鎌倉殿の13人を見た感想:総合感想

どうも、りかちゅうです!もう鎌倉殿が終わってしまいましたね。悲しいです。クリスマスプレゼントとして来週も放送してよよ思うこの頃です。NHKはなんでこうも意地悪なのか。それくらい鎌倉殿が大好きです。何度でもクリスマスくだりは言いたくなります。まあ、そんなことはさて置き、鎌倉殿は真田丸や麒麟がくるとはまた違った面白みがあったなと思いました。また、鎌倉殿を見て自分自身眠っていた考えを蘇らせてくれました。このように、ドラマを通して色々感じることがありました。ですので、一応の締めとしてこの記事にて全体的な感想を書きたいと思います!

鎌倉殿をやると発表された時に思ったこと

大河ドラマとは2年前に発表されるものです。だからこそ、私は放送される前から色々思っていたことはありました。ですので、その話からしますね。

1.なんで鎌倉時代なんだよ?

私は大河ドラマと言えば戦国時代と思っています。戦国時代ほど熱い時代はないですからね。だからこそ、なんで鎌倉時代なんだよと思いました。しかも、北条義時なんてマイナーですからね?主人公を変えろとまで思っていました。それくらい戦国時代の誰かがいいと思っていました。個人的には三成がまだ主人公にならないのが腑に落ちないと思っています。

※その当時、鎌倉時代への知識は疎かったです。

2.三谷幸喜、期待しているぞ!

たしかに、あの時はふざけるなと思っていました。ですが後日、鎌倉殿の脚本と監督が三谷幸喜だと知った時は大歓喜でした。なぜなら、あの「真田丸」の監督ですよ?真田丸は私にとっては最高な作品の1つです。だから、鎌倉殿だって面白くなるのかなという期待はありました。要するに、主人公のことはその時は興味なかったとしても作品には期待していました。

実際に見た時の感想

先ほどのはあくまで第一印象です。この印象はドラマを見てから変わりました。実際に見た時は義時が主人公でよかったと思っています、だからこそ、気持ちがどう変化をしたのかを詳しく話したいと思います!

1.分かりやすい展開!

初回から思っていたことでした。分かりやすいなと。座学で勉強していた時は鎌倉時代が好きになれませんでした。なぜなら、名前が「時」ばかりついていて覚えることが困難でした。また、源平合戦よりも面白みがないと思っていました。ですが、三谷幸喜の展開は分かりやすいためすぐに覚えることができました。他の人も鎌倉時代は複雑だけど鎌倉殿はわかりやすくていいという評価をしている人もいました。

2.何度も泣かしてくれたな。

何度も泣きました。初めて泣いたのは宗時兄さんがいなくなったときです。坂東の世を作ろうという発言が沁みてしまいました。それ以降も号泣だらけでした。上総介の死、全成の死、重忠の死、義盛の死、時政の退場、政子の演説など涙だらけです。どれが一番泣けたかなんて言われると難しいです。それくらい切ないシーンが多いドラマだと思っています。大河ドラマでここまで泣くのは予想外です。

3.戦国時代とは違った深みがある

鎌倉殿を見ながら戦国時代と鎌倉初期の違いは何かを考えていました。それくらい面白い時代だと思っています。考えた結果、戦国時代はバトルで鎌倉初期は仲間同士の争いだと思っています。戦国時代はリーグ戦です。自分の土地を得るため、自分が天下を取るための争いです。そのため、見ていてどっちが勝つんだという気持ちになりました。一方で鎌倉初期ははかつては味方だった人を潰し合う時代です。源平合戦では共に戦った仲だったのに関係性が崩れんです。これは涙しかないです。ただ、その潰し合いが歴史としては面白みというのか深いとは思っています。

4.演技のいい人が多い!

真田丸のときも演技がいい人が多いとは思っていました。ただ、鎌倉殿の方が演技の良さをもっと感じることができました。きっと真田丸にはいなかったメンツの演技が最高だったのかもしれません(主人公の小栗が表情で演技している所が好きでした)。個人的には頼家の演技が癖になっています。憎たらしくて生意気な所を上手く演じているなと思っています。また、時政パパが権力を持ったとしても本性はいいおじさんって所が魅力的でした。

※演技に関しては書ききれないです。もし別記事で書けたら書きたいと思います!

5.笑いもあった所がいい

泣くことも多い作品でした。こんなに泣いた大河ドラマに出会うことってあるんですかね?ただ、それと同じくらいに笑いもたくさんあったと思っています。なんというのか必ず癒し役がいるような気がします。佐々木のじいちゃん、時政パパ、義盛、トニューサなどのボケがいてくれたから和みました。変人な平六の迷言(もう直ぐ死ぬ発言に関しては不謹慎であるものの、平六だから許されます)や「トキューサ」という面白い呼び方、武衛くだり、義盛と実朝のやりとりなどは特に気に入っていました。もし笑いのシーンがなかったら鎌倉殿は重い話になっていたと思います。

6.推しができた

大河ドラマは歴史ものと思っているので推しって概念はないんですよね。あくまで歴史上の人物っていう目で見ているので。ですが、鎌倉殿ではガチで推していた人物がいました。それは平六です。携帯の待ち受けにするくらい推しています。平六に関しては性格が好みです。迷言でも映える所が本当に尊いです。リアルにそういう性格の人がいたら惚れます(もちろんみかけはイケメンじゃないと惚れません)。でも、平六は現実にはいないのであくまで推しです。

※私は山本耕史が好きなのではないです。平六が好きなんです。

7.教科書よりも鎌倉初期を知れる

正直に思ったことです。教科書なんかで勉強させるよりも鎌倉殿を実際に見させて学習した方が子供たちは鎌倉初期のことを知ることができると思います。そう考えると学校で鎌倉初期の勉強をするよりも大河ドラマから学んだ方が効率いいのかなと思います。それもあって、今更ではありますが子供ほど鎌倉殿を見て欲しかったなと思っています。これは受験生であっても見て欲しかったです。なぜなら、ドラマからどういう時代の流れかを把握することができたからです。座学で勉強するよりも役に立つといっても過言ではありません!

鎌倉殿を見て改めて思ったこと

鎌倉殿を見てトップの現実は甘くないということを改めて思い知りました。義時の姿が答えです。彼は権力を持つと同時に心を殺していました。義盛が死んだ時なんて建前と本音のギャップがすごいなと思っていました。また、義時はトップだからこそ誰にも頼れることができません。そのため思い切って泣けることができず1人で溜め込んでいました。このように権力を持つことは孤独になったり、非情にならないといけなかったりなど失うものが多いんだなと改めて気付かされました。

まとめ

三谷幸喜にはありがとうございましたとしか言いようがないです。鎌倉初期なんて戦国時代ほど面白くないという固定観念を崩してくれたのは三谷のおかげてす。予想していたよりも奥深い時代であることを知ることができました。これはもう学校の先生や教科書がポンコツだと言っても過言ではありませんねwwwwwwwww。というか、書きすぎたせいでもう書くことないです。ごめんなさい。ただ、最後にこれだけは言わせてください。三谷幸喜へ。また大河ドラマの作品を作ってください!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう