テクノロジーで働き方を改革!〜RPAと中小企業〜

どうもりかちゅうです。

ここ最近「働き方改革」という言葉をよく耳にしますね。その言葉が流行ったきっかけは政府がより働きやすくするようにしようと言ったからです!具体的に言えば残業時間を減らそう、労働生産性をあげようなどが課題となっているのでそれを改善しようということです。これは政府に言われたこともあるので企業は対策しないといけません。ただ、どう解決するかが問題ですよね?そこで、今流行っているのが業務改善ツールです。今の時代デジタル社会だからこそ、デジタルで任せられる業務はデジタルに任せるという考えになっています。

ただ業務改善ツールには沢山のカテゴリーがあります!クラクドソーシング、RPA、勤怠管理などキリがないです!そこで、この記事では沢山のカテゴリーの中からRPA の紹介と今回の記事で紹介する理由について書いていきたいと思います!

「働き方改革」が提唱された背景

まずは時代の流れを把握するためにも「働き方改革」が言われている理由から話したいと思います。先ほども言いましたが安倍さんが提唱したことは事実です。ではその経緯は何なのか?今から話していきたいと思います。

1.働き手の減少

現在、働き手となり得る年齢層(1564)の減少ペースが速い状況です。このままだと2110年には、生産年齢人口が現在の半分になりえるかもしれないです。働く人が減るということは労働力も同時に減るということになるので日本経済が回りません。その防止をするためにも働きやすくかつ働きたい人を増やすために「働き方改革」を提唱しました。

2.労働時間の長さ

日本人は長時間労働な会社が海外よりも多いです。よく日本では80時間超える残業とかしてる人いますよね?それもあって他国から問題視扱いされています。主なエピソードとしては2013年国連は日本に「多くの労働者が長時間労働に従事していること」「過労死などが発生し続けていること」以上2点を解決するように言いました。「残業している人の方が偉い」といった風潮が日本にあるせいで労働時間が自ずと長くなってるとは問題ですね。

3.労働生産性の悪さ

正直に言うと日本の労働生産性は低いです。昔から「日本人は勤勉だ」と言われています。ですが、ダラダラ働くのはナンセンスです。ここ最近、日本の労働生産性は、ほかの先進国と比べると低いです。データとしては国民ひとり当たりのGDPOECD加盟国で比較したとき、2015年の日本の順位は35ヵ国中20位です。2000年の時は2位だったのに今では20位という結果は衰えすぎです。労働力が減るのに労働生産性が低いとなると悪循環でしかないので労働生産性を上げる必要があるのです。

具体的にどんな施策があるのか

3つの経緯を基づいて「働き方改革」が施策されることになりましたが具体的にどんなことをするのかに関してはまだ説明していないので今から説明していきますね。

1.残業の上限

今までは36協定があったため残業の上限はありませんでした。36協定とは1日8時間、週40時間といって法的労働時間を超える時間外労働や休日勤務などをする際に労組などと書面による協定を結び労働基準監督署に届ける義務があるということです。しかし、大手の場合2019年の4月、中小企業の場合2020年の4月から年間720時間、単月100時間未満、複数月平均80時間と上限を付けることになりました。

2.年次有給取得の義務

有給休暇が年10日以上ある労働者は5日分は有給を消化しないといけません!20194月から施行時期でした。

3.中小企業の時間外割増率猶予措置を廃止

中小企業は月の残業時間が60時間を超える場合、割増率25%で据え置かれていました。しかし、20234月から大企業と同様に50%の割増率となります。

※他にもありますが長くなるのでメインの4つのみの紹介にします。

中小企業ほど「働き方改革」を考えないといけない理由

施策内容を見る限り「働き方改革」というのはどの企業を意識するべきだというのは明らかだと思われます。ただどの企業ほど考えないといけないかというと「中小企業」です。なぜなら大企業よりも人が少ないからです。人が少ないということは先ほども言ったように1人あたりの仕事量も多くなりやすくなります。また、場合によっては人手不足で仕事が回ってない企業もあります。ですので、中小企業ほど「働き方改革」を考えないといけません。

「働き方改革」による中小企業の問題を解決するツールとは?

確かに、中小企業には人手不足や労働生産性などで影響が出ることから、労働生産性を高めて労働時間を考えて仕事をしないといけないです。さもないと労働時間をカットできません。だからって人間の力では限りがあります。なぜなら人は124時間しかないのに仕事以外にもやらないといけないことが多いからです。ではどのように対応すればいいのか。答えは今の時代デジタル時代だからこそテクノロジーの力で任せればいいんです!例えば勤怠管理や給料計算、備品発注などがテクノロジー化されています。ただテクノロジーと一口で言っても何があるのと思われると思います!そこで、たくさんの商品がある中、RPAツールというものを今から紹介したいと思います!

RPAツールとは?

まずRPAは「Robotic Process Automation=ロボティック・プロセス・オートメーション」の省略です。どういうツールかといいますとロボットが文字入力、勤怠管理など単純作業の多い業務をロボットにより自動化するというツールです。人が行っていたことを代行する特徴から、仮想知的労働者とも言われています。

RPAツールが出来ること

RPAツールの概要は分かったと思うので次にRPAが出来ることについて話したいと思います。

1.事務的な作業

RPAの特技は。手順が同じとも言える事務的な作業です。ルール通りのRPAに任せた方がお得です!具体例とすると請求書、経費の処理、発注・納品などですね!ただし、全てを任せるというより決められた手順で行うものが対象となります!

2.メール、電話などのサポート業務

送られたメールが簡単な文面で終わる場合ならば定型的な文面として対応が可能です!また電話対応も効率的です!具体例としてはネット上での顧客情報の管理として画面の移動に時間がかかってたところを数回の処理でおわらせました。このように、サポート業務の際も時間を短縮して処理することができます!

3.データの収集や分析作業

RPAは定型的な反復処理を得意とするため、データの収集・分析業務に活用することもできます。ルーチンワークとはいえデータの収集や分析にはそれなりの時間がかかりますが、RPAを用いれば自動処理によってかかる時間の短縮が可能です。

一例として、既に記載されている会社名からオフィシャルサイトにアクセスし、必要な情報を自動的に取得するといったものが挙げられます。それにより、問い合わせを受けたと同時に会社のデータを取得し、メッセージだけでなく詳細情報を添えて担当者に提示する使い方もできるでしょう。

RPAツールの魅力

RPAで出来ることは沢山あるからこと魅力な点はたくさんあります。ですので、RPAツールの魅力についてまとめてみました。

1.パソコンのソフトよりも自動化!

パソコンにはExcelなどのMicrosoft Officeってありますよね?じつはExcelシートのデータの集計や加工作業を自動化できます。また、ブラウザ上の作業の自動化に特化したツールもあります。ですが、RPAのほうが自動化できる作業の範囲の広いです!具体例としてはExcelで集計・加工したデータを別の所にコピペするという作業があるかと思われます。なかなかめんどくさいですよね?文字の打うことはなくても場合によっては形式を整えないといけないですし。ですが、RPAツールExcelのデータを自動的にコピペしてくれます!要するにより単純作業を自動化してくれます!

2.いつでも稼働&ミスがない

ロボットソフトウェアなので24時間365日稼働しているので昼夜問わず単純作業をしてくれます。人間がやると決められた時間しか出来ないからこそお得ですよね?ただ懸念点としてはミスがあるのかと抵抗はありますよね?心配無用です!RPAツールにはヒューマンエラーを排除する機能があり、人がミスしやすい点やミスする所を排除してくれます。単純作業ほどミスがあると修正する時間がかかり手間がかかります。ですので、RPAツールはこれを排除することで、さらに生産性を飛躍的に向上させ、人でないと難しい業務に集中することを可能にするでしょう。

3. 生産性の向上で人手不足を解消

何度も言いますが中小企業は人手不足なんです。それなのに労働時間の抑制をしろと「働き方改革」では言われています。そんな状況を解決してくれるのがRPAツールなんです!実績としては月に100時間も発生していた業務量がゼロになったというケースも存在します。単純作業をしっかりやってくれるRPAは不可欠なツールであること間違いなしです!

4. 付加価値の高い仕事に集中できる!

RPAがデータ入力などの単純作業の仕事をしてくれるのは本当にありがたいことですよね?ですが少し気になることはありませんか?それはRPAツールのせいで仕事が取られるのではないかという懸念です!実はRPAはそういったことはしません。なぜなら、人間の作業の中で機械的なことを失くすというコンセプトだからです。ですので、RPAは機械的なことのみをして人にしか出来ないことは人がやることで、生産性が飛躍したという反響もあります。

RPAの実績はどうなの?

確かに、ここまでの説明を見てもRPAツールは魅力的な商品であることは分かるかと思われます。ですが実際の実績はどうなの?ってなりますよね?ですので、少しだけですが事例についても話していきたいと思います!

1.金融業界

金融業界は単純作業でかつ金銭面を取り扱うため、業務自動化ツールを取り入れたいと思う企業は多いです!そのため、RPAツールを取り入れることが多いです!それもあって、大手銀行こと三菱東京UFJ銀行では20種類のRPAツールのおかげで累計2万時間の業務削減をすることができました!また、楽天カード会社はRPA導入により4分の1にまで作業を短縮することができただけではありません!アナログでの分析をRPA導入でより精度の高い分析ができるようになりました。

2.メーカー業界

メーカー業界の場合、製造作業や受注入力、競合製品情報収集、交通費申請など事務作業もたくさんあります!そのため、RPAを導入する所は多いです!事例としてはサッポロビールの場合、RPAにより削減できた時間数は年間で約5700時間、削減できたコストは約1100万円です!また、信州ハムの場合RPAのおかげで。100社のデータ収集をすることができました。そのため、人を募集することなく業務を終わらせることが出来ました。

具体例は中小企業ではなく、大手企業の一例となりました。しかし、大手企業でここまでの実績があるのならば中小企業も実績はあってもおかしくないです。現に具体例には書けませんでしたが他の業界でも、成功している所は沢山あります!

まとめ

いかがでしたか?政府から「働き方改革」だなんて言われてしまうと対応しないといけないってなりますよね?まあ、政府に言われなくなって労働時間の問題やら抱えてて、悩んでいる企業もありますけどね。そんな時一体何で解決したらいいのだろうと中小企業の経営者は考えると思われます。人もいないし雇えられないし。そんな時、解決してくれるのがRPAツールです!単純作業を何もかもしてくれるだけでなく、人間の価値も高めてくれる。いい所がたくさんあり魅力的です。ですので、「働き方改革」ということを考えている企業はぜひRPAツールを使って解決してみてください!もし、この記事を読んでる人でまだ自分の会社に取り入れてないと思った人は是非提案するといいでしょう!最後まで読んでいただきありがとうございます。

りかちゅう