楽市楽座から学ぶ!経済対策

どうも、りかちゅうです!皆さん楽市楽座という言葉はご存知ですか?おそらく、知っている人もいれば知らない人もいるかと思うので簡単に説明すると戦国時代に行われた政策の1つです。政策の内容としては経済を回すために関所の廃止や税金を免除したことです。あっそ。いきなりどうしたんだよって?いや、楽市楽座から経済面で学ぶことがあるのかなと。実際に信長は経済効果をもたらした訳ですし参考にする点があるのは事実ですし。ということで、この記事では楽市楽座からどう経済効果をもたらしていけばいいのかについて話したいと思います!

楽市楽座の政策内容と目的

前置きでも楽市楽座について簡単には話しましたがどのようなものかの詳細やあんぜ信長がその政策を行ったかについて話してはいないのでまずはその話からしたいと思います!

楽市楽座とは?

楽市楽座とは、戦国時代から安土桃山時代に領地内の商工業を活性化させることで城下町を繁栄させるための経済政策です。ちなみに、楽市楽座の「楽」とは、自由な状態にするという意味があります。また、「市」は市場を意味し、「座」は同業者団体を意味します。つまり、商売をするのにかかっていた税金を免除し、座という商工業者団体の持っていた特権をなくすことで誰でに商売することができるようにした政策であるということです。

楽市楽座を行った目的

日本で初めて行われた楽市楽座は、1549年です。近江の戦国大名だった六角定頼が発令したそうです。ただ、楽市令のみでした。その後1566年に駿河の戦国大名だった今川氏真が六斎市を楽市にすることを命じています。では、楽市楽座両方やったのは誰なのか?それは信長です。信長ははじめに美濃の加納に対して楽市楽座を発令しました。その後、近江の安土や金森にも出すなり、自分の支配している大名たちに実行されるように促しました。やはり信長だけあって実行できる範囲は広いです。

もちろん彼らの目的は「経済的な目的」と「政治的な目的」ですね。経済的な目的は城下町を活性化させで自分の領地を豊かにすることです。自由にするとみんなして商売がしやすくなります。そうすると領地全体が豊かになり、徴収する税金が増えます。また、領主権を確立することですね。中央の貴族や寺社と結びついて特権を得ている座は大名にとっては統制できずに不都合です。ですので、楽市楽座で座を排除すれば領主権を確立できるようになります。

市とは?

先ほど「市」と「座」について軽くは話していますが、詳しくは話していないので、「市」と「座」の詳細について話したいと思います!まずは「市」から!

1.市の変化

市とは市場のことです。日本では、物々交換の時代から市が開かれていました。それから律令制度ができ、都の東西に市が置かれたことで国家によって管理さるようになりました。ちなみにはじめは特定の場所以外での商売は禁じられていましたが、主要な地域では定期的に市が開かれるようになっていきます。それもあって平安時代には月3回の三斎市も開かれました。

2.市の発達

市が発達しだしたのは鎌倉時代です。農業や手工業が発達して農産物や手工業品の取引が増えてきたことで定期市も盛んになり、月3回から月6回の六斎市が開かれるようになります。また、それから商品を扱う市だけでなく、特定の商品を扱う市が発生しました。それによって江戸時代になると問屋や仲買の専門が表れ、セリや入札などの競争取引が行われるようになりました。

座とは?

「市」について話したので次に「座」について話したいと思います!

1.座の構成とは?

商業が盛んになったことで京都の西陣や、博多の絹織物の産地品や刀や農具を造る鍛冶・鋳物業も盛んになりました。それで、芸能や手工業に携わる人々を職人と呼び、彼らのような人々が同業者団体こと「」を作っていったのです。「座」の規模に関しては通常は数十人程度だったそうですが、200人位の大規模なものもあったということです。いわゆる組合みたいなものと考えればいいかと思われます。

2.座の特権

「座」は荘園を管理する公家や寺院などに座役というお金を納めることで様々な特権を与えられました。それは公家が支配する地域での、原材料調達や製品販売の独占権や、関所を通る時の関銭の免除、地域内で商売する時の税金免除などです。要は座が独裁する権利やいい待遇を受けられるということですね。

3.座が要ることでの被害

座がいたことで座に属さない団体の市での商売を認めないなど自由に商売ができなくなりました。また、市での価格統制をするなどの被害がが目立つようになっていきました。また、「座」が独占商売により力をつけていくことは、統治をする戦国大名にも被害ふがありました。

楽市楽座を行ったことでの経済効果

楽市楽座を主なったことでの経済効果は商売がしやすくなったことです。現代で言うメルカリなどネット関係のフリーマーケット含め、出品手数料が高かったら出店数は減り、取引量とや種類も減ります。それを防ぐために「楽市」によって市場税を免除し誰でも自由に参加できるようにしました。また、「楽座」により「座」がなくなり新しい商人が参入するようになったり、関銭がないことで自由に取引ができ、流通しやすくなったりしました。そのため国が活性化し、領国内全体も活気づきました。

楽市楽座から学ぶ経済対策

以上が楽市楽座の経済対策です。では楽市楽座は昔の話ですが、今の時代に置き換えた経済対策とはなにか?今から話したいと思います。

城下町の繁栄

楽市楽座をから学ぶ経済対策としては企業や消費者が経済を回しやすくすることですね。楽市楽座に関しても商品を出品するための手数料をなくしたことで商人は物を出品しやすくなりました。また、関所の手数料もなくしたことで物の流通もよくなりました。このように、手数料というものをなくしたことで商売は繁盛し城下町は繁栄しました。

今の時代に置き換えたら?

では今の時代に置き換えるとしたら何か?それは税金ですね。商売関係の税金を減らすか廃止するのが妥当です。それはどの税金か?代表例ですと消費税ですね。消費者からしたら消費税が増税すると負担額が上がり、購買意欲が下がります。特に単価の高いものほど購買意欲は失います。この流れを見ても分かるように消費税なんてない方が人は物を買います。

一方、楽市楽座のように企業側にもメリットはあるのか?あります。実は消費税って間接税で納税する際の名義は出品者側こと企業なんです。そのため、企業側が赤字であったとしても払わないといけないので増税されると企業側も負担になります。このように両方の立場を考えると消費税はなくした方が流通が良くなり、経済が回りやすくなります。

※消費税の減税や廃止をするメリットに関してはこちらの記事を見てください。

消費税を減税またはゼロにするメリット

まとめ

消費税を増税すると景気が悪くなると言われているのにもかかわらず増税しか視野にない政府を見たときに楽市楽座の存在を思い出しました。歴史から学べるものがあるかなと思ったので。楽市楽座のことを書いてて思うのはどこかが独占したり、無駄に手数料を取ったりするのはお金が回らないことですね。むしろ、なしにしてお金を回したのが楽市楽座ですしね。

それで、何が言いたいかといいますと歴史から参考にして経済を回していった方がいいってことですね。このままでは国力は低下してしまいます。そうならないためにも楽市楽座の仕組みをおさらいしてほしいなと思っています。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう