善児のモデル?金窪太郎行親とはどんな人?

どうも、りかちゅうです!今回は緊急コラムです。書くつもりはありませんでした。ですが、書かねばならないと思い書きます。誰のことかというと善児です。なんと今日の鎌倉殿の暗殺係こと善児がいなくなりました。まさかの展開すぎてついていけません。書くつもりはなかったんです。ですが、あまりの動揺で書かねばとなり今書いています。しかも、頼家よりもインパクトがあるなんて相当ですねwwwwwww。それだけ彼の存在は目立っていたということですね。まあ、とにかく今から話したいと思います!

※彼のデータは少ないので量は少なめです。※ドラマとは異なる点もあります。

善児は存在したの?

善児は存在していません。三谷幸喜がオリジナルで作った人物です。ですが、モデルとなる人はいました。それは金窪太郎行親です。金窪太郎行親の生年月日などは分かりません。出身地もわかりません。ただ、少なくとも言えるのは彼は義時に使えていた人でした。ポジションは忍者みたいな存在です。有名な実績が頼家が幽閉された際に頼家の御家人が謀反を起こそうとしました。それを知った義時は金窪太郎行親に討てと命令しました。もちろん、金窪太郎行親は実行します。一方的に皆殺しにしたとか。なかなか強いですね。それで、その姿が今の善児のモデルとされているのかと思われます。ただ、そんな彼は1241年から名前が出なくなりました。

誰を殺していたの?

善児は鎌倉殿の世界でしか存在しない人だったんですね。それで金窪太郎行親?は史実上、一体誰を殺していたのか?

1.頼家の御家人を瞬殺

金窪行親が最初に登場するのは、吾妻鏡です。1204年7月23日のシーンで初登場です。このように書かれています。

左金吾頼家入の御家人らが鎌倉の近隠れ謀叛を企てた。それがバレたので相模守義時が金窪太郎行親と配下を差し向け、たちまちのうちに皆殺しにしてしまった

意味は頼家は北条によって伊豆の修善寺に強制隠居させられました。それ故に頼家の御家人が仇を討とうと謀反を企てた所計画がバレ皆殺しににしたという内容です。恐らく正面からではなく夜中に寝静まっているのを一方的に殺したと言われています。不気味な殺し方ですね。

2.和田義盛を挑発する

金窪行親はその後も北条氏の勢力拡大の為に義時の手駒として働きます。

吾妻鏡二十一巻によると121339日には義時が北条家打倒の陰謀に加担したとして和田義盛の甥こと和田胤長を罪人同然の姿で連行しました。その際に和田義盛のプライドを傷つけようとするシーンがあります。ここにも金窪行親が登場します。

内容としては甥をわざと釈放しないで重罪にし和田義盛に恥辱を与える事で兵を挙げさせようという義時の挑発です。その挑発に金窪行親も参加します。和田義盛は謀反を決意したことから和田合戦と呼ばれる戦いになり義時は勝利します。その後義時は義時は幕府の軍事を握る侍所別当に就任し、次官を金窪行親を命じました。となると、一連の流れに金窪行親が深く関与している可能性はなくもないです。

3.阿野時元を討伐

金窪行親は次官となり暗殺という手段は取らなくなります。ですが、非情な命令を淡々と遂行するのは変わっていないです。1219年には北条政子の妹こと阿波局(鎌倉殿では実衣ちゃんです)の子である阿野時元が謀反を起こしたので征伐に向かっています。ちなみに、この討伐命令には政子による策略があったそうです。内容は頼朝や義朝の子孫を根絶やしにして、二度と将軍後継者問題が起きないようにするという意図です。

三谷作品ってできているなぁ

三谷作品ってすごいなと思ったのが善児が人の心を持った直後に殺されたことです。一幡を殺せと義時に頼まれたのに愛情があったから断ったシーンはなんか泣けました。誰でも殺せていた善児がまさかのと。ですが、心を持ったと思いきや自分の娘に殺されるというオチ。娘さんも善児に何か思っていたことはありますからね。さすがの三谷作品だなと思いました。なぜそう思うのか?このシーンは何か意味があると思っているからです。個人的な憶測にはなりますが暗殺係なのにもかかわらず人の心を持ったから役目終了と意味しているのかなと思われます。暗殺係は心を殺さないとやっていけないですからね。

まとめ

善児はいつまでも生きているのかなと思いました。死んだとしても老衰かなと。そうじゃないと暗殺係の代わりは誰ってなりますし。トウしか思い当たりません。ですが、暗殺係で善児ほどのインパクトのあるキャラはいないです。暗殺係なのにこんなにインパクトあるのはすごいと思います。鎌倉殿を見ている人でもオープニングの登場人物に善児が登場したら誰が殺されるんだってなっていますからねwwwwwww。Twitterの石田三成なんて鬱回とか言っていましたもんwwwwwww。それくらいの存在感ということですね。だからこそ、私はこのロスはなんか悲しいと思っています。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう