を把握することです。限られた予算で学校行事をしてお金の使い方を学びます。また、職業の選択の違いが金銭的にどう影響するかを予想するような時間も与えます。

2.アメリカ

アメリカの場合は州によって教育方針が変わります。ですので、一概にどの州も金融教育をしていると言い切れない一面もあります。ですが、金融教育の内容はパーソナル・ファイナンスだそうです。内容は個人がお金を稼ぐ、使う、貯める、投資する、借りるための知識を学ぶことです。ちなみに教育内容はオンラインで参加できるものでクイズ形式のものや株式ゲーム、ミッションにクリアしならがシュミレートするゲームが主に取り扱われているようです。また、ゲームの内容を踏まえて新聞や資料を見て議論を行うことで生活とお金の密接さを理解させるそうです。

 

3.ニュージーランド

ニュージーランドは小学校低学年から貯金をしながらお金について学びます。小学校低学年や5~6歳の子供が実際に口座を持って預金を管理するというプログラムを行っています。このプログラムは参加自由だそうです。このプログラムに参加すると貯金したお金に利子がついて取引明細書が来ます。そのため、どのように増えているのかがしっかり把握できます。さらに利点としてはわざわざ銀行に行く必要はなく、学校に設置されているボックスに入れるだけでいいそうです。このようなプロジェクトがあることで親に頼ることなくお金を管理する能力が身に付きます。

 

まとめ

いかがでしたか?日本って先進国なのにもかかわらず金融教育がまともにされていない。それもあって金融リテラシーも他の先進国よりも低い。なんか他の国よりも出遅れている感が満載ですね。人生にお金って絡むのになぜお金の教育を他の先進国よりも力をいれないのかが謎でしかありません。今すぐにきちんと取り入れて欲しいと思うこの頃ですね。海外のように。

まあ、日本政府はノロノロしていると思われるので私がしれっと計画立てますが←。このためのブログですからね。要するに何が言いたいかと言いますと皆さん少しの時間でもいいので金融リテラシーを高めるようなことは何かしらした方が人生お得ということです。いや、損はないでしょう。方法は楽です。金融リテラシー高める本を読んだりネットでお金に関することを調べたりすることです。ファイナンシャルプランナーの本とかオススメですけどね。資格取る取らない別として。あとはこのブログでも色々書いていくのでこのブログも参考にしてください!私も書きながら勉強してますので。宣伝みたいな形で終わりましたが以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう