頼朝の最初の妻!八重さんとはどんな人?

どうも、りかちゅうです!タイトルを見てまさかのと思う方もいるかもしれません。そうですよね。頼朝は政子の前に他の人と結婚していました。その名は八重さんです。鎌倉殿を見ている人ならばもちろんその方をご存知ですよね。ただ、その八重さんなんですが資料がそうないんです。いついなくなったか、いつ生まれたのかも分かりません。さらに言うならば、フィクションの人だとも言われています。とは言えども、鎌倉殿では話題になっている人物ではあるので長くは話せないですがこの記事にて解説したいと思います!

八重さんとはどんな人?

とりあえず、八重さんに関するデータは少ない中でどんな人かを話しますね!八重さんとは頼朝の最初の妻であり悲劇的な生涯をおくった女性です。八重さんは伊東祐親という豪族の娘でありかつ頼朝の最初の妻でした。ただ、これは禁断の恋です。伊藤祐親は追放されている頼朝の監視役です。その娘が頼朝と恋愛関係を持っていたらあかんことですよね?もちろん、伊藤祐親は激怒しました。それ故に、千鶴丸という息子を産んだものの、伊東祐親によって、川に沈められて殺害されてしまったのです。

そして、八重姫のその後ははっきりしていません。ある説では頼朝に好きな男性を選べといわれて、相馬師常という人物と再婚としたと言われていればある説では政子と頼朝が結ばれたことを知って絶望し現在の伊豆の真珠が淵というところで入水し、亡くなったともいわれています。

八重さんと義時

実は八重さんと鎌倉殿の主人公の義時は従兄弟関係です。時政の最初の妻が伊東家の人ですからね。それで、八重さんと義時はただの従兄弟でもない説があります。ですので、その話もしますね!

義時と再婚説?

まさかのと思いますよね。その根拠として八重さんの子・千鶴丸の菩提をとむらうために建てられた最誓寺というお寺にこのようなことが書かれているそうです。

「八重姫は、江間小四郎(北条義時のこと)と結婚した」

この説の経緯としては八重さんは頼朝と無理やり引き裂かれ北条家の領地と隣合わせだった江間という人物と再婚しました。ただ、頼朝が平家打倒のために挙兵すると江間氏は頼朝との戦いで戦死しました。となると八重さんは未亡人です。そこで、北条家の領地のお隣りにあった江間氏の領地は義時に与えられます。それもあって、義時は通称・江間小四郎と名乗るようになるのです。それ故に最誓寺に先ほどの内容が記載されています。

泰時を産んだのは八重さん?

鎌倉殿の時代考証をしている酒井先生は泰時を産んだのは八重さん説を唱えています。坂井先生は八重さんは夫の江間が亡くなったあと頼朝の館で働くようになり、その後北条義時と結婚したと仮説を立てています。そして、三代執権として歴史に名を刻む名将・北条泰時を産んだと言っています。

ただこれは推測で推測には何の根拠もないと坂井先生は言っています。とはいえども、その仮説は濃厚と考えている人もいます。仮説としては頼朝は息子・千鶴丸を失った八重さんを不憫に思いそばに置こうとしたそうです。ですが、政子が怒っちゃうため八重さんをそばに置くことは危険でした。また、政子も頼朝と八重さんがそばにいて欲しくないと思っていました。そこで、政子は義時に八重さんを嫁がせることをすすめたのでした。その話は進み、義時と八重が結婚したことで政子も安心したと言われています。

八重さんの最期

いつなくなったのかもどうしていなくなったのか分からないです。もし義時と結婚していた説を取るなら1190年前には亡くなっていたと考えられています。根拠としては義時は1192年に比奈さんという女性と結婚したことです。比奈さんとは比企家の女性です。その当時、義時が訳ありの八重さんと比奈さん姫の前という2人の女性を正室と側室として抱えることは常識として無理です。それ故に義時が比奈さんと結婚した時には八重さんとの夫婦関係はすでに終わっていたと考えられるのです。ただ、詳しい死因や状況は不明です。

八重さんは存在しなかった?

実は質の高い歴史文献のなかに、八重さんの存在はいないんです。強いて言うならば曽我物語、平家物語、源平盛衰記など小説のような物語調の読み物の中に八重さんは登場しています。もちろんこれらは真実味の薄い、質の低い資料です。それ故に、八重さんも千鶴丸も頼朝を悲劇のヒーローとしてまつりあげるためのフィクションなのかなと言われています。

まとめ

八重さんのことを書く予定はなかったです。ですが、ここまで騒がれているとなると頑張って書きました。これが精一杯です。一体どの説を取ればいいかはあなた次第です。少なくとも鎌倉殿では義時と結婚説を取りましたね。私的にはどれがいいかと言われると戸惑います。ただ、もし本当の話だとするとコアなヲタク達には楽しんでもらいたい話だと思っています。特に鎌倉殿を見ている人にはきっと推される話だと思います。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう