認知バイアスが起きる原因と対処法

どうも、りかちゅうです!人間には誰だって何かしらの先入観があります。先入観の内容に関しては人それぞれではありますが。具体的にはある人は女性ならではのいじめに巻き込まれたことから女性はみんなして陰湿で卑怯だと決めつけるようなことです。実際はみんなしてそうではないのに悪い経験の影響でその人は女性に偏見を持っています。このように、何かしらの先入観のせいで非合理な行動を取るのが人間です。ちなみに、それを認知バイアスと言います。てか、なんでそんな話してるのかって?この記事で話したいからです。ですので、今から話しますね。

認知バイアスとは何か?

まずは認知バイアスについてから詳しく話したいと思います。認知バイアスとは簡単に言えば物事を認識するにあたって何かしらの歪みが生じてしまうことです。いわゆる偏見みたいなものですね。その影響によって、論理的な思考ができないまま非合理的に判断してしまうなんてことはあります。実際に、少し考えれば誤った判断であったことに気付くことがあったとしても心理現象によって間違えるなんてことはあるあるです。

認知バイアスが起こる理由

以上が認知バイアスの概要です。では、なぜ認知バイアスが起きてしまうのか?次にその話をしたいと思います。

認知バイアスがある理由を説いたのはアメリカの行動経済学者ダニエル・カーネマンという方です。その人は人には2つの思考システムがあることを説きました。1つ目は直感的に思考するシステム。2つ目は合理的に思考するシステムです。直感的な思考の場合はスピーディーな判断ができることから脳に対する情報処理の負荷は比較的低いです。ですが、非合理的に判断してしまうことがあります。一方で合理的なシステムは事実を分析したり、細部を確認するために意識したりすることから脳への負荷は直感的な思考よりも強くなります。ですが、結果として合理的な判断を下すことができます。

このようなことを踏まえると脳的には直感的な思考を選びがちになるかと思われます。実際に人は膨大な量の情報を処理しているからこそ直感的に情報を処理する傾向はありますしね。ただ、それでは無理だと思った時に合理的な思考に基づいて最終決定は下します。要するに、人間は基本的には直感的思考を無意識に使われていることから思い込みやこれまでの経験で判断するという名の認知バイアスが生じるということです。

主な認知バイアスの種類

このように、人間とは無意識のうちに認知バイアスがあるものです。ただ、認知バイアスとは言えどもそれなりに種類があります。では、具体的にはどのようなものがあるのか?

1.確証バイアス

これは誰だってあるものかと思われます。人間は自分の主張を強化したり後付けしたりするために都合のいい情報や自分自身の思い込みを正当化する情報を集める傾向があります。具体的にはTVの言っていることは正しいという思考などはそうなのかと思われます。または、自分の好きな芸能人は純粋みたいな偏見があることからスキャンダルな情報なんてガセネタだと思い込むこととかもその一種だとは思います(これはジャニヲタあるあるではあります)。まあ、詳しいことに関してはこちらを見てください!

確証バイアスとは何か?:固定観念がある理由

2.バンドワゴン効果

これもこれであるあるではあるかと思われます。どういうバイアスかと言いますと、多数の人が選択している判断は、個人の判断よりも正確であると思い込むんでしまうことです。それによって、何も考えることをしないで多くの人がその選択肢を選んでしまうことが起きてしまいます。多数派の意見が正しいみたいな思考回路をしている人がそれなりにいるのはそういうことでもありますね。それもあって、故に大衆は嘘をつく、大衆は間違えるみたいな言葉はあります。

ちなみにインフルエンサーによるマーケティングも、バンドワゴン効果の1種であります。どういうことかと言いますとSNSにおける「いいね」の数が多い物ほど、良い商品であると認識されやすいということです。ここは検証しろよと言いたくなりますが…。

3.内集団バイアス

これは自分の所属しているコミュニティがいいなと思う気持ちが強いほどあるあるです。内容としては自分が所属しているコミュニティは、他の集団と比較してより優れているという先入観を持ってしまうことです。しかも、何も調べずに決めつけてしまう傾向にあります。また、外部の集団よりも内集団の人により好意的に接することも内集団バイアスの一種ではあります。また、内集団バイアスのせいで外部の集団には差別的に接するなんてこともあるあるです。

 

認知バイアスを解く対処法

たしかに、認知バイアスは個生活習慣や経験、生まれた環境などの影響で取り除くことは大変ではあります。ですが、認知バイアスが生じる可能性があることを理解して対策を取ることはできます。では、どう対策していくのがいいのか?

1.1人でいる時間を作る

人は集団になるとバカになります。なぜなら、何も考えなくても誰かしらが考えればなんとでもなることが多くなるからです。実際に権力のある人の言うことがまかり通りますし何も考えなくても何かしら与えられますしね。一方で、1人でいる場合は何から何まで自分で考えないといけません。となると、認知バイアスに囚われていたら生き残れません。このようなことを踏まえても1人でいる時間を作って自分で考えることは大切なのかと思われます。

2.固定観念を少なくする

なかなか難しいかと思います。ですが、少しづつでもいいので固定観念は少なくした方がいいと思います。具体的には先ほども述べたように女性への偏見とかですね。たしかに、生物学的にも女性の方が陰湿な傾向にあります。ですが、みんながみんなしてというわけではないです。ですので、女性だからと決めつけずに思い切って察すれば女性だからという偏見とかは無くなるのかと思われます。このように、一瞬でもいいから自分の思い込みは一回捨ててみると認知バイアスは減っていくのかと思われます。

3.非合理な考えはやめる

これに尽きるかと思われます。先ほども述べたようにインフルエンサーが宣伝してるからいい商品でもないです。場合によっては大袈裟に宣伝しているだけで中身はポンコツなんてことはあるあるです。実際にそういう商品は見たことあります。また、みんなが信じているものは正しいという概念もおかしいです。なぜなら、この思考では統計に基づいた判断ではないからです。反対に世間的に広まっていることは本当なのかと調べて判断したり、PDCA を回したりする方が合理的ではあるかと思われます。

まとめ

誰にだって認知バイアスがあるのは当たり前です。むしろ、ない人の方が稀だと思います。ただ、少なくとも言えるのが認知バイアスが強い人の方が考えることが少ないのかなと思われます。もし、日々自分で考えることをしていたら合理的に思考するシステムが強いはずです。それ故に直感的に物事を捉えることがそれなりにあったとしても合理的に考えることは心がけているかと思われます。一方で、考えていない人は合理的に考えるシステムは強くはないです。それもあって、先入観や思い込みから判断しやすくなるのかと思われます。ですので、認知バイアスを弱くするには自分で考えることを心がけた方がいいと思います。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう