貰える権利はある!生活保護とは?

どうも、りかちゅうです!皆さん生活保護という言葉は聞いたことあるかと思われます。あれでしょ?生活が困窮した時に一定の条件さえ通っていたら使える奴。それがどうしたんだよって?いやぁ、実は日本で生活保護を使っている人って少ないんですよね。それもあって困窮状態なまま生活している人がいるのが現状です。要するに、使う権利はあるのにもかかわらず使うことをしないで日々生活に困っている人達がいるということですね。これはもったいない話です。ですので、この記事では生活保護とは何かについて話したいと思います!

生活保護とは
まず、生活保護とは何かという概要からについて話しますね!生活保護とは日本国憲法第25条に書かれている健康で文化的な最低限度の生活を保障するために経済的に困窮している人に対して給付を行う制度です。最低限度に関する記事はこちらを見てください!
要するに、憲法の内容を守るための施策でもありかつ、困窮している人が再び自立できるよう支援する制度でもあります。そのため、生活に困窮する人は誰でも申請できます。
生活保護の内容

以上が生活保護の概要です。では肝心たる生活保護の内容としては8種類の扶助があり、さまざまな条件を踏まえて扶助するものが決まります。。要するにその人の生活水準を参考にして8種類の扶助が適した形で支給される感じですね。ではその8種類はどのようなものがあるのか?

1.生活扶助
衣食や光熱水費などの生活費に対する保護ですね。カテゴリーとしては「基準生活費」と「加算」の2つがあります。基準生活費とは年齢や世帯の人数、居住地などの条件により定められる生活費です。一方、加算とは世帯に特別の給需があるときに保護費を増額する制度です。
2.教育扶助

教育扶助とは生活保護の受給世帯の児童に義務教育期間の教育にかかる費用を金銭給付します。やはり、日本国憲法には教育の義務という項目があるため必要なものであるのは明らかかと思われます。

3.医療扶助

怪我や病気の治療に必要な医療費の給付です。人間怪我や病気はすることはあり得るのでこれまた必要ですよね。内容としては生活保護法に基づく指定医療機関に医療サービスの提供を委託する形で、現物給付にて行われます。その際に医療券・調剤券の交付を受けます。もし、新たに必要になった場合は福祉事務所に受給者が医療扶助の申請を行います。

4.介護扶助
介護扶助とは介護を必要とする人へのサービスで介護保険給付の自己負担分が給付されます。要するに、医療扶助と同じで発行される介護券を使って介護サービスを受ける形で現物給付される感じですね。
5.出産扶助
出産に必要な費用が金銭給付されます。子供を産むのにはお金がかかりますからね。病院での出産の場合は児童福祉法が定める入院助産制度が優先されるため、生活保護法の出産扶助が適用されるのは自宅での出産や指定助産施設以外での出産です。ここは注意してください!
6.住宅扶助

生活保護の受給世帯が住む住居の費用の給付です。内容としては賃貸の場合は家賃、持ち家の場合は必要な改修費用、転居の場合は敷金や礼金などが支給されます。

7.生業扶助
保護を必要とする人が自立する目的で働くために必要な費用を金銭給付します。内容としては就職のためのスーツの購入費や自営業の設備費などです。いずれは仕事してほしいというための保護ですね。
8.葬祭扶助
もし万が一、生活保護を受給していた人が死亡した場合、葬祭や埋葬にかかる費用が葬祭を行う人に金銭給付されます。いなくなった人にも扶助が行われるとはかなりすごいですよね。まあ、それくらいしないといけないくらいの環境であることには変わりないんですけどね。
生活保護の利用率はどれくらい?

生活保護を利用する権利がある人できちんと使っている人はどれだけいるのか?こちらの統計を見てください!

なんと日本は20%くらいしかいません。イギリスやドイツは使っているのにもかかわらず。これを見ても使ってもいいのにと思ってしまいます。このようになってしまう要因としてはおそらく、生活保護があるということをTVなどで広報されていないのはもちろんのこと生活保護を使うことは依存だみたいな気持ちを馳せている人は少なくともいるのかなと思われます。生活保護を受けている=貧乏人みたいなイメージがどこかで植え付けられているということですね。

というか、まず初めにきちんと広報しろやというのが私の言い分です。たしか、広報するのにかなりの会議がかかったなんて聞いたことがあります。また、生活保護を受けるから貧乏人みたいなノリとかも辞めましょう。みすぼらしいみたいなプライドのせいで生活が困難になっていいことなんてないです。詳しくはこちらを見てください!

日本の生活保護の捕捉率が低い理由

 

需給までの流れは?

肝心なのはどうやって生活保護を需給するかですよね?それを知らないと元も子もないですから。まず、生活保護の申請するには住んでいる市区町村の福祉事務所の生活保護担当窓口に行きます。ちなみに申請できる人は保護を必要とする本人、扶養義務者、同居親族のみです。

次にケースワーカーが、生活保護の要否を判断するための調査を行います。本当に困窮している人でない限りは貰えるものではないですからね。その際にどれだけ困窮しているのかや働く能力などを調べるために自宅訪問、世帯全員の預貯金口座残高の調査などが行われます。それで、申請してから14日以内に福祉事務所が保護の要否を決定し書面にて結果を報告します。もし、審査通過していましたら生活保護の需給が開始されます。基本的には月単位での支給ですね。その際に福祉事務所の担当者より説明を受けます。

ただ、生活保護を申請することも困難だそうです。なんか言い方とか対策しっかりしないと門前払いなことはあるあるらしいですよ?これも生活保護の受給率を下げる要因かもしれませんね。

受給条件は?

だからってみんながみんなして審査に通れる訳ではありません。需給条件があります。条件の内容は申し込む人の世帯収入が居住地の最低生活費よりも低いことです。最低生活費の基準は日本国憲法第25条で保証されている、健康で文化的な最低限度の生活を送るために必要な費用です。ここに関しては住んでいるエリアによって物価や時給などが違うため自治体ごとに変わります。

まとめ

たしかに、日本の貧困化は進んでいるのは事実です。どういうことかと言いますと健康で文化的な最低限限度の生活が出来ていない人が増えているということです。日本の貧困化についてはこちらの記事を見てください!

一応先進国なのに?日本の貧困の現状

たしかに、このような問題が発生しているのは日本の給料が物価が上がっているのに賃金が上昇していない状態だったり、非正規雇用が増えたりしているからなのは確かではあります。ですが、生活保護を利用していない人がたくさんいるからこそ貧困化が進んでいるのも事実です。このようなことを踏まえると政府も政府で生活保護に関することを広報しない限りは貧困問題は解決しないかと思われます。また、生活保護に関しては自分は使うなんてとんでもないという気持ちは捨てて生活保護を使いましょう!困窮しても生きていける国は日本だけです。そこは把握してください!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう