FRBって何?為替や株価に影響する

どうもりかちゅうです。皆さん投資をする際に経済事情などを見るかと思われます。いや、見ない投資家なんていないです。チャートの分析だけではあくまで値動きなので経済事情はわからない故に。その際によくFRBという用語をよく見かけるかと思われます。よく経済ニュースとしても乗りますからね。ただFRBってどうして投資をする際に重要となってくるのかが分からない人もいると思います。そこで、この記事にてFRBについて話したいと思います。知っている方はおさらいとしてみていただけると嬉しいです。

FRBとは?

まずはFRBとは一体なんぞやって感じですね。今からFRBの存在について話したいと思います。FRBは「連邦準備制度理事会」です。正式名称はFederal Reserve Boardで頭文字を取ってFRBと呼ばれています。それでFRBとは何をする所なのか?FRBとはFRS(連邦準備制度)という米国の中央銀行制度を構成する機関です。日本で例えるなら日銀のような中央銀行です。

1913年に創設し、当時は当時は連邦準備局と呼ばれていましたが1935年に今の名称に変更しました。ちなみにFRBはアメリカの首都ことワシントンD.C.に本拠地があり、7名の理事(議長:副議長が1人ずつ)で構成され、議長はアメリカの大統領が指名します。2019年1月時点の議長はジェローム・パウエル氏です。

FRBの仕事内容

FRBは「連邦準備制度理事会」という名称だから正式な銀行でないことは誰が見ても分かることでしょう。では紙幣の発行など銀行のような業務はどこがするのか?それはアメリカ各地区に置かれた連邦準備銀行(Federal Reserve Banks)が行います。どっちともFRBですが機関は違うということですwwwww。頭文字が偶然なこもに同じで笑いましたが←。そんなことはさておき、場所は12地区あるので参考までに載せときます!

1.ボストン連邦準備銀行
(ボストン州)
2.ニューヨーク連邦準備銀行
(ニューヨーク州)
3.フィラデルフィア連邦準備銀行
(ペンシルベニア州)
4.クリーブランド連邦準備銀行
(オハイオ州)
5.リッチモンド連邦準備銀行
(バージニア州)
6.アトランタ連邦準備銀行
(ジョージア州)
7.シカゴ連邦準備銀行
(イリノイ州)
8.セントルイス連邦準備銀行
(ミズーリ州)
9.ミネアポリス連邦準備銀行
(ミネソタ州)
10.カンザスシティ連邦準備銀行
(ミズーリ州)
11.ダラス連邦準備銀行
(テキサス州)
12.サンフランシスコ連邦準備銀行
(カルフォルニア州)
FRBが為替や株価に影響する理由

FRBが為替や株価に影響するのはみんなして分かっていると思いますがなぜ影響するのかですよね。理由はシンプルにアメリカのお金をコントロールしているからです。今や世界の中心でもあるアメリカのお金をコントロールしているということは世界事情にも影響がかかってきます。特にアメリカの金利の利上げや利下げに関しては株価や為替にかなりの影響を与えます。それでいつどこで利上げや利下げを決めるのか?それはFOMC(Federal Open Market Committee)こと連邦公開市場委員会で決めます。開催年数は年に8回です。必要に応じては随時行うことはあります。参加者はこの会合にはFRBの理事7人と連邦準備銀行の総裁5人です。

FRBが利上げ発表するとどうなるか?

先ほどFRBがアメリカの金利が利上げするか利下げするかによって為替や株価に影響を与えるという話をしましたね。ということでどう影響するか今から話したいと思います!まずは利上げから!

FRBでアメリカの金利を利上げすると決定すると円安ドル高になりやすいです。当たり前のことですが利上げにするとFRBが発表したらアメリカの金利が現段階の金利より高くなります。それはアメリカのお金こと米ドルの需要も高くなります。なぜなら、資金というものは金利の低いところから高いところに流れるのが基本だからです。それ故に利上げは米ドルの人気を高めると同時に他の通貨の価値を下落させます。これはドル円の関係以外の通貨も同じことが言えます。

ただ、もしFRBが利上げするというと日経平均株価は下落しやすい傾向にあります。
FRBが利下げするとどうなるか?

利上げした時の影響の次は金利が利下げしたらどうなるかについて話しますね。アメリカの金利の比率を現段階よりも下げるとFRBが話した場合は利上げと逆でドル安円高になります。それは金利が利下げすると米ドルの需要がなくなってしまうからです。そのため、別の通貨の方が普段よりも需要が高くなります。これは利上げ同様ドル円に限った話ではありません。

現につい最近の話では2020年3月15日の利下げ発表もドル安円高のきっかけになりました。コロナショックの影響でFRBは臨時にFOMCを開き、年利を0〜0.25%にすると決めました。それまではアメリカの金利は1%でしたがちょうど1%利下げしたそうです。これはもう実質ゼロ金利ですね。ただでさえコロナショックで暴落したのにまた下落かよって感じですね。

日経平均的にはどう影響与えるのか

FRB のアメリカの金利を利上げするか利下げするかでどう影響与えるかに関してはわかったかと思われます。では日本の株価こと日経平均株価がどう影響するかも話したいと思います!

1.ドルの需要によって左右される

もし金利利上げによってドルが変われて円安ドル高になれば外国人投資家が積極的に日株をかうので日本の株価は上がります。ですが、利下げによってドル安になれば日株を買うような行為は減るので日経平均株価は下落しやすくなります。

2.企業の成長での影響

利上げをすることでアメリカ企業に悪影響を与えることにもなります。なぜなら金利を高くすることはもし会社が銀行にお金を借りる時、利子が高くなるからです。それによって景気悪化に繋がったらアメリカ株は下落しますよね?それ故に日株も同じように下落する傾向にあります。

3.ほとんど変わらないこともある

利上げや利下げをしてもほとんど変わらないこともあります。なぜならFRBの利上げや利下げは市場の予想で織り込まれているからです。そのため、株式市場に影響はほとんど出ないこともあるんです。ただ、市場の予想よりも大きく外れた場合だとイレギュラーな動きになりえます。そうなれば日株も謎な動きになることでしょう

※今までの見解はあくまで傾向です。他の要因などでイレギュラーなこともあります。

まとめ

私もFXをやっていた時はFRBという発言はよく聞いていました。アメリカの金利がどうなるならやらで今後の動きがどうなるのかと。経験したから言える話なんですがFRBが利上げするか利下げするかでかなりの影響がありましたね。正直にいうとFRBの発言によってかなり暴落することも多々あります。もちろん上昇することもありますが。要はFRBの発表というのは相当の威力があるということです。

だからこそ、FRB関係の発表があると投資家の皆さんは目を張ります。ですので、沢山のある経済事情の中でもFRBの発表に関しては覚えていくべき項目だと思います!それを知るか知らないかで株価や為替の動きに関しては敏感になること間違いなしです。以上がまとめです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう