どうも、りかちゅうです。日本に住んでいる方で日本って給料安くないって思うことはありませんか?なんか働いてても結局これだけかよと。また、額面と手取りの額とのギャップを感じる人もいるかもしれません。確かに、このような話は主観的ではあるちゃあります。ですが、日本の給料は安いとは言われています。実際にそのようなネタは話題にされていることにはされています。では、なぜ日本は給料が安いと言われてしまっているのか。この記事にて話したいと思います!
※あくまで先進国なのに給料が安すぎという話です。
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日本は本当に給料が安いのか?
確かに日本は給料が安いと思っている人もいますし、安いとも言われています。ですが、これは統計的にはまだ話していません。ですので、まずは統計的な部分で日本の給料は安いのかから話したいと思います!
1.賃金上昇率
まずは賃金上昇率ですね。実力がないと給料は伸びないのは事実であるものの実力があったとしても日本は上昇率は非常に低いです。こちらの統計を見てください!
こちらの統計はOECD(経済協力開発機構)加盟諸国のうちGDPの多い13ヵ国の1994年~2018年までの賃金上昇率です。日本だけがなんとマイナス4.54%です。どう考えても日本の給料が安いなって思ってしまっても当然だとみなされる数値です。伸び率30%のメキシコと比べてしまうと雲泥の差と感じてしまいますね。ただ、一応、アベノミクスの影響で2012年~2018年の賃金上昇率は2.9%にまで上昇しました。詳しくは下の図を見てください。
だからって低いことには低いですね。GDPはドイツやイギリスとは規模は近いのにもかかわらずここまでの差があるのは異様とは言っても過言ではありません。
※統計に関してはこちらの記事を参考にしました。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00067/030600024/
2.賃金の伸び率
次に賃金の伸び率ですね。日本は何年賃金は伸びは着実なのか?こちらの図を見てください!
着実ではありませんよね。むしろ停滞しています。長くなるので詳しくは話しませんが、昔よりも物価は上がっているのにもかかわらず賃金が伸びないのはやばいですね。韓国なんて年々上がっているのにもかかわらず日本はどうなのよって感じですね。ちなみにOECDの加盟国の中でいうと日本は35ヵ国中19位だそうです。しかも、物価は上がってるのに伸びてません。その話はこちらに書かれてます。
※統計に関してはこちらの記事を参考にしました。
https://toyokeizai.net/articles/amp/324061?display=b&_event=read-body
日本の給料が安い理由
このように日本の給料は世界的に比較しても安いのは事実ではありますね。では本題でもあるなぜ安いのか?今から話したいと思います!
1.クビにできない法律
日本って労働基準法で不当なまでに会社員をクビにすることは出来ないんですよ。どういうことかと言いますと日本は実績や戦力となってないからってクビにできないということです。会社って人件費がかかっていまして会社員は人件費以上に貢献しないと会社は元取れません。それもあってアメリカは戦力にならないならクビにします。ですが、日本は法律上そういうわけにはいきません。そうなると貢献してない人にも給料を払わないといけません。
となると会社はある意味お金を無駄に使うことになってしまいます。要はその無駄なお金をカットすれば還元できるのにできないのもあって給料が安すぎとも言われてます。
2.取られるものが多い
みなさん手取りと額面という言葉はご存知でしょう。簡単に言うと自分達のお金になるのは額面の年収ではなく控除されて引かれた手取りの額ということです。日本の場合その額が高いちゃ高いです。保険料や厚生年金料等々があるからこそ。また、年収が高くなればなるほど手取りと額面の差額が相当大きくなります。場合によってはあまりに年収が高いと年収40%取られます。となるとなかなか年収が伸びる環境にはないですよね。むしろ、税金で取られます。これもこれで原因の一つです。給料の仕組みに関してはこちらの記事を見てください!
3.製造業ベースが残ってる。
日本は高度経済成長のときに製造業でささえられました。それもあって個性の力や才能に重きを置くというよりもチームの力を大切にします。そうなると天才的な能力を人材がいても会社にはその個人の給与を上げたい動機をが持ちにくいのです。要は平等主義が蔓延して個人の才能があるからその人に報酬を多くあげようみたいにはなりにくいとうことです。
他にも要因はあるかと思われますが割愛させていただきます。
給料が低い場合の悪影響
給料が低いとなると悪影響を及ぼします。高すぎも高すぎで悪影響はあることにはあるんですけどね。そんなことはさておき、どんな悪影響があるのか?
1.人は消費をしなくなる
人間ってお金があるから贅沢ができますよね?となるとお金がなかったら贅沢なんてしません。まだ、インフラ関係や食費など日々の生活にはお金をかけることでしょう。ですが、旅行やお出かけ、カラオケ、映画など生活で絶対に必要だというものでなければお金をかけようという考えはしません。そうなってしまうと日本の消費量というものが減ってしまいます。
2.打撃を受ける業界が続出する
打撃を受ける業界とはどの業界なのか?それは生活として必需品ではないサブのサービス業です。人間ですから、優先順位というものはあります。その際に先ほど述べた旅行やお出かけ、カラオケ、映画などはお金をかける順位としては後回しです。そうなるとそのような業界は利益を得ることはできないですよね?これは大ピンチです。おそらく、倒産してしまう業界が発生するでしょう。
3.生活が困難になる
先ほども述べたように物価は上がっています。昔の方が物価は安かったです。そう考えると賃金の伸び率が停滞してるってどう考えてもやばいですよね?必要品ですら買うのにお金がかかってしまうとなると収支バランスが支出の方が大きくなります。これでは生活が困難になりますね。
4.やめられない止まらない!デフレ・スパイラル
デフレとは物価が下がることではあり、物価が上がっているのはデフレではないのですがスパイラル的にはデフレです。デフレ・スパイラルとは人々の消費が減り、企業の利益が減る。それ故に企業は投資をしないことから給料や雇用者は減らされ失業者が増えることから経済が回らないということです。
このスパイラルと給料が安いというのは非常に密接しています。なぜならお金がないと人は消費しないからです。それでもってこの状況を打破しないといつまでもデフレ・スパイラルのような状況のままになってしまいます。
デフレ・スパイラルの詳細はこちらの記事を見てください!
※悪影響の詳細に関してはこちらの記事に書かれてます。
まとめ
たしかに、日本は給料安すぎは言われています。ですが、最低限保証されてはいるちゃいます。アメリカの場合は保険制度もないため貧乏人は医療費にお金はかけられません。日本のように給料安すぎとは言われなくても仕事のできない人はやっていけません。その点では日本は守られています。そう考えると難しいなぁとは思いますね。他国を比べてもデメリットはある。だけど、日本も日本で問題。ただ言えることとしては今のままでは経済は回りにくいです。ですので、経済を回すための対策は欲しいと思っています!以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。
りかちゅう