雇用のためのコストってどれくらい?

どうも、もりかちゅうです。就活やら転職活動の時って自分の行きたい企業のことを一心に考えて面接対策をしているでしょう。その際に企業が1人あたりを雇用するのにいくらかかっているのかを考えたことはありますかね?なんでそんな質問をしているかというと実はそのことが把握出来るようになったら人を採用するのにとある黒い話を理解できるようになります。そんなこと知る必要あるのって?もちろんあります。理由は簡単で企業側の目線こと黒い話を知ることによって採用の仕組みを詳しく知ることができるからです。では一体どのような仕組みがあるのか?この記事にて話したいと思います!

雇用コストの種類教えて!

雇用コストと言われても色々なものに分類が出来ます。例えば採用コスト、保険料など。ということでカテゴリー別に解説したいと思います。

1.採用コスト

採用するにはお金がかかります。無料じゃないのって。いやいや、求人広告とか会社がお金払ってるんですよ。ということで各項目ごとで説明していきますね。

求人広告

リクナビ、マイナビ、エン転職色々あります。費用としては月額で30万から100万くらいが相場ですかね?もっと高い所もあります。ですので10人採用できたら1人あたり3万から10万です。逆に1人しか月で採用できなかったら30万から100万となります。ですので、多く採用できた方がコスパはいいです!

人材紹介手数料

人材紹介を介して募集している所は人材会社に紹介料を払わないといけません。相場は理想年収の30%から40%ですね月収30万でボーナスが基本給2カ月分が2回と設定すると年換算した場合、360万と108万なので468万となります。そこから30%40%ですと140万から187万円ですね。そう考えると相当高い気がします。

説明会の会場費や案内費

採用するにはどこかで説明会なり面接をしないといけないですよね。社内でやるならそのコストはかからないですが場所を借りるとなると場所代はかかります。それ以外にも案内費。パンフレットや動画などお金がかかります。ただ人に依頼するか、自分達でやるかで金額が変わってくるのでピンキリってところですね。

給料

これは王道ですね。雇うとなると給料は払います。ですので月収30万なら30万は絶対に必要ですね。

2.業務に必要な用具

採用して内定となった場合、業務に必要な用具も用意しないといけません。パソコンやデスク、業務用携帯、その他もろもろ。既存であるならコストカットは出来ても通信費はその分かかります。そう考えると少なくとも10万くらいは見越した方が妥当でしょう。または、それ以上にすることもあります!これもこれで会社によるでしょう。

3.保険料

これは必須ですね。保険料。健康保険料や厚生年金保険料は企業と折半です。他にも労災保険料や雇用保険料などがあります。これらは別記事で話すので割愛致しますが、一般事業で月収30万、ボーナス2か月を2回の人の場合は会社はこの額を負担します。

健康保険料 14,865円

厚生年金保険料 27,450円

労災保険料 1365円

雇用保険料 2340円

この4つを合計すると46020円です!

4.福利厚生費や養育費

福利厚生費や養育費はどの会社でもつきものです。社内旅行代、研修費、ウォーターサーバー代、住宅手当など様々あるかと思われますが。そのような費用もバカにはならないです!特に社員旅行代なんてお金は高いはずですよ。

合計するといくらくらいになるの?

月収30万でボーナスが基本給2カ月分が2回の人を具体例にしましょう!月収30万の人の場合はざっくりこんな感じです!

月収 30

求人広告代または人材紹介代 30万〜187

保険料 4.6万円

業務に必要な道具 10万以上

福利厚生費 月額2.8万円

このような統計から見ても安くて約80万、高くて約240万ですね。会社にもよりますがこの間で動くでしょう。

入社後の費用はどんな感じ?

今後の費用とはもし1人の人間が働くとなった時の費用です。内訳は月収、保険料、1人あたりの光熱費と家賃代、福利厚生費などです。もし月収30万の場合でしたら月約55万から60万くらいかかると思っといた方がいいですね。これを年間で換算すると660万から720万になります。さらに、ボーナスや退職金代がある場合はボーナス代や退職金代もありますので年間最低でも年間800〜900万円以上の出費を会社がすることになります。

福利厚生費やボーナス代、退職金の有無などは会社次第なのでアバウトな額です。

初期費用と月額料

思っている以上に1人あたりにかけてるお金は高いですよね。では車のローンのように例えるなら初期費用が安くて80万、高くて240万で月額が67万から75万となります。会社からしたら自分の懐からこの額が飛んでいく故に痛いと思うことはあります。

この話と面接何が関係するの

とある黒い話の正体です。はっきり言いますが採用する企業側はコスパの良い人が悪い人かを見抜いています。もちろんそれだけではなく人間性やスキル面なども見ています。ただ根底はコスパの良い人か悪い人かで判断しているということです。この人がうちの会社にいればきっと会社の利益として使えそう。もしくは利益にならない。なら採用しないみたいな感じです。これは営業などの直接部門なら長期的に稼いでくれる人、総務や人事などの間接部門ならばテキパキと効率よく管理してくれる人を雇うみたいな感じですね。

私のような会社員に向いていない人はハイリスクハイリターンなので門前払いそのものですけどね。たしかに、会社は学校と違ってお金を得て働くというのが前提だからこそコスパうんぬんという考えはあるのは当然です。ただこいつコスパ良いかな、悪いかなみたいな判断で面接しているとなると採用される側はなんかゲスいなとはなりますよね。ですが、これが現実です。だから、早期離職や転職回数が多い人を嫌がるのです。早期離職や転職回数多いと沢山費用かけたのに稼いでくれないという印象を与えますからね。詳しくはこちらを見てください!

日本が早期離職や転職が多いと不利になる理由

会社員向いてない私から思うこと

社会不適合者のクズ発言にはなりますがコスパが良さそう、悪そうみたいに買い物扱いするなって感じですね。採用するのに。お金はかかることは重々に分かりますが。まだみんなが理想とする会社や面接とかきちんとしてる会社なら別にそんな気持ちにはなりません。お互いが幸せになるようにという考えがあるかと思いますし。ですがネガティブな理由で離職率の高い会社がコスパうんぬん考えるなら自分の会社はどこを改善したらいいかとか考えたらと思います。落ち度は会社にも絶対あります!

まとめ

いかがですか?生々しい話にはなりますがこれが現実ですね。会社ってかなりのお金を1人あたりにかけているんです。ですが、こういうのってなかなか実感しないからこそこの記事で書いてみました。おそらく、営業なら月に60万以下しか稼げない人材がいたら会社からしたら負担そのものです。一方、間接部門の方はより直接部門が稼げるようにしないと戦力外扱いですね。

仕事が出来てない人からするとプレッシャーのかかる話ですが会社とはそういうものです。会社の利益になるようにご奉仕するって感じです。特に日本はこのような考えが強いですね。だからこそ、人を雇うのにかかる費用は月にかかる費用は知っといていかないといけないです。なぜなら会社が業績上げろ、貢献しろというのは人件費が高いからです。ですので、この記事のことは忘れないでいて欲しいです。おそらく入社前も入社後に関わってくる話ですから。以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

りかちゅう