悪循環!スタグフレーションになる理由

どうも、りかちゅうです!物価は上がっているのに給料が伸びないことで悩んでいる方とかあると思います。私自身、このような事態はうざいとは思っています。まあ、そんな事態を好きな人なんていませんけどね…。ちなみにこのような現象をスタグフレーションと言います。この文面で疑問に思った人はいるはずです。なぜならば、本来ならば給料も下がれば物価も下がっているからです。それなのにスタグフレーションは給料だけが下がっています。物価も上がるならば給料も上がらないと生活としてキツいです。でも、なんでそんな現象が起きているのか?この記事にて話したいと思います!

インフレとデフレ

本来ならばインフレかデフレのどちらかになるのが普通なんです。ですので、まず初めにインフレとデフレとは何かについてから話しますね!

インフレとは簡単に言えば物価が向上したり貨幣の流通量が増えたりすることで貨幣の価値が低下することです。消費者が増え、経済が良くなり過ぎるとそういう状況に起きることもあります。また、海外の原料が高くなることでインフレになるときもあります。まあ、インフレに関しては穏やかな感じでしたら経済的にはいいんですけどね。

一方でデフレは物価が下落したり貨幣の流通量が減ったりすることで貨幣の価値が上がることです。不景気の時とかまさにそうなりますね。ただ、デフレが長く続くと企業が儲からない、給料が上がらないなどの悪循環が生まれます。いわゆるデフレスパイラルってやうです。

※詳しいことに関してはこちらの記事を見てください!

インフレとデフレどっちが経済にいいのか?

 

スタグフレーションとは何か?

以上がインフレとデフレに関する概要です。では、肝心たるスタグフレーションとは何か?スタグフレーション(stagflation)とは
停滞を意味するスタグネーション(stagnation)と物価上昇を意味するインフレーション(inflation)を合成させた言葉です。どういうことかといいますと景気が後退しているのにもかかわらず、物が不足していることでインフレの状態となることを意味しています。先ほども述べたように物価は上がっているのに給料が伸びないことと思えばいいです。今の時代がまさにそうだと思います。

ちなみに、スタグフレーションは別名でスランプフレーションとも言うそうです。

スタグフレーションになる理由

以上がスタグフレーションの概要です。にしても、なんでスタグフレーションになるんだよと思う方はいるはずです。ですので、スタグフレーションになる理由について話したいと思います!

1.戦争や紛争などの政治混乱

スタグフレーションの原因はてして主に石油や食料など生活必需品の供給不足であることが多いです。そのため、戦争や内乱・紛争などがありと供給側の思惑でスタグフレーション引き起こされる場合があります。ウクライナとロシアの戦争でもそんな話が流れていますね。また、昔の話になりますが第一次・第二次オイルショックの時にもオイルショックの発端は中東戦争やイラン革命といった政治的な対立が原因でした。

2.エネルギーを輸入で依存するから

オイルショック時代の先進国は石油のほとんどを中東に依存していました。日本は今でもそうですよね。なぜならば、資源がないからです。ただ、もし石油などの資源が輸出停止や値上げを宣告されてしまうと国内経済にダメージを追うことになるのは事実です。そうなったことで極端な中東依存・石油依存から脱却するべきだと言われ、輸入国の分散や油田開発、さらに原子力や太陽光など代替エネルギーの開発に力を注いだそうです。

ちなみに、1970年代のオイルショックの際に原油価格が4倍に跳ね上がったことで日本を含む多くの国がスタグフレーションに陥ったそうです。

3.投機マネーの影響

2007年に起こったサブプライム問題がきっかけで2008年にはリーマンショックが起こったことで一時スタグフレーションが懸念される事態が起きました。なぜならば金融不安に陥いったことで通貨などの信頼が下がり金余りとなっていた投機マネーが原油や穀物市場に流れ込んだからです。そう考えるとリーマンショックなどがいきなり起きると物価への影響が大きくなりますね。

4.噂話の影響での買い占め

買い占めとかあるあるですよね。オイルショックならばトイレットペーパーでコロナならばマスク。このような買い占めが起きてしまうことで購入が困難になったり、売り切れるのではみたいな噂が広まりります。そうなると噂されている商品が売り切れてしまう可能性が高くなり物価上昇を引き起こしてしまう原因になりえます。この場合はきっと対象商品だけが影響かかるなんてことはあってもおかしくないです。他の商品に関してはケースバイケースだと思います。

日本の物価が上がっている理由

日本に限った話になってしまいますがなぜ物価は上昇しているのか?まずは日本は輸入に頼ってばかりです。そうじゃないと食料自給率が低くなりません。となると、現地の原材料費が高くなると物価も上がります。輸入すると関税がかかるため余計にそうなるますよね。それ故に物価は上がっています。また、人手不足で求人出すためのお金がかかったり、円安で海外工場で働く人の給料が上昇したりすることで物価は上がっています。詳しいことはこちらに書かれているので見てください!

なぜ日本は物価が上がっているのか?

日本の給料が安い理由

物価も上がるならば給料も上がれよと思うものの現実はそうはいかないんです。では、なぜそうなのか?まずは保険料、年金などが上昇していることですね。それによって手取りの額が減ってしまいます。なぜかどんどん減っているから本当に困っちゃいますね。また、小泉政権時代の時に派遣法を改正したことから派遣社員を雇いやすくなりました。それによって企業側は安い人権費で雇うことになり困窮する人が増えていきました。たしかに企業側からしたらそっちの方がいいですが労働者側からするとキツイ話です。

スタグフレーションは貧困化の元

まあ、普通に考えればそうですよね。きっとデフレの時よりも悪循環になると思います。どういうことかと言いますとデフレならば物価も下がっているからまだマシなんですよ。一方でスタグフレーションは給料が落ちていたり、求職者が増えたりしているのにもかかわらず物価だけが上がっているため皆さんの収支バランスが崩れてしまいます。手持ちが昔と変わらないのに普段買う物が高くなっているから出費だけが増えると悩んでいる人はいるはずです。特に日用品などは買わないといけないからこそ困る人はいると思います。いや、どんな人であっても困るはずです。また、お金に困る人達が増えていくことは間違いないと思います。

まとめ

他の国ならばたとえ物価が上がっていたとしても給料は伸びています。そこに関してのデーターとかは流れているので調べればわかります。私もざっくりとしか分かっていないです。ですが、日本の場合はそういうわけではないです。むしろ、物価だけはいい感じに上昇しているのにもかかわらず給料は何十年も上がっていません。それどころか取られる額も上昇しているため下落状態です。これは完全にスタグフレーションですね。しかも、それを改善する余地もないです。きっと様々な事情があってできないんだと思います。ですが堕落しているのは事実です。だからこそ、この実態は分かっておきましょう。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう